ACTUSが空間プロデュースした「リッチモンドホテル浅草」がリニューアルオープン
インバウンド観光客からの需要が高い浅草に、和の美意識と北欧の柔らかな佇まいが調和した宿泊空間をプロデュース
インテリア販売を行う株式会社アクタス（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：村田 謙）は、2025年12月1日（月）にリニューアルオープンした「リッチモンドホテル浅草」の空間プロデュースを担当しました。同ホテルは、アールエヌティーホテルズ株式会社（本社：東京都世田谷区 代表取締役社長：本山 浩平）が運営しており、2012年の開業から13年を迎えます。アクタスは、リニューアルのコンセプト立ち上げから空間デザイン、施工までを総合的にディレクションし、ホテル全体を刷新しました。
浅草の情緒とミニマルラグジュアリーが響き合う、特別な空間
訪日外国人に人気の浅草に建つ「リッチモンドホテル浅草」は、日本文化の要素を意匠として取り込みながら、上質で洗練された空間へと生まれ変わりました。
デザインコンセプトは、静寂と調和に満ちた「Minimal Luxury（ミニマルラグジュアリー）」です。国内外の観光客で賑わう浅草の街の喧騒とは対照的な、静かで洗練された上質な宿泊空間を提供します。加えて、浅草が育んできた歴史や職人文化に敬意を払いながら、現代の感性で再解釈し、客室やロビーを含む館内全体を刷新しました。
１｜ 伝統が息づく上質な空間
１階ロビーは、浅草の「今と昔」を重ね合わせた「OZ-尾頭-山口佳祐氏」の絵画を中心に構成。天井には浅草の灯り文化から着想した提灯格子を施し、柔らかい光でお客様をお迎えします。絵画前のベンチには、浅草の歴史的な建築にも用いられてきた神奈川県真鶴町産の小松石と、座面には黒皮風に仕上げた鋼材を採用。床はモルタル風タイルで仕上げました。木材と和紙、石と鉄といった異素材の対比によって、ほどよい陰影とエッジを加えています。
江戸時代から続く文化と現代が交差する、浅草らしい世界観を演出すると同時に、上質で落ち着いた空間で、お客様をお迎えいたします
■参道のイメージで客室へと誘う
各階のエレベーターホールでは、1階ロビーで用いた小松石を階数表示に採用しています。背景には、ロビーの絵画で使われている「一文字ぼかし」を取り入れ、ロビーの世界観と連動した、落ち着きのある空間を演出。床には浅草の石畳を想起させるカーペットを敷き込みました。客室へ続く廊下のカーペットは、浅草の路地の記憶が動線の中に溶け込むようなデザインとしています。
■ 和と北欧が調和した心地よいデザイン
客室には、和の要素を各所に取り入れました。手漉き和紙を活かしたアートや、空間を引き締める黒を効かせたチェアやテーブル、壁掛けのフック。これらが絶妙なバランスで調和し、上質で落ち着いたデザインを織りなします。
北欧デザインをベースに、日本の伝統工芸をあしらった客室
今回のリニューアルで客室（全128室）は、日本の伝統的な要素を取り入れながら、北欧らしいオーク材を基調としたデザインで、「和」と「北欧」が調和する洗練された空間に仕上げました。各客室にあったデスクを撤去し、代わりにベンチやソファを新設・配置。大型スーツケースで旅行する訪日外国人を想定し、収納スペースも確保することで、より広く快適にお過ごしいただけるよう配慮しています。
プレシャスコンフォートツイン（７～11階）／コンフォートツイン（２～６階）
ダブルルーム２室を連結し、ソファでくつろげるゆとりある広さを備えたツインルームを新設しました。北欧のミニマルさと日本の静謐さを融合させて、空間を構成しています。
客室入口は、手前を靴脱ぎスペースとし、奥のカーペット敷きと素材を変えて、靴を脱いでくつろげるスタイルを提案。照明には、日本の繊細な職人のクラフトマンシップにも通じる、柔らかなフォルムと緻密なディテールが特徴のバブルペンダントを選びました。ペンダント下には、デンマークを代表するソファブランド「eilersen（アイラーセン）」のソファを配置し、北欧の静かな上質さを添えています。
また、ベッドのヘッドボードには、日本古来のデザインである格子と障子をイメージし、優しい間接照明がリラックスできる空間を作り出します。テレビの下には茶器やお茶菓子をご用意し、工芸品に触れながらお茶を楽しむ体験をご提供いたします。７階以上の「プレシャスコンフォートツイン」は、浅草寺と五重塔、東京スカイツリー®を望む、浅草の借景を楽しめる特別な客室となっています。
プレシャスツイン（７～11階）／ツイン（２～６階）
縁側を思わせるワイドベンチを配した、ゆったりとくつろげるツインルームです。ワードローブはあえてボックスにせず、ハンガーラックを設置。軽快でミニマルな仕様とすることで、お部屋を広く、開放的に保ちます。また、ワイドベンチの下にはスーツケースを収納できるスペースを確保しており、荷物が多い場合でも客室を広く快適にご利用いただけます。
釘隠しの花形をモチーフとしたサイドテーブルに、アクセントカラーであるスミ色のラウンジチェアをコーディネート。ベッドのヘッドボード周りはシンメトリーデザインを用い、空間に折り目正しい雰囲気を与えています。カーテンは、高い遮光性と美しさを兼ね備えている、アクタㇲのオリジナルです。
プレシャスコーナーモデレート（７～11階）／コーナーモデレート（２～６階）
角部屋で、２面採光のダブルルーム。ベッド下を収納スペースとして活用し、室内をすっきりと広く使えるレイアウトにしました。窓際には北欧家具を象徴するブランド「カール・ハンセン＆サン」の「CH24（Y チェア）」を、ベッドサイドには国内外で愛される柳宗理デザインの名作「バタフライスツール」をコーディネート。名作家具に触れながら、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
プレシャスモデレート（７～11階）／モデレート（２～６階）
リニューアル前にあったデスクは撤去し、代わりにワイドベンチとサイドテーブルを配置したダブルルームです。客室の広さ、間取りに合わせて、ラウンジチェアやサイドテーブルをコーディネートしています。
＜ホテル概要＞
正 式 名 称：リッチモンドホテル浅草
Ｕ Ｒ Ｌ：https://richmondhotel.jp/asakusa/
所 在 地：東京都台東区浅草2-7‐10
ア ク セ ス：つくばエクスプレス「浅草駅」A1出口より徒歩 3分
東京メトロ銀座線「浅草駅」1番出口より徒歩 8分
都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口より徒歩 9分
駐 車 場：無
Ｔ Ｅ Ｌ：03‐5806‐0255
総 客 室 数：128室
＜運営企業情報＞
会 社 名：アールエヌティーホテルズ株式会社
Ｕ Ｒ Ｌ： https://rnt-hotels.co.jp/
設 立：2004年（平成16年）4月
所 在 地：東京都世田谷区桜新町一丁目34番6号
代 表 者：代表取締役社長 本山浩平
事 業 内 容：「リッチモンドホテル」「THE BASEMENT」等の運営
株式会社アクタスについて
「豊かなくらしとはただ消費を繰り返すことではなく、作り手の顔が見える製品とできる限り長い時間を過ごすこと」創業メンバーが残したこの言葉を現在にも受け継ぎ、1969年の創業以来、欧州のモダンインテリアをいち早く日本のマーケットに広めてきました。
アクタスはライフスタイルストアという独自の立ち位置をとり、“丁寧なくらし”というテーマのもと、永く使い続けることのできる良質なデザインのヨーロッパの家具、オリジナル家具、インテリア小物、アパレル、グリーンの提供までライフスタイル全般をサポートします。また、環境負荷を最小限に抑えたサステナブルなサプライチェーンを運営し、独自のサーキュラーエコノミー推進にも取り組んでいます。
＜事業内容＞
ヨーロッパを中心とした家具、テキスタイル、インテリア小物全般の輸入販売／物販店と併設した本格レストランおよびカフェの飲食業／オリジナルアパレルアイテム、インドアグリーンに特化した植物ならびに関連品の販売／全国主要都市のインテリアショップへの卸売／ハウスメーカー、マンションデベロッパー等への販売／各種大型施設（ホテル、公共施設、教育施設、オフィス）のインテリアデザイン、設計、施工
本社：東京都新宿区新宿2-19-1 BYGS新宿ビル 12階
公式URL：https://www.actus-interior.com/
アクタスコントラクト（対法人）事業について
アクタスのコントラクト部門は、様々な公共空間、商業空間の内装プランから施工、納品まで、案件ごとのマネジメント体制でアウトプットを行うプロフェショナル集団です。
具体的には、学校、図書館などの教育施設。劇場、美術館、教会、病院、養護施設などの文化福祉施設。ホテル、旅館などの宿泊施設。レストランやオフィス、スポーツ施設なども手がけています。最も強みを発揮する分野である大手ハウスメーカー、マンションデベロッパーに向けた住宅の内装提案やマンションモデルルームのコーディネイトは年間約100例にのぼります。
リテール事業で得たノウハウで、時代のトレンドをタイムリーにコントラクト物件に採り入れ、幅広い製造拠点や流通チャネルを生かした家具や什器の造作、オリジナル開発にも力を発揮しています。クライアントへは、このリテール事業とのシナジーを活かした付加価値の高い空間提案並びにサービスをご提していします。
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