高校生が主体的に進路を考える「職業体験特別授業」「社会人講話」を実施しました【開催レポ-ト】

「おしごとフェア2023 × 大阪府立藤井寺工科高等学校」

ジンジブ

高校生の就職を支援している「ジンジブ」(本社・大阪府大阪市)は、大阪府立藤井寺工科高等学校(藤井寺市)とともに、5月2日、おしごと体験の特別授業を開催いたしました。7月1日にはじまる就職活動をひかえる3年生に、仕事を体験してもらう取り組みで、製造・建設など30社が集まりました。
また、6月6日には、今年度で3回目の開催となる社会人講話を実施いたしました。製造業を中心に18社が集まり、業界のお話や社会人として大切なことなど、各社の代表取締役や人事担当者がお話しました。
本授業の様子や、参加した生徒、教員、出展企業の感想をレポートいたします。

<開催概要>

開催日時:5月2日(火)12:30 ∼15:30

開催場所:大阪府立藤井寺工科高等学校 体育館内(2階)

     〒583-0021 大阪府藤井寺市御舟町10-1

参加生徒:全日制3年生120名 ※機械系、メカトロニクス系、電気系

参加企業:30社


<おしごとフェア2023×藤井寺工科高等学校 当日の様子>

本授業では、体育館内に各企業の仕事体験スペースを設け、生徒は自由に建設や製造など様々な職種の企業コーナーを回って話を聞き、実際の仕事を体験していただきました。

建設会社では、建設現場で使用するハーネスの装着や、電気が流れる導線に触れ電気が流れる仕組みの説明を受けました。鉄製品の製造・加工を行う会社では、実際の製品を手に取って触れたり、各業界のクイズに参加するなど生き生きした高校生の表情が見られました。どのコーナーでも前のめりで質問をする姿が見られました。1人5~6社ほどの企業のお話を聞き、職業体験をしていただきました。


ジンジブでは学校内でのおしごとフェアを開催することは今回が初めてであり、藤井寺工科高等学校でも校内で大規模な職業体験会を行うのは初めての開催となりました。

ジンジブでは今後、希望する高校での同様の授業を支援してまいります。

▲実際に電気配線を繋ぐ体験する様子▲実際に電気配線を繋ぐ体験する様子

▲企業の話を聞き、製品に触れたり質問する様子▲企業の話を聞き、製品に触れたり質問する様子


<参加者コメント>

■参加した高校生

▼職業体験特別授業「おしごとフェア2023」に関して

・もともと料理が好きで調理師免許を取りたいと思っていたのですが、自立したいと思い進路を就職に決めました。今はまだ特に就きたい職種は決まっていませんでしたが、今回いろんな企業のお話を聞けたので来てよかったと思いました。普段乗っている電車や好きなお菓子の裏についているアルミニウムを作っている会社など、実は身近にあるいろんな会社のお話を聞けて面白かったです。今後の就職活動につなげていきたいと思います。


・やりたいことの具体的な内容がまだ定まっていない事に不安を感じていましたが、自分の知らない仕事が色々あって、自分の視野はまだまだ狭いのだと思いました。様々な企業の方と話してとても楽しく、良い経験になりました。


・今回の体験会では自分の専攻分野である電気のこと以外にも、現金輸送や物流業などほかの分野の事も知れたと思います。とても有意義な時間になりました。


▼社会人講話に関して

・今回の講話では、職業体験会では聞けなかった企業さんの話も深く聞けたので、より就職の幅が広がり良かったです。


 ・講話を聞いて、1つ1つの企業の特徴を知ることができました。就職することでわからないことが多い中、就職の幅を広げることができたと思っております。興味のある企業だけではなく、あまり知らない企業を知ることができたのでいい機会になりました。


■株式会社ナカミ 管理部 人事・総務 課長 村上様

橋や高速道路などに使われる、鉄製品の製造を行うものづくりの会社ですが、工科高校の生徒さんと接点を持つ機会は本当に少ないと感じます。普通科の高校生ももちろん魅力がたくさんありますが、ものづくりの会社なので実際の機械を見ていただくと生徒の食いつきが全然違いました。課程に関係なくものづくりに興味を持ってくれた方をボトムアップしていくことで、日本のものづくりに少しでも力添えできたらいいなと感じています。今回のイベントでは、パズル形式で図面と現場の写真を照らし合わせるゲームに参加していただき、楽しみながらものづくりに触れていただきました。

高校生の将来にはのびしろしかないので、とにかく色んな会社を見学することで多くの事を吸収して、最終的に自身が一番進みたい道に進んでいただきたいと思います。今回のイベントでは、そのお手伝いができたこともありがたいと感じています。

 

■株式会社ダイニンテック 取締役 大仁様

ここ数年は人手不足の中で若手の採用ができないことが多くありました。当社は、スマートフォンなど精密機械の金属部品をつくる会社のため、実際の製品に触れていただきました。高校生もこれから就職活動をする上で何を軸に選んでいいか模索する中で、生徒さんにとってもいい機会になったのではないかなと感じています。


■大阪府庁 技術職採用広報担当者様

技術系公務員は、府民の生活を支える公共インフラの整備・維持等に必要不可欠ですが、普段の採用広報活動の中で、仕事の認知度が低いと感じる場面が多々あります。

今回の職業体験特別授業のおかげで、生徒の皆様に技術職の魅力ややりがいを紹介することができました。また、生徒の皆様におかれましても、自身では収集することのない技術系公務員の仕事を知ることで職業観の引き出しを増やし、就職活動における視野が広がったのではないかと思います。

本府としても、採用広報活動では、技術系公務員を「知る」というきっかけ作りが大切であると認識する非常に良い機会となりました。

採用広報担当者として、今回参加させていただき、生徒の皆様のキャリア教育の一助となればうれしく思います。

引き続き、このような説明会があれば参加させていただければと思います。

 


■藤井寺工科高等学校 首席兼進路指導主事 中村和寛様

まずは、御参加いただきました各企業様においては公私ご多用の中、本校のイベントへ御参加いただき誠にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申しあげます。

さて、今回のイベントはジンジブ様にとっても高等学校内で行うイベントとしては前例が無い規模だと伺いました。本校にとっても同じ状況の中で打ち合わせを重ねさせていただき結果としては生徒にとって満足度の高いイベントが開催できたと考えています。会場では各企業様と生徒が直接交流を行い、非常に熱量の高いイベントになりました。

イベントの感想を生徒に聞くと「参考になった」「勉強になった」「この会社が面白そう」「楽しかった」「次はいつあるんですか?」などの嬉しいコメントを多数聞くことができました。

当初の狙いであった、主体的に進路選択ができる力を身に付けてほしいという部分においては、この後の進路選択に大いに役立てる事ができると考えています。最後になりましたが株式会社ジンジブ様においては、イベントの企画から当日の運営まで多大な御協力をいただきトラブルなく終えることができました。ありがとうございました。

 

■藤井寺工科高等学校について

本校は、昭和38年に府立河南工業高等学校として開校以来、産業界をはじめとする社会の様々な分野で活躍する卒業生を送り出してきました。特に平成26年度からは、府立工科高等学校の中でも、実践的技能養成重点型校に指定され、「広い教養と、豊かな情操をそなえ、国際社会で活躍できる実践的技術者を育成する。」を教育方針に、資格取得指導をはじめとする実践的技術の習得を特色とした教育活動を行っています。また、部活動や学校行事も充実させ、生徒の将来に向けて望ましい自己実現、進路実現ができるように全校をあげて指導・支援していきます。

これからの時代は、急速なグローバル化や高度情報化、人工知能等の技術革新の進行、少子高齢化等、様々な社会的変化が人間の予測を超えて進展していきます。

そのため、生徒たち一人ひとりが予測できない変化に対して、受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要となっています。本校で学んだ知識や技術の深化・定着を図り、これからの時代に主体的に柔軟に対応できるように教育活動全体を通じて取り組んでいきます。


学校名:大阪府立藤井寺工科高等学校 

所在地:大阪府藤井寺市御舟町10番1号

校長:松山 国林(まつやま くにしげ)

設立:1963年

HP:https://www.osaka-c.ed.jp/fujiidera-t/



■株式会社ジンジブについて

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。

同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

初めて社会に出る高校生は将来に対する漠然とした不安を持ちながら、社会に出ることを決意します。ジンジブは不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜く力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。



●高卒就活採用支援サービス「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解が乏しい中、やりたいことや向いていることを考えきれないまま就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。自己納得のないまま就職し、入社後にギャップを感じることが、入社1年目の超早期離職の要因の一つとなり得ています。

そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」、従来文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を高校生が主体的に見られる就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」、企業と1日で多く出会い直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、高卒第二新卒や既卒者への学び直しと就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」の運営し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを運営しております。


ジョブドラフトFesの様子ジョブドラフトFesの様子


<会社概要>

会社名:株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/

本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル14階

代表取締役:佐々木 満秀

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

資本金:9,800万円


2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。

 2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。

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会社概要

株式会社ジンジブ

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URL
https://jinjib.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月