QNXソフトウェア、車載搭載実績が世界累計2億7,500万台を突破

SDV革命の中枢として、安全認証取得済み・高信頼性基盤ソフトウェアとしての役割がさらに強化

BlackBerry Japan 株式会社

カナダ・ウォータールー – 2025年12月16日 – BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)の事業部門であるQNXは、同社のQNX®ソフトウェアを搭載した車両が世界累計で2億7,500万台を超えたことを発表しました。大手技術分析・市場調査会社のCounterpoint Researchによれば、搭載台数は2020年比で1億台増加しています。

自動車メーカー各社が大規模な変革期を乗り越える中、ソフトウェア定義型車両(SDV)への移行は一段と加速しており、ソフトウェアはイノベーション、安全性、車内エクスペリエンスの中核要素となっています。こうした進化に伴い、車両の設計、製造、保守の考え方が再構築されつつあり、QNXのような堅牢でスケーラブルなソフトウェアプラットフォームは、世界中のOEMにとってより重要な存在となっています。

QNXがSDV時代に果たす主導的役割

QNXは、OEMが開発の加速と生産開始(SOP)スケジュールの順守を実現できるよう支援する、幅広いソリューションを提供しています。その中には、決定論的なマイクロカーネルリアルタイムOS(RTOS)とハイパーバイザー、ボードサポートパッケージ(BSP)、プロフェショナルサービス、AUTOSAR Adaptiveサポートに加え、音響管理、デジタルコックピット、先進運転支援システム(ADAS)など、さまざまな用途に対応したミドルウェアが含まれます。QNXは、トヨタ、ホンダ、BMW、ボッシュ、コンチネンタル、東風汽車、吉利汽車、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、ボルボなど、世界の主要なOEMおよびTier1サプライヤーから、ソフトウェア主導の将来を支える基盤として信頼されています。

QNXのプレジデントであるJohn Wallは、次のように述べています。

「QNXが自動車メーカー各社から信頼を得ている理由は、安全性、セキュリティ、そして実証された信頼性という、最も重要な価値を提供しているからです。すでに2億7,500万台以上の車両がQNXテクノロジーを搭載していますが、私たちの取り組みはまだ始まったばかりです。ソフトウェアが現代のモビリティの基盤となるにつれ、QNXは今後もその存在感を拡大し、次世代のコネクテッドカーおよび自動運転車両を支えていきます」

Counterpoint Researchの自動車部門アソシエイトディレクターであるGreg Basich氏は、次のように述べています。

「自動車業界は急速な進化を続けており、ソフトウェアは車両の機能、安全性、ユーザーエクスペリエンスにおいて、これまで以上に重要な役割を担っています。特に、先進運転者支援システム(ADAS)やデジタルコックピットの実現に向けて組み込みプラットフォームの重要性が高まる中、実績あるスケーラブルな技術への注目が高まっています。QNXの採用拡大は、現代の車両が求める厳格な要件に応える堅牢なリアルタイムOSを中心とした、より広範な市場動向を反映しています」

QNXの成長を支える取り組み

昨年度 、QNXはクラウド上でデジタルコックピット開発を仮想化するプラットフォーム「QNX® Cabin」の一般提供開始を発表しました。また、SDVの開発効率と車載ソフトウェア統合の複雑さの軽減を目的に、ベクター社と「Foundational Vehicle Software Platform」の提供に向けた共同計画を発表しています。

Counterpoint Researchは、自動車市場に出荷されたQNX®製品の数量と、QNX製品・技術を搭載した車両台数を基に、QNX®ソフトウェア搭載数を算出しています。QNXソフトウェアが組み込まれ使用される車載ECU(エレクトロニックコントロールユニット)の大半は、ユニットごとのロイヤリティベースでライセンス供与されています。

詳細は、QNX.comをご覧いただくとともに、@QNX Newsをフォローしてください。

 

BlackBerryについて

BlackBerryは、世界の企業や政府機関向けに、インテリジェントなソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryの高性能な基盤ソフトウェアにより、大手自動車メーカーや産業界の大手企業は、安全性、セキュリティ、信頼性を損なうことなく、革新的なアプリケーションの開発、新たな収益源の創出、変革的なビジネスモデルの展開を実現できます。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く当社は、セキュアな通信分野における深い実績を有し、包括的で高度なセキュリティを備え、広範な認証を取得したポートフォリオを通じて、モバイル機器の防御、ミッションクリティカルな状況下でのコミュニケーション、そして重要事象の管理を可能にする運用上の耐障害性を提供しています。詳細は、BlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。

QNXについて

QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億7500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。

 

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会社概要

BlackBerry Japan 株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-11-30
電話番号
-
代表者名
アガルワル サッチン
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年05月