HACARUS、ヴィスコと技術連携

AIとルールベースのハイブリッド検査で製造業の自動化を推進

HACARUS

2024年1月22日 14時00分

　「次世代の『はかる』をあらゆる産業に」をミッションとするAIソリューション会社株式会社HACARUS（本社：京都市中京区、代表取締役CEO：染田貴志）は、ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：足立秀之、以下、ヴィスコ）と技術連携し、製造業の検査の自動化推進に向けて共同で取り組みを開始します。

◾️連携による取り組み

１）ヴィスコの画像処理検査装置に、HACARUSのAI外観検査ソフトウェアを連携

ヴィスコの画像処理検査装置 VTV-9000 シリーズに、HACARUS Check AIソフトウェアをアドオンします。HACARUSのライセンスをご購入いただくとすぐに使用でき、スムーズにAI外観検査の立ち上げが可能です。

２）共同マーケティングの実施

展示会、セミナーなどのマーケティング活動を共同で行い、お客様の検査ニーズに応じた最適なシステムの提案力をより一層向上します。

VTV−9000

VTV−9000 HACARUS Check AIソフトウェアアドオンUI

◾️連携による提供価値

１）AIとルールベースからワークに最適な検査を選択

AIとルールベースのハイブリッド検査で、両社が持つ機能を補完しあいながら強化します。

お客様はワークに最適な検査を自社で選択できるようになります。

２）検査対象の拡充とAI外観検査のスムーズな立ち上げ

ヴィスコが得意とする高精細な検査、極小部品の検査までラインアップが幅広くなります。画像処理に必要なカメラ・レンズ・照明、照明コントローラー、通信環境を搭載したハードウェアに、お客様はAIソフトウェアをアドオンするだけです。検査に必要な環境をすぐに構築し、AI外観検査のスムーズな立ち上げが可能です。

３）自社内でAIの性能検証を完結し適用可否を判断可能

VTV-9000コントローラー内で検査（AIの推論）が可能になり、お客様自身でAIの性能を検証し、調整しながら実際の検査への適用可否を判断することができます。

◾️背景

両社は、製造業の人材不足という課題解決のため、人間が行う目視検査を再現し、製造工程検査の自動化に取り組んでいます。

ヴィスコのVTV-9000シリーズは、すでに70以上の検査ツールを搭載し、あらゆる工業製品の検査用途に対応できる汎用性、特定の分野に適合する高い専門性を兼ね備えています。

今後は、自動車業界の厳しい検査要求への対応を強化するため、HACARUSのAI技術と連携し、お客様に最適な検査を提案する考えです。

■HACARUS Check AIソフトウェアについて

https://check.hacarus.com/ja/aisoftware/

少量・良品・高速学習を繰り返し行えるAI外観検査ソフトウェアです。良品を数十枚、数分でAIに学習させることができ、色や形が経時的に変化するワークでも過検出を抑えて検査が可能です。

HACARUSのAIは、大量の学習データが必要なディープラーニング（深層学習）と比較して、少量のデータから特徴を抽出し、高精度の運用ができるため、費用や時間を抑えつつ、システムの構築、運用が可能です。

ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社について

ヴィスコ・テクノロジーズは、画像処理のエキスパート集団。

私たちが提供するのは「ヴィスコ・ソリューション」。

画像処理検査装置を販売するだけではなく、

光学系の選定から、設定アドバイス、アフターフォローにいたるまで

「ベスト・ヴィジョン・パートナー」として、一貫したサービスを提供いたします。

本社：東京都港区海岸1-11-1 ニューピア竹芝ノースタワー20F

設立　　　：2003年8月

代表取締役：足立秀之

https://www.visco-tech.com/

株式会社HACARUSについて

『次世代の「はかる」をあらゆる産業に』をミッションとし、少ないデータで、抜本的な問題解決につなげる「AIソリューション」を提供しています。2014年の設立から数多くの企業の問題解決に貢献してきた経験と独自の技術力で、人の知見を資産化し、オペレーションの効率化・省人化を成功させます。データの取得から既存システムとの連携までを一貫して支援し、人間とAIが共存する未来の実現に取り組んでいます。

事業の柱の一つは製造業のスマートファクトリー化を推進する AI ソリューションの開発で、AI外観検査システム「HACARUS Check」シリーズのお客様導入を進めています。