【ZESDA通信Vol.36(2025年11月号)】ゆず畑で一日限りの贅沢なレストランがオープン。馬路村の新たな可能性を拓く「ゆずフルコース in馬路村」を開催
非営利活動法人ZESDA(代表理事:桜庭大輔、所在地:東京都中央区、以下ZESDA)はグローカルビジネスをプロデュースするパラレルキャリア団体です。当団体主催のイベントや国内外で実施しているプロジェクトの活動情報などをご報告します。
ZESDAの詳細は公式サイトをご覧ください。
1)トップニュース
ゆず畑で一日限りの贅沢なレストランがオープン。馬路村の新たな可能性を拓く「ゆずフルコース in馬路村」を開催
黄金色のゆずがたわわに実り、収穫期を迎えた高知県馬路村。11月28日、村いっぱいに広がるゆず畑の一角にて、一日限りの特別なレストラン「ゆずフルコース in馬路村」が、馬路村農業協同組合の主催で開催されました。ZESDAは、グローカルビジネスのプロデュース活動の一環として、本イベントに協力団体として参画し、その実現をサポートいたしました。

当日は雲ひとつない晴天。ゆず畑の中にテーブルを並べた屋外レストランで、ゆずの香りと開放感 が参加者をもてなしました。料理を手掛けたのは、在スロバキア日本国大使館の元公邸料理人である江口直樹シェフと、地元の食材を知り尽くした馬路温泉の山中理啓料理長。 この日のために考案された9品のコース料理は、「安田川のウナギとゆず大根」「アユの身にゆず皮を詰めた春巻き」などで、世界基準の調理技術とローカルな素材を融合させた特別な食事体験となりました。参加者からは「普段食べ慣れたゆずが、一流の技でここまで進化するとは」「自然の中でこれほど贅沢な時間は初めて」と、感動の声が上がりました。


また、馬路村の山崎村長、馬路村農協の長野組合長にも駆けつけていただき、参加された方への謝辞と馬路村の魅力を熱くお話しいただきました。

1泊2日の本イベントは、夜の部もゆず寿司や鮎のお造りといった馬路村の素材を生かした料理を堪能。その後はゆったりと馬路温泉に浸かり、参加したお客様には馬路村を全身で楽しんでいただきました。

参加したお客様からは、「スタッフの対応が素晴らしく、VIPな気分を味わえた」「皆さんの想いが形になっていた」と、料理と同じくらい“人”への温かい賛辞が多く寄せられました。主催者である馬路村農協をはじめ、ご協力いただいた江口シェフ、そして現場を仕切ったZESDAシニアプロデューサーの上野が一体となって作り上げた”場の力”が、イベントの成功に大きく繋がりました。
イベントの様子は高知新聞に取り上げていただくなど、メディアや関係者からも大きな注目を集め、今後の馬路村の新たな可能性を切り開く、記念すべき場となりました。
・和食シェフと馬路温泉料理長「ユズづくし」コラボ料理 高知県馬路村の畑で「味わえて幸せ」(高知新聞 2025年11月30日)
ZESDAでは今回のイベントをきっかけに、ゆずだけではない馬路村の四季折々の魅力を感じていただけるイベントの企画を継続していきます。今後は、日本の地方の魅力を世界に発信しているYouTuberの Maigo Mikaさんとコラボレーションし、馬路村の魅力を伝える映像を国外に発信していく予定です。多くの外国人が実際に馬路村に来て、五感で馬路村を楽しんでいただく機会を作っていくことを目指していきます。
これまでにMikaさんと制作した動画はこちら。現在は3作目の公開に向けて制作を進めています。
・日本一のオーガニックゆず生産地(人口わずか750人)を訪ねました
馬路村農協の長野組合長が、12月13日に東京で開催される移住イベント「オーガニックビレッジで農ある暮らし in 東京」に登壇します。馬路村での暮らしにご興味のある方は、ぜひお申し込みください。
2)ZESDA主催のイベント情報
グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)
地方の中小企業の海外進出の事例を研究するセミナーシリーズ。明治大学奥山雅之研究室と共催しています。
次回予告

2026年1月10日に、GLBSvol.33「日本の農業はなぜ成長できないのか」を開催します。日本の農業の成長を阻む構造への批評と成長を設計する思想を往復しながら、世界市場への進出を議論する公開討議です。
■ 登壇者
窪田新之助(ノンフィクション作家/『誰が農業を殺すのか』著者)
野口憲一(農業法人役員/民俗学者/『「やりがい搾取」の農業論』著者)
山口亮子(ジャーナリスト/『コメ壊滅』『誰が農業を殺すのか』著者)
司会・コーディネート:横手大輔(新潮社新潮新書編集部)
総合司会: 奥山雅之教授(明治大学政治経済学部)
■日時・場所
日時: 2026年1月10日(土)13:00‐15:00
開催形式:ハイブリッド開催
会場: 明治大学 リバティタワー7階 1073教室
オンライン:ZOOM
・参加申込はこちら
ZESDA Stand Up LIVE (ZSUL)
パラレルキャリアで活躍する人材の経験をシェアするセミナーシリーズ。
開催レポート

ZESDA Stand Up LIVE#11「諦めない人生のランウェイへ:難病を乗り越え、NYコレクションを歩いたパラレルキャリア戦略」を11月20日に開催しました。是藤華恵さんをゲストに迎え、難病を乗り越えてNYコレクションでのランウェイを歩くなど、自分の可能性を信じキャリアを切り開くマインドセットについて、ご自身のエピソードをもとにお話しいただきました。

ZESDA忘年会を開催
11月20日にZESDAファミリー(各プロジェクトでの協働者、支援者の皆様等)が集う忘年会を都内で開催しました。2025年のZESDAの活動にご協力いただいた方々、日頃からZESDAに関心を持っていただいている方々、ZESDAスタッフが総勢50名集まり、2025年を振り返るとともに、2026年の活動を展望しました。2026年のZESDAの活動のタネも数多く生まれた時間となりました。
この忘年会当日はZESDA Stand Up LIVE#11「諦めない人生のランウェイへ:難病を乗り越え、NYコレクションを歩いたパラレルキャリア戦略」と後の懇親会を兼ねていた合併開催だったこともあり、数多くの方にご参加いただきました。今後もファミリーの皆様と顔を合わせ、ZESDAらしい場を作っていきたいと思います。


3)各プロジェクトの活動報告
ZESDAは、日本各地でグローカルビジネス(地方の中小企業等の海外進出)をプロデュースしています。各プロジェクトの活動情報をご報告します。
奄美プロジェクト(鹿児島県奄美大島地域をプロデュース)
林晋太郎さんが認定新規就農者として認定を受けました
奄美大島でバニラ農園を経営する林晋太郎さんが、奄美市から認定新規就農者に認定されました。林さんは2022年からバニラ栽培を開始し、今年ようやく開花を迎えました。今後は各種支援制度を活用しながら、バニラ事業をさらに広げていきます。
AMAMIバニラファームカフェPole PoleがGreenzに掲載

林晋太郎さんが経営するAMAMIバニラファームカフェPole Poleの取材記事が、ウェブマガジンgreenz.jpに掲載されました。林さんがバニラ農園を開始したきっかけをはじめ、現在のカフェ事業Pole Poleの取組やこれからの展望についてもお話しされています。奄美大島で生まれたバニラ栽培チャレンジのストーリーをぜひご覧ください。
・キャリア転向から3年。奄美大島Pole Poleで始まる、国産バニラの夜明け
また、林さんは12月12、13日に開催される「南国かごしまキラリグルメフェアin東京駅地下スクエアゼロ」に出店する予定です。ぜひ林さんから直接バニラの魅力を伺ってみてください。
・東京駅で鹿児島の“知られざる逸品”に出会う2日間。「南国かごしま キラリグルメフェア」12月12日・13日に初開催
その他の活動実績
東京愛宕ロータリークラブの日印交流イベント開催をサポート
東京愛宕ロータリークラブが主催する日本とインドの若者による文化交流促進イベント「愛宕エクスチェンジプログラム」の第2回が、11月15日に都内で開催され、15名が参加しました。参加者は、日本とインドの文化の違いに関する講演に続いて、「多様性の受容」「日印の協力」をテーマとしたグループディスカッションを行い、最後は日英両言語による発表で成果を共有しました。ZESDAは企画内容に関する助言を行ったほか、運営ボランティアとして藤田、深澤、原口が参加し、第1回に続いて議論の進行や通訳をサポートしました。

UCL経営学長とZESDAファミリーの会合を開きました
University College London(UCL) School of Managementの学長であるDavid RavasiとZESDAファミリーの会合をTiBで開きました。ZESDAファミリーからはイノベーションに関わる研究者やコンサルタント、新規事業に関わるメンバーが参加しました。今後UCLとのコラボレーションへの期待が高まる会合となりました。


アイルランド大使館で開催された「Science and Technology Diplomatic Circle」の年末会に参加
アイルランド大使館で11月20日に行われた「Science and Technology Diplomatic Circle」の年末会にスタッフの藤井、澤田が参加しました。この会には科学技術分野を担当する外交官・職員が中心に集まり、国内の研究機関等も含めたネットワーキングの場となっています。ZESDAはこういった機会への参加を通じて、日本の技術や文化を海外に伝えるためのネットワークを広げています。
4)関連団体の活動情報
江口シェフが監修するレストランがクウェートにオープン
馬路村プロジェクトでご協力いただいている、在スロバキア日本国大使館の元公邸料理人の江口シェフが監修した日本食レストランが、11月6日、クウェートにオープンしました。
奥山教授が明治大学が開催する伝統工芸をテーマとしたイベントに登壇
グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)を共催している明治大学奥山雅之教授が、明治大学で開催された無料公開講座「蔦屋重三郎の仕事と和紙の世界」に登壇しました。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で描かれている出版や浮世絵といったテーマを切り口に、越前和紙を始めとする福井の伝統産業や地域文化について講演しました。
・無料公開講座「蔦屋重三郎の仕事と和紙の世界」│リバティアカデミー
・【ハイブリッド/対面】 蔦屋重三郎の仕事と和紙の世界《福井県連携講座》
8PEACEがイベントで新商品をお披露目
12月23日、大阪・京橋QUINTBRIDGEで開催されるピッチイベントに、8PEACEの市川哲郎さんが登壇します。ピッチでは「文化の架け橋」をテーマに、京友禅を欧州市場に展開する取組「Kyo-YUZEN CONNECT」の紹介と、新商品として開発した京友禅金彩工芸の箸袋を初公開する予定です。 箸袋のデザインは、8PEACE八木温子さんが、紋を彫る職人だった祖父が作った家紋をベースに、ルクセンブルクの方々に届けるために表現したものです。地域と世界を結ぶ「Kyo-YUZEN CONNECT」のビジョンと新商品をぜひご覧ください。
・【冬休みXR展示企画】地域の心豊かな暮らしを実現するVR/XR等技術展示&ピッチ
連載「日本の経済統計と転換点」
第5回PSRi「ものづくり三代目が日本経済の「ファクト」を毎日ツイートする理由~経済統計(ファクト)で確認する日本経済の現在地と課題~」にご登壇いただいた小川製作所さんは、確かなデータ分析によって日本経済の実態を日々発信しています。日本の経済をデータを元に読み解く、シリーズの最新記事をお届けします。
・個人事業の所得が極端に少ない日本 - 家計の混合所得(総)の国際比較(小川製作所note 2025年11月28日)
Digima~出島~
Digima〜出島〜が『海外進出白書(2024-2025年版)』をリリース
第1回GLBS 明治大学×ZESDA 「グローカル・ビジネス・セミナー」Digima〜出島〜「海外進出白書(2018-2019年版)」を読み説く!にご登壇いただいたDigima~出島~が、『海外進出白書(2024-2025年版)』をリリースしました。4,000件超のデータをもとに、現在の世界情勢を踏まえた 海外ビジネス成功のポイントを解説しています。
・4,000社超を徹底調査! 海外進出白書(2024-2025年版)
5)ZESDAの提供サービス等
パラレルキャリア・コンサルティングサービス(有料)

2012年の創設以来、ZESDAでは多種多様なスタッフがパラレルキャリア活動を展開してきました。組織が蓄積してきた経験を基に開発された独自のワークシートを用いて、あなたに合ったパラレルキャリア探しのご相談に応じます。
・お問い合わせ、申し込みはこちらから
【世界難関大合格】現役官僚が教える留学対策講座~戦略から英語勉強法まで~(講師:橘宏樹)

オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、コロンビア大学など、数々の名門大学への合格実績を誇る講座です。履歴書・志望動機書・推薦状の書き方や英語の勉強法はもちろんのこと、欧米エリートの文化や哲学に関する深い理解に基づいた、独自のTipsを伝授する人気の講座です。動画視聴料は2000円です。
・お問い合わせ、申し込みはこちらから
ZESDAの出版書籍
『プロデューサーシップのすすめ(紫洲書院)』(NPO法人ZESDA/研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会共著)

ZESDAが提唱する日本型のイノベーション手法「プロデューサーシップ®」。その理論の下に16の事例を体系的にまとめた「プロデューサーシップのすすめ」が、新規載録を加えて装丁も新たに、さらにお求めやすい価格で新版をリリースしました。Unlimited(読み放題)にも加入しています。ぜひご覧ください。
『グローカルビジネスのすすめ(紫洲書院)』(NPO法人ZESDA/明治大学奥山雅之教授共著)

NPO法人ZESDAと明治大学奥山雅之研究室は「グローカルビジネスセミナー」を共催し、各分野の第一線で活躍する人々の知識と経験を蓄積してきました。本書は一連のセミナーの内容をもとに、グローカルビジネスの事例を豊富に収めた、日本初のグローカルビジネス実践マニュアルです。Unlimited(読み放題)にも加入しています。ぜひご覧ください。
〈編集・発行〉
NPO法人ZESDA
「ZESDA通信」編集部
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