六本木ヒルズ×鳥取県「星取県」自慢のオリジナル米を約150名で大収穫炊き立ての「星空舞」を鳥取自慢のご飯のおともと味わう鳥取県産米「星空舞」稲刈りイベント

新橋のアンテナショップにて「星空舞贅沢おむすび」10月8日より提供

鳥取県

2024年10月5日 16時00分

　鳥取県は、10月5日（土）に六本木ヒルズ屋上庭園の水田にて鳥取県のオリジナル米「星空舞」の稲刈りイベントを開催しました。2003年の六本木ヒルズ開業以来、様々な地方自治体とのコラボレーションを経ながら続く本イベントは今年で20回目を迎え、東京の都心・六本木ヒルズの近代的な森タワーを背景に、昔ながらの稲刈りが体験できる秋の風物詩です。

　鳥取県は、2021年度に続いて２度目のコラボレーションです。5月のイベントで「星空舞」の名前にちなみ星形に植えられた稲穂は黄金色に色づき、近隣住民や六本木ヒルズのワーカーなど約150名の参加者が収穫しました。当日は稲刈りのほか、五ツ星お米マイスターの小池理雄（こいけ　ただお）氏による美味しいおにぎりの握り方ミニ講座、また炊き立ての「星空舞」とらっきょうやきくらげなどの鳥取自慢のご飯のおともが提供され、参加者は稲刈り体験とともに実際に新米を味わい、実りの秋を体感しました。

【星空舞とは】

鳥取県農業試験場が30年もの歳月をかけて研究開発し、2018年にデビューした米の新品種です。夏の猛暑にも負けない品種を目指して、コシヒカリの子孫にあたる「ゆめそらら」を幾度もかけて交配し、コシヒカリのおいしさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米が誕生しました。

★名前の由来

鳥取県では、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、2017年より「星取県」を名乗り、星空の保全や星空を活用した地域振興に取り組んでいます。そんな「星取県」で生まれ、見た目が透き通るような「星のように輝くお米」であることから「星空舞」と命名されました。

【「星空舞」稲刈りイベントの様子】

この日はあいにくの雨模様でしたが、地上約45mのビルの屋上で稲刈りイベントが開催されました。前回の5月の田植えイベントでその名前にちなみ星形に植え付けた「星空舞」の苗は、日差しをいっぱい受けて順調に育ち、水田にはくっきりと星形が浮かび上がりました。

今年の「星空舞」の出来栄えについて「今夏も全国的に猛暑が続きましたが、暑さに強い品種である星空舞の出来に期待しています。」と県担当者もコメント。参加者は、六本木ヒルズの庭園管理担当者より稲刈りのレクチャーを受け、順番に刈り取りにチャレンジしました。また、炊き立ての「星空舞」が振る舞われ、らっきょうやきくらげなど県産品のご飯のおともと一緒に味わった参加者からは「鳥取県にはおいしいものが沢山ありますね。星空舞は初めて食べましたが、このまま食べても、甘味があっておいしいお米です。いつも食べているお米と違って、１粒１粒のお米の存在が分かって美味しかったです。」などと感想が寄せられました。

▼五ツ星お米マイスター小池理雄さんが「美味しいおにぎりの握り方」を伝授！

イベントでは、原宿で唯一の精米店を営み、テレビなどにも多数出演している五ツ星お米マイスターの小池理雄氏が、美味しいおにぎりの握り方を参加者に伝授しました。小池さんによると、「星空舞

は、粒立ちが良く、うま味にしつこさがなくさっぱりとしているため、美味しさの余韻を楽しめるのが特徴。」とのこと。また握り方について、「粒感を生かすように、空気と一緒に握るイメージで優しく握るのがコツです。」と話しました。日頃子どもたちにおにぎりを持たせているという参加者は、「明日からやってみます！」とお米のプロのテクニックに感激していました。