3位はブランド力で差をつける「中央区」!東京23区中古マンション価格推移と価格上昇率ランキング【2025年6月最新】

不動産のオウンドメディア「すみかうる」が中央区を紐解く

マンションリサーチ株式会社

マンションリサーチ株式会社(本社所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2、代表取締役社長:山田力)はマンション市場の長期的な変化を把握できるよう、全国14万3,000棟のマンションデータを公開している「マンションナビ」の保有データを用いて、マンション売買価格の推移を調査し、公開しました。

本調査のポイント
1.マンションナビのデータをもとに、9年前(2016年)の価格推移と比較

2.東京都全体のマンション価格は9年間で61.2%上昇し、安定した上昇トレンドが継続

3.中央区は96.5%の上昇率で東京23区中3位にランクイン。再開発と都心ブランドの高さが大きな要因

中央区は、再開発の進展や湾岸エリアの整備によって、ここ数年で資産価値を高めてきたエリアです。

マンションナビの最新データによると、中央区は東京23区の中でも3番目に高い伸び率を示しました。

本調査では、具体的な数値やグラフを踏まえながら、中央区のマンション価格の推移をわかりやすく読み解いていきます。

■調査背景

近年、東京都23区の中古マンション市場では、価格上昇が際立っています。しかしその動きは一様ではなく、エリアごとの特性によってばらつきが見られます。こうした違いを可視化することで、売買の判断材料として活用できると考え、調査を実施しました。

■調査概要

調査期間:2016年5月~2025年5月

調査機関:マンションナビ

調査対象:東京都23区のマンション

データ基準:調査期間中の東京都23区におけるマンション売買価格の中央値。

「マンション売買価格の中央値」を指標とすることで、市場の動きや価値の変化を多角的に分析できます。

上昇率の定義

上昇率=(現在の値-基準値)÷基準値×100%

【例】1年前に1,000,000円だった㎡単価が、現在は1,250,000円の場合。

(1,250,000-1,000,000)÷1,000,000×100=25…よって25%の上昇率がみられる。

東京全体から中央区の価格比較(2016年→2025年)

東京都全体、23区、中央区の切り口で比較調査を実施

東京都全体の平均価格

2025年5月時点における東京都全体のマンション平均売買㎡単価は102万円です。これは2016年当時の63万円と比べて、62.4%の上昇に相当します。

都内全域で中古マンション価格が上昇している理由としては、都市部への人口集中に加え、長く続いた低金利政策や、物件の希少性が影響していると考えられます。

東京都の平均売買価格推移【マンションナビ】

▶マンションナビの東京都ページはこちら

23区全体の平均価格

2025年5月時点での東京23区におけるマンション平均売買㎡単価は約107万円です。これは2016年当時の約65万円から約65%の上昇を記録しており、東京都全体よりやや高めの水準です。

しかし、平均値だけでは見えにくいのがエリアごとの特性です。

たとえば、中央区・港区・千代田区といった都心エリアは、再開発やブランドイメージで価格が高止まりする傾向にあります。

中央区は再開発とブランド力で資産価値が上昇中

中央区の2025年5月時点のマンション平均売買㎡単価は161万円。

これは、2016年の約82万円から約97%の上昇となり、23区内でも屈指の価格上昇率です。

湾岸エリアの再開発や都市機能の充実、そして都心ならではのブランド力が相まって、資産価値が継続的に高まっているエリアといえるでしょう。

東京都江東区の平均売買価格推移【マンションナビ】

▶マンションナビの東京都中央区ページはこちら

マンション価格変動の背景とポイント

中央区のマンション価格が上昇した主な要因

  • 再開発による街の再構築

    晴海フラッグをはじめとした湾岸エリアの大規模開発が進み、新しい街としての機能が強化されています。交通アクセスや商業施設の整備も進み、住宅地としての魅力が向上しています。

  • 都心アクセスの良さと資産性の高さ

    銀座・日本橋などのブランド性のある街を擁し、交通利便性・生活利便性ともに優れた立地が中央区の魅力です。このような資産価値の高さが、購入層・投資層の両方から注目される要因となっています。

  • 価格の二極化と選別の傾向

    新築や築浅・高層物件は引き続き人気が高い一方で、築古・駅遠物件では価格が伸び悩む例も。今後は“立地と質”によって、価格の二極化が進む可能性もあります。

東京23区価格上昇率ランキング(2025年5月時点)

東京23区における9年前との上昇率をランキング形式で紹介します。

過去9年間で各エリアがどのように変動してきたのかを可視化しました。価格の上昇率は売買を検討する際の重要な指標であり、マンションナビでは月次でデータを更新しています。

23区 2025年5月時点

順位

23区

上昇率(9年前比)

㎡単価(万円)

1

港区

116.3%

221

2

千代田区

98.0%

189

3

中央区

96.5%

161

4

渋谷区

92.3%

177

5

江東区

69.7%

104

各ランキング6位以降はすみかうるをご覧ください。 

まとめ

中央区のマンション価格は、過去9年で約2倍に迫る勢いで上昇しました。

再開発エリアの拡大や生活インフラの整備、都心立地の価値が相まって、安定した資産性を維持しています。

今後も中央区は、「都心×再開発エリア」として、資産価値を重視する人々からの安定した需要が期待されるでしょう。

データ提供/マンションナビ

今後も、皆様に役立つ情報を提供し、マンション売買のサポートを強化してまいります。

会社名: マンションリサーチ株式会社

代表取締役社長: 山田力

所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階

設立年月日: 2011年4月

資本金 : 1億円

【本件に関するお問い合わせ先】

マンションリサーチ株式会社 すみかうる編集部

TEL:03‐5577‐2041

Mail:info@mansionresearch.co.jp

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会社概要

マンションリサーチ株式会社

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URL
https://mansionresearch.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田美土代町5−2 第2日成ビル 5階
電話番号
03-5577-2041
代表者名
山田 力
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年04月