Withus News Letter vol.2 【2025 November】
読者の皆さまへ
平素より格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
株式会社ウィザスは、2025年4月より創業50年を迎え、第50期をスタートいたしました。このたび運営方針策定会議(9月)において、企業ロゴのリニューアルが発表されました。「個々の違いや環境を尊重しながら、学びのチャンスを提供し、誰もが自分らしく生きられる社会を創造する企業へ」をリブランディングの大きな方向性として考えています。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。

ウィザスグループについて
ウィザスグループは、広域通信制高校を中心とした高校・大学事業、第一ゼミナールを主軸とする学習塾事業、そして未就学児から社会人までの能力開発・コンテンツ提供、外国人への日本語教育などのキャリア支援事業を展開しています。
私たちは、グループ各社を社内カンパニーとして位置づける「社内カンパニー制度」を導入し、「グループ経営・ガバナンスの強化」「機動的な意思決定」「ポートフォリオ経営の実現」に向けた体制を整備しています。
教育ニーズの多様化や少子化といった社会の大きな変化の中で、ウィザスグループとして「社会で活躍できる人づくり」の最善の質を追究し、独自のユニバーサル共育の構築と推進によって、多くの人の成長と幸せに寄与し、独自価値を深化させ、「人創り事業」会社として社会へ貢献して参ります。
1. 高校・大学事業カンパニーの取り組み
通信制高校である第一学院高校では、歌やダンスのプログラムを通して、自分を表現することや一歩踏み出すことの大切さを体感する「ミュージック・アウトリーチ」を体験チャレンジとして毎年開催しています。毎年多くの生徒が全国から参加する3日間のプログラムで、アメリカのNPO団体「HEART Global(ハートグローバル)」 のプロフェッショナルなキャストから、歌やダンスのレッスンを受け、最終日は観客を動員して歌とダンスのステージショーを作り上げます。希望者は会場である国立オリンピック記念青少年総合センター内(東京・代々木)に宿泊することができ、他の参加者と寝食を共にしながら互いのことを知り、チームワークを高め、ショーに向けて練習を重ねます。
そしてこのイベントには生徒だけでなく、卒業生や第一学院高校のフェロー(職員)も、生徒と同じ立場で「出演者」として参加しています。生徒と同じ目線で「自己表現すること」「挑戦すること」「全員で1つのショーを作り上げること」を職員も体感することで、普段の生徒との関わりや校舎運営などの業務にも活かしていくことを目的としています。

今年は9月22日~24日に実施し、全国から約180名の生徒、卒業生、フェローたちが集まりました。
そして、プログラムに参加した入社1年目の町田キャンパス津田亮太さんにお話を伺いました。
Q:ミュージック・アウトリーチに参加したきっかけは何ですか
キャンパス長からの誘いが最初のきっかけです。それまでは生徒の行事であってフェローが参加するものだとは思っていませんでした。ただ、もともと新しいことに挑戦することが好きだったのと、生徒にこのプログラムを紹介する時にうまく自分の言葉で説明できなかったので、まずは自分で体験してみようと思いました。
Q:参加前はどのようなイメージを持っていましたか
まずは第一学院高校の公式YouTubeで紹介されていた動画を見たのですが、ショーの完成度の高さに驚き、「自分にできるかな」と少し心配になりました。
Q:実際に参加してみて、最初のイメージから変化はありましたか
最初は心配が大きかったのですが、HEART Globalのキャストの方々が教えてくれた「完成度よりも楽しむことを大事にしよう」という声かけをもとに意識が変わっていきました。ダンスの振りなども練習するのですが、「覚えなきゃいけない」ではなく、そのプロセスを楽しむことを大事にしました。練習の演目が終わったらハイタッチする等、徐々に距離が近くなるのも嬉しかったです。
また、練習だけではなく参加型レクリエーションも多く、参加者同士で親睦を深める機会になりました。生徒もフェローも立場は関係なく、全力で遊ぶ、そして今を楽しむという時間になりました。
練習中にみんなの前でフリーダンスを踊る場面があったのですが、自分から積極的に前に出てやってみようと思いトライしました。それもきっかけになったのか、ショーの本番でもソロでダンスを踊るメンバーに選ばれて披露することにもなりました。みんなの前で披露した経験はもちろんですが、それまで各パートで練習したところが本番でつながって完成したことにとても感動しました。
Q:参加後、ご自身の中で変化や成長があったことについて教えてください
これまで私は「できれば事前に準備して本番に臨みたいタイプ」でしたが、今回は準備なく進んでみて、分からないし自信もないけど、「楽しんでやってみたらいいんだ」と思えるきっかけになりました。もちろん、普段の仕事に対して緊張感をもって準備をすることが必要なときもありますが、まずはやってみること、楽しんで取り組むことを意識してみようと思いましたし、生徒にもこの視点で一歩前に進むことの大切さを伝えていこうと思いました。
Q:これから参加を考える方へメッセージ
今回、町田キャンパスからも6名の生徒が参加しましたが、普段は人前であまり表現をしないタイプの生徒が自ら手を挙げてみんなの前で歌を歌う場面を見ました。ミュージック・アウトリーチは自分自身がどんなタイプの人間か、どこのキャンパス所属か、等は全く関係ありません。参加者同士が今の時間を大事にし、楽しむことができるプログラムです。来年以降も今回体験したことをふまえて、生徒たちにこのプログラムを紹介していきたいと思います。私自身、通い型で参加したのですが、宿泊型の方々はさらに仲間とコミュニケーションをとったり、自主練習をしたりととても充実しているようにみえました。これから参加する生徒にも宿泊型で参加することをおすすめしたいなと感じました。
2-1. 学習塾事業カンパニーの取り組み
沖縄で1973年開校。情報の蓄積と緻密な分析で合格を積み重ねてきた学習塾の学習受験社ガゼットが、沖縄で8校舎目の「首里本部教室」を2025年9月に新規リニューアル開校!
親しみをもった授業を心がけ、生徒の心に響く中学受験専門指導を毎日実践しています!

「笑顔を協奏する」
ガゼットは、沖縄と福岡を拠点に教育を通して、「まなび」を「笑顔」にかえます!
私たちガゼットは、子どもたちを一律の「顧客」ではなく、一人ひとりが異なる価値と可能性を持つ「個客」として捉えます。
個性や背景に寄り添い、質の高い指導で合格まで伴走し、目指すのは単なる合格ではなく、受験後も続く「学びの笑顔」です。保護者と対話を重ね、スタッフ全員が協奏して、生徒の笑顔が弾ける瞬間を「合格ライン」と定義。その笑顔こそが私たちの最大の成果です。
1960 年の創業以来、積み上げてきた歴史と合格実績は、多くの挑戦を讃え、不安を支えてきました。これからも、学びの旋律がホールいっぱいに響くように、個客全員と未来の笑顔を協奏できるよう全力で邁進します!

2-2. 学習塾事業カンパニーの取り組み
お悩みではありませんか?子供のスマホ問題。
学習塾の第一ゼミナール「50周年記念特別講演」、スマホ社会における「スマホ認知症」から子供を守るための講演会を実施いたします。
(日曜劇場「御上先生」「ドラゴン桜」監修の第一ゼミナール教育顧問 西岡 壱誠氏講演)
今や小学生の半数以上が所有しているスマートフォンは所有年齢の低年齢化が急速に進んでいることがうかがえます。
もはや小学生のうちにスマホを持つのは“例外”ではなく、“当たり前”になりつつあるのです。
そして今では、スマホはどこに行くにも手放さないものになっています。学校にも職場にもあるいはトイレやお風呂にまで持ち込む人も少なくありません。日常生活のあらゆる瞬間にスマホが存在しているのです。
実際、総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2024年)によると、日本人(16〜64歳)は1日平均3時間56分、スマホやインターネットに接続していると報告されています。仮に1日のうち7時間を睡眠に充てた場合、起きている時間のうち約4時間──およそ23%を画面とともに過ごしていることになります。つまり、現代人は人生の4分の1近くを、スマホやネットの世界の中で生きていると言っても過言ではありません。そんな中、子どもたちは無意識のうちに「記憶力」「思考力」「選択力」「好奇心」を奪われている懸念があります。本講演は、いつの間にか「スマホ認知症」にならないために、今からできることを中心に、スマホを学習へ活かす方法も含めた内容となっています。

2-3. 学習塾事業カンパニーの取り組み
ウィザスグループのコーポレートビジョン 「“社会で活躍できる人づくり”を実現できる最高の教育機関をめざす」に基づき、学生講師への成長支援として始まったViViアカデミー。2025年からは学生講師の就活支援プロジェクトとして生まれ変わりました。
ウィザスの経営理念である「3つの貢献(顧客への貢献・社員への貢献・社会への貢献)」の一つ「社員への貢献」の社員には、学生講師を含んでおり、ウィザスグループは本気で学生講師の成長を願い、支援しています。

✦新しく生まれ変わったViViアカデミー✦ノウハウと戦略で未来を拓け!
自分に最適な企業の内定を勝ち取る就活必勝 戦略プログラム
講師の皆さんのために自分の市場価値を飛躍的に向上させる特別プログラムを実施しました。
就職活動のノウハウ・基礎知識習得はもちろんのこと、企業を見る力・自己分析の力を徹底的に高め、
自分に最適な企業に選ばれ、最適な企業を選べる内定力を培う全6回の実践型プログラムです。
3. キャリア支援事業カンパニーの取り組み
■学びと経験をつなぎ、拡げる
ウィザスグループでは、カンパニーや企業の枠を超えて、組織の課題解決や活性化を図る横断的なプロジェクトを推進しています。
その中で、企業向けの人材育成ソリューションを提供している株式会社レビックグローバルの吉見岳久さんは、DX推進プロジェクトのリーダーとして、グループ理念である「人創り」・「ユニバーサル共育」を実現するため、社内外の環境づくりに尽力しています。

レビックグローバルに入社後、数年でサービスチームの立ち上げに携わり、顧客データの分析や問い合わせ対応など、幅広いカスタマーサポート業務に従事しました。業務効率化の必要性を感じ、自ら学びながらマクロやRPAを導入し、煩雑な作業の自動化を実現。この経験をきっかけに、他部署の業務改善や課題解決にも取り組み、全社的な効率化に貢献しました。
単なる省力化にとどまらず、「何のためにこの仕事をするのか」をチームで対話しながら見つめ直したことが、現在のDX推進を担う立場としての原点となっています。
また、社内で得た知見を社外でも活かしています。一般社団法人「共生と共育ネットワーク」の依頼を受け、宮崎県新富町の中学校で探究学習の一環として「AI・DX」をテーマ・活用した授業の講師として、登壇しました。

社内でAIやDXの勉強会や情報発信を積極的に行っていた吉見さんは、「これまでの学びや経験を、次の世代へ伝える機会を得られたことに感謝している」と語ります。自らの知見が新しい学びの連鎖を生み出す機会に立ち会えたことで、これまでの取り組みの意義と、さらなる繋がりや広がりの可能性を感じたといいます。
■人と組織の成長を支える ― 信頼する心の大切さ ―
横断的なプロジェクトの参画の中で、他のカンパニーや複数の会社・部署等、立場の異なるメンバーとの協働を通して、「視野を広げること」の重要性を改めて実感している吉見さん。
「関わる人が増えるほど、自分の成長機会も増える。けれど、信頼を失えば一瞬で終わる。だからこそ、まず“信頼される人であること”を胸に刻み、誠実に学び続けています」と語ります。
DXやAI活用の推進は、短期間で浸透するものではありません。そのため吉見さんは、各チームの課題に耳を傾け、関わる人の意識改善と小さなことから行動を促すことを意識しています。
「まずは苦手意識の払拭」「できることから行動し、小さな成功体験を積む」――この積み重ねこそが、DX推進を支える文化・風土づくりにつながると考えています。
異なる価値観を持つ社内外の人々に敬意を払い、否定ではなく対話と傾聴で前へ進む姿勢。その柔軟で誠実な取り組みは、ウィザスグループが掲げる経営理念や大切に考えていることのひとつである「自他肯定感」を体現するものです。吉見さんの挑戦は、今日も人と組織の成長を静かに、しかし確かに支え続けています。
4. 本社の取り組み
10月6日(月)、2026年度ウィザスグループ新卒採用内定者の皆さんを対象に「内定式」を実施しました。
ウィザスグループの内定式は、
・内定者の入社への意欲をより高めること。
・社員や内定者同士のつながりを深め、入社後の関係を円滑にすること
“社会で活躍できる人づくり”というウィザスグループの理念のもと、社会人としての基礎基本を学び、ワクワクした気持ちで入社を迎えてもらうことこれらを目的として実施しています。
当日は、高校・大学事業カンパニー、学習塾事業カンパニーあわせて20名の内定者が出席。緊張と期待の入り混じる雰囲気の中、和やかに式が執り行われました。

式典では、生駒社長から一人ひとりに内定通知書が手渡された後、内定者の皆さんへ、
「挑戦を恐れないこと」
「自分以外の誰かを支え、尽くしていく“他喜力”を発揮すること」
「笑顔を忘れないこと」の上記3点の心構えがお祝いのメッセージとともに贈られました。
半年後、社会人として新たなスタートを切る皆さんへ、あたたかく力強い祝福の言葉が届けられました。
式典後は、役員との昼食懇親会を実施。テーブルを囲みながら交流を深めました。午後のST0プレセッション(内定者研修)では、「社会人と学生の違い」「電話応対」「ビジネスメール作成」など、社会人としての基礎基本を実践的に学ぶ時間となりました。

参加した内定者からは、
「来年度から社会人になるという意識がより芽生えた」
「実践的なマナーを学ぶ機会は貴重。今から少しずつ準備していきたい」
といった前向きな声が多く寄せられました。
グループ人財企画部では、日々内定者の皆さんと関わる中で、次の2つを大切にしています。
①.「社会で活躍できる人づくり」の理念のもと、ウィザスグループの一員としてワクワクしながら活躍してほしい。
②. ウィザスグループの現場を実際に見学・体感し、リアルな働く姿をイメージして入社してほしい。
その一環として、最近では8月29日(金)には第一カップ決勝大会、9月24日(水)にはハートグローバルの見学会も実施しました。
今後も、ウィザスグループで社会人への第一歩を踏み出す皆さんに寄り添いながら、入社までしっかりとサポートしていきます!
5. 問い合わせ
株式会社ウィザスについて
株式会社ウィザスは、「顧客への貢献」「社員への貢献」「社会への貢献」という3つの貢献を通じて、教育分野を中心に、一人ひとりの夢の実現に取り組む総合教育サービス会社です。すべては「成功」へのプロセスと考える“プラスサイクル”思考を基にした高校・大学事業、学習塾事業、グローバル事業、能力開発・キャリア支援事業を中心に、「社会で活躍できる人づくり」を実現できる最高の教育機関を目指しています。
社 名:株式会社ウィザス
代 表 者:代表取締役社長 生駒 富男
所 在 地:〒541-0051大阪府大阪市中央区備後町3-6-2 KFセンタービル
設 立 :1976年7月10日
資 本 金:12億9,937万5,000円
従業員数:正社員 1,011名(連結子会社含む 2025年3月末現在)
事業内容:総合教育サービス
URL:https://www.with-us.co.jp/
本ニュースレターに関するお問い合わせ先
高校・大学事業カンパニー
広報マーケティング室
担当:西川
E-mail info-hs@daiichigakuin.ed.jp
学習塾事業カンパニー
企画広報室
担当:目黒
E-mail :meguro.hiroki@with-us.co.jp
キャリア支援事業カンパニー
担当:秋山
E-mail :kouhou@speedreading.co.jp
人財企画チーム
担当:原川
E-mail :harakawa.yuma@speedreading.co.jp
グループ広報部
担当:小笠.
Tel:06-6264-4253
E-mail :ogasa.michitoshi@witu-us.co.jp
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