CIC Institute「東京都TIB CATAPULT『 Global CityTech Bridge』」2025年度採択プロジェクトの第一弾を決定!
CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、創業者兼CEO:ティム・ロウ)は、東京都より受託した「東京都グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」において実施する「 Global CityTech Bridge 」の2025年度の採択プロジェクト第一弾を決定しましたのでお知らせします。
今年度は60以上の御応募の中から、審査とマッチングを経て下記の5件のスタートアップと事業会社の共同プロジェクトを第一弾として選定しました。
・鉄道の安全性向上
・建設図面×AIによる現場効率化
・就労困難者向け「 AI 支援員サービス」
・画像解析 AI で既設防犯カメラの価値を最大
・音声ナビガイドを用いたおもてなし DX による住まいのご案内
CICではこれらのプロジェクトに対し、2024年度採択の11件と合わせて、社会実装に向けた実装支援金の提供や成長支援、海外展開支援など、多面的な支援を行っていきます。
プロジェクトの成果については中間報告会や成果報告会等にて発表予定です。また、本事業に御関心のある事業会社・スタートアップの皆様は事務局までご連絡ください。
【 2025 年度第一弾 採択スタートアップと実装パートナー】

プロジェクトテーマ:全線連続監視による鉄道の安全性向上
採択スタートアップ:株式会社QuantumCore
実装パートナー:積水化学工業株式会社
プロジェクトの概要:
エッジAIで注目されているリザバーコンピューティング技術をベースとした時系列データ解析プラットフォーム「Qore」を活用して、鉄道の線路内に敷設された光ファイバケーブルに伝わる振動データを解析することで、鉄道の線路近辺の状態を連続的に監視し、安全運行に資するサービスの構築を目指します。
社会実装パートナーの役割:
光ファイバセンシングデータを提供し、鉄道の安全性向上ソリューションを共同構築します。


プロジェクトテーマ:建設図面×AIによる現場効率化
採択スタートアップ:株式会社 KK Generation
実装パートナー:株式会社サンゲツ
プロジェクトの概要:
建設図面×AIに特化したプロフェッショナルファームのKK Generation(KKG)が「積算AI」「検図照査AI」「図面生成AI」を内装工事に特化させ、建築業界が抱える業務の負担軽減に取り組みます。
社会実装パートナーの役割:
内装材トップシェア企業として自社内でも行う空間設計・見積業務の課題意識に基づき必要機能のフィードバックを実施します。


プロジェクトテーマ:画像解析AIで既設防犯カメラの価値を最大化
採択スタートアップ:株式会社アジラ
実装パートナー:株式会社きらぼし銀行
プロジェクトの概要:
既設の防犯カメラをリアルタイムでAI解析し、特定行動の検出及び各種データの収集することで、清掃業務効率化、マーケティング施策立案、警備体制最適化をデータドリブンで推進します。
社会実装パートナーの役割:
実証場所(羽田イノベーションシティ)の探索・紹介の支援を提供します。


プロジェクトテーマ:就労困難者向け「AI支援員サービス」
採択スタートアップ:VALT JAPAN株式会社
実装パートナー:三菱地所株式会社
プロジェクトの概要:
就労困難者に特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」を展開するVALT JAPAN(ヴァルト・ジャパン)は、三菱地所と協業し、AIを活用したビジネス×福祉支援モデルのプロトタイプ開発およびトレーニングの実証・実装に取り組みます。DICを起点に全国の事業所への導入を進め、将来的には世界展開も視野に入れています。
社会実装パートナーの役割:
障がい者の就労継続支援事業所である「DIC MARUNOUCHI Supported by 三菱地所」の立地を生かし、エリア内企業を巻き込んだ就労支援モデルを構築することで、エリア単位での課題解決や取組周知に貢献し、多様性を尊重したよりインクルーシブな街づくりの実現を目指します。


プロジェクトテーマ:音声ナビを用いたおもてなしDXによる住まいのご案内
採択スタートアップ:LOOVIC株式会社
実装パートナー:株式会社長谷工コーポレーション
プロジェクトの概要:
スタッフのスキル向上や、専門性やホスピタリティを補完するDX音声ナビガイド技術※を検証し、現地案内の品質を標準化・強化します。それにより、人手不足や多様な来場者対応などの課題の解決に挑みつつ、顧客確保、受注率のさらなる向上を図ります。
社会実装パートナーの役割:
幅広い保有物件と来場顧客基盤を活かして、おもてなしDXの音声ナビガイドが実証可能な物件情報を提供するとともに、実際に本技術を利用した顧客からのフィードバックを収集・提供し、本技術の品質向上・社会実装に貢献します。

※ 技術特許を取得した、ナビゲーションとガイドを組み合わせたLOOVIC社のサービス名称技

【 Global CityTech Bridge について】

"Global CityTech Bridge"は、CityTech(大都市関連テクノロジー)のイノベーション創出と社会実装を目指すものです。運営はCIC Institute と清水建設株式会社が共同で担い、Connected Places Catapult や社会実装パートナーとともに、スタートアップに対して、大企業とのマッチング、実証機会の提供、社会実装に対する経済的支援、海外市場展開支援、PR 機会の提供などを行います。今後、スマートシティ、モビリティ、エネルギー、脱炭素、資源循環、防災・レジリエンス等に関するソリューションを、課題先進都市である東京で実証・社会実装し、東京での実装例をもって海外展開を目指します。
Global CityTech Bridge の詳細情報はこちら:https://jp.cic.com/tib-catapult/
【 TiB Catapult について】

東京都では、「世界最高にスタートアップフレンドリーな東京」の実現に向け、"Tokyo Innovation Base"を設置する等、多様かつ充実したスタートアップ政策を推進しています。その一環として、世界の課題を解決し、グローバルに活躍するスタートアップの輩出を目指す事業会社等の連携体「クラスター」の創成事業として「 TIB CATAPULT 」が新たに始動しました。
TIB CATAPULT の詳細情報はこちら(東京都ウェブサイト):https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/
【 CIC Institute について】
CIC Instituteとは、世界各国でイノベーションセンターの運営やイノベーション関係プログラムの提供を行う CIC の専門チームです。このチームはイノベーションエコシステム構築や、スタートアップ、特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を行なっています。自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、多くのプロジェクトを実行し、CIC Tokyo を含む CIC 全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動しています。
CIC Institute の詳細情報はこちら:https://jp.cic.com/innovation-program/#about-cic-institute
【お問い合わせ】
Global CityTech Bridge 担当:加々美、エンフトゥル、池本 ( catapult@cic.com )
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