【LIPS labo】「LIPSベストコスメ2023 上半期」受賞商品からみるトレンドの分析〜下半期に注目されるトレンドキーワードとは〜【2023年6月2号】

株式会社AppBrew

LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は、2023年6月1日(木)に発表となった「LIPSベストコスメ2023 上半期」の受賞商品などから上半期のトレンドを振り返る、これからの下半期のトレンドキーワードを独自に調査・分析しご紹介した、LIPSウェビナーをレポートします。

  • 1、「LIPSベストコスメ2023 上半期」のウェビナーを実施しました

2023年6月1日(木)に発表となった「LIPSベストコスメ2023 上半期」。

■「LIPSベストコスメ2023 上半期」特設ページ
https://lipscosme.com/bestcosme/2023/half


6月15日(木)に受賞商品はもちろん、今年より新たにリリースされた「LIPS月間トレンド賞」やLIPSのインフルエンサー集団・Project LIPSへのアンケートなども含めた調査・分析による上半期トレンドの振り返りと、下半期のトレンドキーワードをご紹介するウェビナーを実施しました。


  • 2、【上半期のトレンド】マスク緩和の兆しを受けて、リップ・チークメイクが盛り上がる!

■「LIPSベストコスメ2023 上半期」プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000018721.html


「LIPSベストコスメ2023 上半期」では、新作大賞1位3位にプランパー効果のあるリップグロス、2位にはチークとしても使えるニュアンサーハイライトがランクイン。

過去5年実施してきた「LIPSベストコスメ」の歴史の中で、大賞1〜3位にアイシャドウやマスカラなどの眉目系アイテムのランクインがなかったのは初めてのこととなります。

昨年下半期頃から、全顔メイクのトレンドが戻ってきましたが、今注目の「水蜜桃(スイミツトウ)メイク」など、2023年はリップやチークが主体となったメイクが話題になることも多く、リップ・チークアイテムの人気に拍車をかけたのではないかと推察。


LIPSユーザーのクチコミを分析した結果、
・ツヤ感
・立体感
・ぷっくり感

といったワードが、昨年比で2倍になっている点も注目です。


これまでのリップカテゴリのバズ商品を振り返ると
・KATE「リップモンスター」
・kiss「リップアーマー」
など、「落ちにくさ」を強みとするアイテムに支持を集まっていたように感じます。


それが2023年に入りマスク緩和の兆しをうけ、「落ちにくさ」よりも、マスク生活の中ではなかなか手に取れなかったような「質感(ツヤ感)」や「特長(立体感、ぷっくり感を演出してくれる)」をもつ商品への注目が戻ってきたのではないかと分析しました。

中でも、新作大賞1位を獲得したDior「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」は、ブランドを象徴するアイテムで、今回のリニューアル発売前からLIPSユーザーの間でも話題に。リニューアルでさらに注目を浴びました。


それに加え、マスク緩和の兆しを受けての全顔メイクのトレンド復活と、リップやチークの人気再燃といったトレンドにもマッチし、圧倒的な支持を集めたのではないかと推察しています。


リップに求めるものが変化したという点が、上半期の最も大きなトレンドであったと言えるのではないでしょうか。


  • 3、【カテゴリ別】上半期の振り返りと下半期のトレンドキーワードとは?

上半期の最も大きなトレンドを振り返りましたが、次のセクションでは
・ポイントメイク
・ベースメイク
・スキンケア
・ヘアケア

の各カテゴリで上半期トレンドの振り返りと下半期のトレンドキーワードを予測。各カテゴリごとのトピックをご紹介いたします。


3-1、【ポイントメイク】肌に溶け込むシアーな色味が人気。下半期は寒色系に注目

リップでも粘膜色が人気なように、ポイントメイク全体を見ても肌に溶け込むような淡い・シアーな色合いが人気を集めた印象です。

パウダーアイシャドウ部門1位を獲得したエレガンス「エタンセル アルモニーアイズ」をみても、グリーンやオレンジ、ピンクといった鮮やかなカラーのラインアップでしたが、クチコミを見るとシアーで肌なじみの良い点に満足されているユーザーが多かったのが印象的です。


色という点で、LIPSのインフルエンサー集団・Project LIPSのメンバーに「これから注目しているカラー」について調査したところ、


・ブルーやライトグリーンといった寒色系
・スモーキーカラーやくすみカラー
・白みを感じさせるミルキーカラー


が挙がりました。くすみや白みといったニュアンスを感じさせるカラー、ミルキーなグリーンや、暖色カラーのくすみや、また逆に寒色カラーにくすみ感や白みを感じさせるカラーが人気が出そうと予想しています。


すでに秋冬新色のラインアップや限定色に使いやすさがアップした青ラメを配合したアイテムや寒色系のアイテムも見受けられることから、どういった形で広がりを見せるか注目したいところです。


とはいえ、現状の淡い色のブームは根強く人気の傾向もあるので、肌なじみの良さというのは変わらず求められる部分もあるのではないかと感じます。


また別軸となりますが、今年3月の発売直後から大きな話題となり、ベストコスメでも多くランクインした『&nd by rom&nd』の人気のひとつでもあった"ミニサイズコスメ"という点にも注目。


おでかけ需要が増えるこれから、ミニバッグやポーチに忍ばせやすい"ミニサイズコスメ"には、ますます注目が集まってくるのではないかと注視しています。


3-2、【ベースメイク】素肌になりすます、エフォートレス肌がこれからの気分?

ベースメイクでは上半期でも剤形問わずツヤ肌を叶えてくれるアイテムが人気ですが、セミマットな仕上がりになるアイテムもランクインしている点から、人気の傾向はツヤ肌一辺倒ではなく、セミマット〜マット肌のアイテムもこれから支持を集めていきそうな兆しを感じています。


仕上がりのトレンドではツヤ肌とセミマット肌が混在している印象ですが、下地の進化にあわせて元の肌の質感に近い、いわゆる「素肌っぽい肌」への需要がじわじわ増えてきているのではないかと推察。


実際に、Project LIPSのメンバーからも非常に近い意見が集まりました。

「これからなりたい肌は?」という質問に対して、 「素肌そのものが美しくなったような、薄づきなのにカバー力のあるエフォートレスな肌」と回答した方が約4割という結果に。


「エフォートレスな肌」は、手軽という意味ではなく、「作り込んでいると感じさせない」のがポイントです。 ニキビやシミなど、肌の気になる点はしっかりカバーしつつ、乾燥しやすい下半期の季節的要因も含めてスキンケアのように使えるアイテムに人気が集まるのではと予測


例えば2020年にブームとなった通称"諭吉ファンデ"SUQQU 「ザ クリーム ファンデーション」のような、スキンケア成分を贅沢に配合したクリームタイプや、ジェルタイプのようなファンデーションなども人気が復活するのではないかと予想しています。


3-3、【スキンケア】ユーザーがこれから注目したい3つの成分をチェック!

スキンケアに配分されている成分への認知が高まったことで、


・CICA
・レチノール
・ビタミンC


といった成分が配合されたアイテムが多くの話題を集めてきました。
成分を意識する傾向は今なお引き続き定着しており、Project LIPSユーザーのアンケート調査では、「昨年(2022年)に比べて、商品に配合されている成分を意識して商品を購入するようになりましたか?」という質問に対し、過半数以上が「意識してスキンケアを購入している」と回答。


まだまだ配合した成分を訴求してのプロモーションなどは大きなカギとなりそうな予感。実際に注目している成分を聞いてみたところ、


・パンテノール
・ガラクトミセス
・フラーレン

の名前が挙がりました。


いずれもエイジングケアとしてアプローチする成分である点に注目。エイジングケアを若いうちから取り入れるという考えが浸透してきていることがうかがえます。


また、成分を意識するという人は増え続けているので、今後スキンケアは値段よりも、成分で選ぶと考え方がますます定着する予感です。


3-4、【ヘアケア】おうち美容でヘアケアの投資額が上昇。これからも投資額は増える予感

株式会社ヤマサキの調査によると

コロナ禍前と現在でヘアケアアイテムにかける「費用が増えた」と回答した方(※3)の約9割が「1,001円以上増えた」と回答した結果に。
1ヵ月あたりの増えた金額について、「1,001円以上増えた」と回答した人は約9割。中でも「1,001円~2,000円」(34.2%)が最も高く、次いで「2,001円~3,000円」(17.8%)という結果に。今まで使っていたアイテムから新しいアイテムに切り替える、もしくはアイテムをプラスワンするには「1,001円~3,000円」という金額は挑戦しやすい価格帯であることから、高価格帯であるサロン専売品にチャレンジするのではなくドラックストアやバラエティショップなどで購入でき、気軽に試すことができるヘアケアアイテムが購入されていると推察される。

調査方法:インターネット調査

回答者:20~40代女性364名

調査期間:2021年12月3日~4日

https://www.atpress.ne.jp/news/295837


と、コロナ禍より前と現在で、ヘアケアアイテムにかける「費用が増えた」と回答した方が多いことが分かります。


シャンプー・コンディショナーについてはもちろんのこと、そのほか2016年に話題になったダイソンのヘアドライヤーのように、ヘアケアガジェットや+αのアイテムが注目を浴びるのではないかと予想しています。


Project LIPSのアンケートからも
・髪の先行美容液が気になる
・超音波トリートメントが欲しい、使用している

という声がありました。


実際にバイネームで商品名が上がった、コスメデコルテ「AQ ブースティング トリートメント ヘアセラム」やヤーマン「超音波トリートメント シャインプロ」に続く、新たな注目アイテムが登場するのではと考えています。


またここまでの高価格帯ではないとしても、LIPS月間トレンド賞2023年6月 ヘアケア部門1位を受賞したHAHONICO「美容師さんが考えた髪のためのタオル ハホニコ ヘアドライタオル マイクロファイバータオル」も「欲しい!」という声が多く、このような髪にまつわるアイテムも下半期は注目されるのではないかと予想しています。


  • 4、最後に

本ウェビナーでは「LIPSベストコスメ2023 上半期」の受賞商品をメインに、新たなアワード「LIPS月間トレンド賞」や美容感度の高いLIPSのインフルエンサー集団・Project LIPSへのアンケートなど、多角的な視点から、上半期トレンドの振り返りと、下半期のトレンドキーワードをご紹介いたしました。


脱マスクの傾向からこの下半期はまた新たなトレンドが動き出す予感。LIPS laboでは引き続きトレンドの「今」と「これから」をユーザー調査や投稿などから分析していく予定です。



  • 引用時のお願い

本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載お願いいたします。
例:「『LIPS』による調査」「『LIPS』調べ」など


  • LIPSについて

2017年1月にサービスをローンチし、2021年には「コスメ・メイクのクチコミ検索アプリダウンロード数No.1」(出典:App Annie 日本国内 iOS & Android、合計:2021年1月〜12月)を記録。2022年10月には「なりたい自分を、もっと自由に。」のコンセプトを体現するロゴへリデザイン。性別・世代を問わず、メイクや美容を通じて個々人の「幸せ」や「なりたい姿」を自由に追求できるプラットフォームに。さらに2023年1月には累計1,000万ダウンロードを突破。メイクやスキンケアに関する商品レビューやユーザー間コミュニケーション、人気ランキング、新商品情報やプレゼント企画など様々な機能やコンテンツを無料で提供しております。

  • 会社概要

 社名:株式会社AppBrew
 所在地:東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル4階
 代表取締役:深澤雄太
 事業内容:美容プラットフォームアプリ「LIPS」の企画・開発・運用
 LIPS(iOS):https://apple.co/2Q4XoTL 
 LIPS(Android):http://bit.ly/2zfUGAT 
 LIPS(WEB):https://lipscosme.com/ 

  • お問合せ先

株式会社AppBrew PR担当
TEL:03-3868-3329
FAX:03‐3868‐2366
Email:pr@appbrew.io

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URL
http://appbrew.io
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル 4F
電話番号
03-3868-3329
代表者名
深澤雄太
上場
未上場
資本金
16億1000万円
設立
2016年02月