「次世代煙突」が日本膜構造協会「環境貢献賞」を受賞
~膜素材でできたSDGsな煙突~

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手が
ける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:能村祐己、以下:太陽工業)の膜素材を活用した環境配慮型「次世代煙突」が、一般社団法人 日本膜構造協会(東京都中央区)の「環境貢献賞」を受賞しました。2025年6月23日(月)に授賞式が行われ、本技術を共同開発したカナデビア株式会社(本社:大阪市住之江区、取締役社長兼CEO 桑原 道)ならびに当社社員が表彰を受けました。
日本膜構造協会は、膜構造建築の技術向上と普及を目的に、調査研究、技術基準の整備、人材育成、情報発信などを通じて、膜構造の健全な発展に取り組んでいます。同協会では、膜材料および膜構造の特性を活かした優れたデザインや、技術的・環境的な貢献を評価し、「膜構造デザイン賞」「技術賞」「環境貢献賞」の3部門で毎年(2024年から開催)表彰を行っています。
今回「環境貢献賞」を受賞した「次世代煙突」は、膜素材の特性を生かした高い施工性と耐震性を備えた煙突です。従来、ごみ焼却施設の煙突に使用されていた外壁コンクリートやPCパネルを、軽量かつ高耐久な「PTFEガラス繊維膜材」に置き換えた革新的な構造であり、環境負荷の軽減にも貢献しています。
【環境貢献賞】
次世代煙突
~膜素材でできたSDGsな煙突~
◇表彰対象者(応募者):
増田 智成 カナデビア株式会社(写真左)
徳永 吉昭 太陽工業株式会社(写真右)
※写真中央は 日本膜構造協会会長 川口 健一 様

選考評 表彰委員 古賀純子 様による評価(抜粋)
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外皮に用いた膜材料は光触媒加工により防汚性が高く、外皮の維持管理の頻度は他建材で外壁を構成する場合と比較して低いと期待できる。さらに、外壁の質量が他建材と比較して小さいことから、耐震性に優れている。その他、資源消費量の低減、施工方法の短縮による CO2排出削減、光触媒加工による NOx 吸収効果等の多面的な環境負荷低減が望まれる。
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煙突外皮というこれまでの膜材料の利用の概念を刷新する新たな部位での活用であることから、今後の膜材料のさらなる利用拡大が期待できる。
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煙突での利用のみならず新たな場面への応用も可能と思われる。建築物・構造物外皮への膜材料の活用が広がる可能性が示唆されたことも高く評価したい。
【参考】
膜素材の「次世代煙突」、国内2件目の事例が完成 (2024年9月4日)
https://www.taiyokogyo.co.jp/news/65097/
太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。
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