主婦セラーの「越境EC副業」、約5人に1人が「平均30万円以上」の月間売上を実現

〜73.2%が、今後も「越境EC」に継続意向、60.8%が抱く今後の展望とは〜

ショッピージャパン株式会社（Shopee Japan）

2025年6月18日 11時00分

　東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社（本社：東京都中央区、以下：ショッピージャパン）は、半年以上越境ECを副業として実施している主婦セラー101名を対象に、主婦層の越境EC副業実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01｜越境ECを始めたきっかけ、「自分のペースで仕事がしたかった」（45.5%）や「知人や友人に勧められた」（36.6%）など
02｜約5人に1人が、越境ECで「平均月間売上30万円以上」を達成
03｜73.2%が、今後も越境EC継続の意向、うち60.8%が、今後の展望として「新カテゴリーへの挑戦」を検討

■調査概要

調査名称：主婦層の越境EC副業実態調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2025年5月2日〜同年5月8日
有効回答：半年以上越境ECを副業として実施している主婦セラー101名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1　情報の出典元として「shopee」の名前を明記してください。

2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：https://shopee.jp/

■越境ECを始めたきっかけ、「自分のペースで仕事がしたかった」「知人や友人に勧められた」など

　「Q1.あなたが越境ECを始めたきっかけを教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「自分のペースで仕事がしたかった」が45.5%、「知人や友人に勧められた」が36.6%、「家事や育児の合間に働きたかった」が35.6%という回答となりました。

・自分のペースで仕事がしたかった：45.5%

・知人や友人に勧められた：36.6%

・家事や育児の合間に働きたかった：35.6%

・海外市場の可能性に興味を持った：31.7%

・家計の収入を増やしたかった：28.7%

・メディアやSNSで越境ECの成功事例を知った：24.8%

・新しいチャレンジとして始めてみたかった：21.8%

・その他：1.0%

・わからない/答えられない：5.0%

■主に出品している商品カテゴリー、第1位「健康食品・サプリメント」

　「Q2.あなたが現在、主に出品している商品のカテゴリーを教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「健康食品・サプリメント」が31.7%、「スキンケア・化粧品」「ベビー・マタニティー用品」「ファッション・アパレル」がともに30.7%という回答となりました。

・健康食品・サプリメント：31.7%

・スキンケア・化粧品：30.7%

・ベビー・マタニティー用品：30.7%

・ファッション・アパレル：30.7%

・菓子・食品：28.7%

・家電製品：20.8%

・おもちゃ商品：20.8%

・生活雑貨：18.8%

・文房具用品：12.9%

・スポーツ用品：11.9%

・ペット用品：10.9%

・その他：1.0%

　ーハンドメイド

・わからない/答えられない：9.9%

■越境ECを実施している国、「台湾」「シンガポール」が上位

　「Q3.越境ECを実施している国を教えてください。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「台湾」が32.7%、「シンガポール」が29.7%という回答となりました。

・台湾：32.7%

・シンガポール：29.7%

・フィリピン：28.7%

・マレーシア：28.7%

・タイ：22.8%

・ベトナム：20.8%

・ブラジル：6.9%

・その他：1.0%

　ーアメリカ

・わからない/答えられない：26.7%

■越境ECでの平均月間売上、20.8%が「30万円以上」を達成

　「Q4.あなたの越境ECでの平均月間売上はどのくらいですか。」（n=101）と質問したところ、「100万円以上」が5.0%、「50万円以上100万円未満」が7.9%、「30万円以上50万円未満」が7.9%という回答となりました。

・5万円未満：18.8%

・5万円以上10万円未満：22.8%

・10万円以上30万円未満：18.8%

・30万円以上50万円未満：7.9%

・50万円以上100万円未満：7.9%

・100万円以上：5.0%

・わからない/答えられない：18.8%

■越境ECに費やす時間、1週間あたり「20時間以上」が約6割を占める

　Q4で「30万円以上50万円未満」「50万円以上100万円未満」「100万円以上」と回答した方に、「Q5.あなたは週で越境ECにどれくらいの時間を費やしていますか。」（n=21）と質問したところ、「40時間以上」が14.3%、「30時間以上40時間未満」が23.8%、「20時間以上30時間未満」が19.0%という回答となりました。

・5時間未満：0.0%

・5時間以上10時間未満：9.5%

・10時間以上20時間未満：33.4%

・20時間以上30時間未満：19.0%

・30時間以上40時間未満：23.8%

・40時間以上：14.3%

・わからない/答えられない：0.0%

■約7割が、越境ECを実施する上で「課題あり」

　「Q6.あなたは現在、越境ECを実施する上で課題に感じていることはありますか。」（n=101）と質問したところ、「かなりある」が25.7%、「ややある」が43.5%という回答となりました。

・かなりある：25.7%

・ややある：43.5%

・あまりない：12.9%

・全くない：3.0%

・わからない/答えられない：14.9%

■具体的な課題、「国際配送の手続きや費用」が61.4%で最多

　Q6で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q7.あなたが越境ECを行う上で課題に感じていることを教えてください。（複数回答）」（n=70）と質問したところ、「国際配送の手続きや費用」が61.4%、「為替変動のリスク」が50.0%、「返品・クレーム対応」が41.4%という回答となりました。

・国際配送の手続きや費用：61.4%

・為替変動のリスク：50.0%

・返品・クレーム対応：41.4%

・言語の壁：32.9%

・現地の法律・規制への対応：31.4%

・在庫管理：22.9%

・商品調達：21.4%

・プラットフォーム手数料の高さ：17.1%

・広告・プロモーション：14.3%

・技術的な知識やスキルの不足：14.3%

・その他：0.0%

・わからない/答えられない：0.0%

■越境ECを行う上で、「日本語でのカスタマーサポート」や「国際配送料を安くする支援」を求める声

　「Q8.あなたは、越境ECを行う上でどのような支援やサービスがあれば便利だと思いますか。（複数回答）」（n=101）と質問したところ、「日本語でのカスタマーサポート」が49.5%、「国際配送料を安くする支援」が40.6%、「初期費用・維持費が無料のプラットフォーム」が31.7%という回答となりました。

・日本語でのカスタマーサポート：49.5%

・国際配送料を安くする支援：40.6%

・初期費用・維持費が無料のプラットフォーム：31.7%

・現地対応可能の自動翻訳機能：30.7%

・セラー向けの定期的なセミナー・ワークショップ開催：28.7%

・現地マーケット情報の定期的な提供：26.7%

・段階別の売上向上サポート：15.8%

・その他：1.0%

・特にない：5.0%

・わからない/答えられない：6.9%

■73.2%が、「今後も越境ECでの販売を続けたい」と回答

　「Q9.あなたは、今後も越境ECでの販売を続けたいと思いますか。」（n=101）と質問したところ、「必ず続けたい」が24.8%、「できれば続けたい」が48.4%という回答となりました。

・必ず続けたい：24.8%

・できれば続けたい：48.4%

・あまり続けたくない：11.9%

・全く続けたくない：3.0%

・わからない/答えられない：11.9%

■越境EC販売に関する今後の展望、「新しい商品カテゴリーに挑戦したい」が60.8%にのぼる

　Q9で「必ず続けたい」「できれば続けたい」と回答した方に、「Q10.今後の越境EC販売についてどのような展望をお持ちですか。（複数回答）」（n=74）と質問したところ、「新しい商品カテゴリーに挑戦したい」が60.8%、「売上規模を拡大したい」が40.5%、「販売先の国・地域を拡大したい」が39.2%という回答となりました。

・新しい商品カテゴリーに挑戦したい：60.8%

・売上規模を拡大したい：40.5%

・販売先の国・地域を拡大したい：39.2%

・取扱商品数を増やしたい：33.8%

・SNSやマーケティングに力を入れたい：25.7%

・本業として取り組みたい：23.0%

・その他：1.4%

・現状維持で継続したい：0.0%

・わからない/答えられない：0.0%

■まとめ

　今回は、半年以上越境ECを副業として実施している主婦セラー101名を対象に、主婦層の越境EC副業実態調査を実施しました。

　まず、越境ECを始めたきっかけとしては、「自分のペースで仕事がしたかった」（45.5%）や「知人や友人に勧められた」（36.6%）などが挙げられ、主に出品している商品カテゴリーでは、第1位「健康食品・サプリメント」（31.7%）という結果になりました。また、越境ECを実施している国は、「台湾」（32.7%）や「シンガポール」（29.7%）が上位で、越境ECでの平均月間売上について、約5人に1人（20.8%）が「30万円以上」を達成しています。一方で、約7割が、越境ECを実施する上で課題を抱えており、具体的な課題では、「国際配送の手続きや費用」が61.4%で最多となりました。さらに、73.2%が、今後も越境EC継続の意向を示しており、うち60.8%が、今後の展望として「新しい商品カテゴリーに挑戦したい」と回答しています。

　今回の調査では、越境ECを半年以上続ける主婦セラーが、自分のペースで働きつつ着実に成果を上げている実態が明らかになりました。言語や国際配送といった課題を抱えながらも、多くの方が今後も越境ECを継続する意向を示し、新たな商品カテゴリーの開拓にも前向きです。越境ECは副業として取り組みやすく、家事・育児と並行しながら収益機会を生み出せる点が大きな魅力だと言えます。手厚い日本語サポートや定期的なセミナーなど、越境ECに挑戦する方々を支援するプラットフォームの重要性が、今後ますます高まるでしょう。

■ショッピージャパン株式会社概要

　Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームです。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現しています。

　Shopeeはシンプルかつ安全で魅力的なEコマースプラットフォームを世界中の消費者の方々に提供し、毎日何百万人もの人々がショッピング体験を楽しんでいます。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がeコマースで成功するための支援に尽力しています。

　Shopeeは世界をリードする消費者向けインターネット企業であるSea Limited（シンガポール本社、ニューヨーク証券取引所（NYSE）上場）のグループ企業（子会社）です。 Shopeeに加えて、Seaの他のコアビジネス、デジタルエンターテインメント部門であるGarena、デジタル金融サービス部門であるSeaMoneyとテクノロジーを通じて消費者や事業者の生活を改善することを目指しています。