【ニキビ跡治療の選び方】タイプ別に最適解が異なる!調査でわかった3つの誤解と8割が知らない治療法
クレーター・赤み・色素沈着の300名調査で判明した効果的なアプローチとは
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、クレーター状のニキビ跡にはフラクショナルレーザーやダーマペン、赤みには血管系レーザーやIPL、色素沈着にはピーリングやトレチノイン・ハイドロキノン外用が効果的です。ただし調査では74.3%がタイプ別の最適治療法を知らず、自己判断で誤った対処をしていることが判明しました。まずは皮膚科医による正確な診断で自分のニキビ跡タイプを特定することが、効果的な治療への第一歩です。
・ニキビ跡タイプ別の最適治療法を正しく理解していたのはわずか25.7%
・68.3%がセルフケアだけでの改善を試みた経験があり、そのうち82.4%が効果を実感できなかった
・皮膚科受診後に「もっと早く来ればよかった」と感じた人が89.0%に達する
用語解説
■ クレーター(萎縮性瘢痕)とは
クレーターとは、ニキビの炎症によって皮膚の真皮層が破壊され、コラーゲン組織が失われることで生じる陥凹性の瘢痕である。アイスピック型・ボックスカー型・ローリング型の3タイプに分類され、セルフケアでの改善は困難で医療機関での治療が必要となる。
■ フラクショナルレーザーとは
フラクショナルレーザーとは、皮膚に微細な点状の熱損傷を与えることでコラーゲンの再生を促進し、瘢痕組織を改善する治療法である。周囲の正常組織を温存しながら治療するため、ダウンタイムを短縮しつつ効果的にクレーター改善が期待できる。
■ 炎症後色素沈着(PIH)とは
炎症後色素沈着とは、ニキビなどの炎症が治まった後にメラニン色素が過剰に産生され、茶色いシミ状の色素沈着が残る状態である。時間経過で自然に薄くなることもあるが、適切な治療により改善期間を短縮できる。
ニキビ跡タイプ別 最適治療法比較

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比較項目 |
クレーター(萎縮性瘢痕) |
赤み(炎症後紅斑) |
色素沈着(PIH) |
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主な原因 |
真皮層のコラーゲン破壊 |
毛細血管の拡張・増生 |
メラニン色素の過剰産生 |
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推奨治療法 |
フラクショナルレーザー・ダーマペン |
血管系レーザー・IPL |
ピーリング・外用薬 |
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改善期間目安 |
6ヶ月〜1年以上 |
3〜6ヶ月 |
3〜12ヶ月 |
|
治療回数目安 |
5〜10回 |
3〜5回 |
3〜6回 |
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費用目安(1回) |
2〜5万円 |
1〜3万円 |
5千〜2万円 |
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セルフケアでの改善 |
困難 |
やや困難 |
軽度なら可能 |
※一般的な目安であり、個人差があります。
皮膚科・形成外科領域で豊富な臨床実績を持つ医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、ニキビ跡治療の実態とタイプ別の最適治療法に関する調査を実施しました。本調査は、ニキビ跡に悩む方々が適切な治療選択ができるよう、正しい知識の普及を目的として行われました。
調査背景
ニキビ跡は「クレーター(萎縮性瘢痕)」「赤み(炎症後紅斑)」「色素沈着(PIH)」の3タイプに大別され、それぞれ原因と最適な治療法が異なります。しかし多くの方がタイプの違いを正しく認識せず、SNSや口コミに基づいた自己判断でケアを行っているのが現状です。効果の出にくい方法を続けることで改善が遅れ、精神的な負担を抱える方も少なくありません。そこで当院では、ニキビ跡治療に関する実態と認知度を調査し、タイプ別の正しい治療選択について情報発信することにしました。
調査概要
・調査対象:ニキビ跡に悩みを持つ全国の20〜40代の男女
・調査期間:2025年12月15日〜12月24日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】クレーターが最多で41.7%、赤みと色素沈着も約3割ずつ
設問:あなたが最も気になるニキビ跡のタイプはどれですか?

クレーター状のニキビ跡に悩む人が最も多く、凹凸のある肌状態への精神的ストレスの大きさがうかがえます。一方で赤みと色素沈着を合わせると53.3%となり、色調の問題も同様に深刻な悩みとなっています。
【調査結果】74.3%がタイプ別の最適治療法を正しく理解していなかった
設問:ニキビ跡のタイプによって最適な治療法が異なることをご存知でしたか?

「あまり知らない」「全く知らなかった」を合わせると74.3%に達し、大多数がニキビ跡のタイプ別治療について正確な知識を持っていないことが明らかになりました。この認知不足が不適切なセルフケアの継続につながっていると考えられます。
【調査結果】68.3%がセルフケアを優先、医療機関受診は17.7%にとどまる
設問:ニキビ跡改善のためにこれまで試したことがあるものを選んでください(複数回答可・最も効果を期待したもの1つ)

市販のスキンケア製品や美顔器などセルフケアを最優先で試した人が68.3%を占めました。クレーター状のニキビ跡は真皮層の損傷が原因のため、表皮に作用するセルフケアでは根本的な改善が難しいにもかかわらず、多くの方が効果の限られた方法を選択しています。
【調査結果】セルフケア経験者の82.4%が十分な効果を実感できず
設問:セルフケアでニキビ跡の改善効果をどの程度実感できましたか?(セルフケア経験者のみ)

「あまり変わらなかった」「全く変わらなかった」を合わせると82.4%に達し、セルフケアの限界が明確に示されました。特にクレーターや深い色素沈着は、医療機関での専門的な治療が必要なケースが多いことがわかります。
【調査結果】皮膚科受診者の89.0%が『もっと早く来ればよかった』と回答
設問:皮膚科を受診した方にお聞きします。受診のタイミングについてどのように感じていますか?

受診経験者の約9割が「もっと早く来ればよかった」と感じており、セルフケアに時間と費用を費やした後悔が表れています。ニキビ跡は時間経過により定着するため、早期の適切な治療開始が効果を高める重要なポイントとなります。
調査まとめ
今回の調査により、ニキビ跡に悩む方の74.3%がタイプ別の最適治療法を正しく理解しておらず、68.3%がセルフケアを優先して試みていることが判明しました。しかしセルフケアで十分な効果を実感できた人はわずか17.6%にとどまり、皮膚科を受診した人の89.0%が「もっと早く来ればよかった」と感じています。ニキビ跡は「クレーター」「赤み」「色素沈着」のタイプによって原因も最適な治療法も異なるため、まずは皮膚科医による正確な診断を受け、自分に合った治療法を選択することが改善への近道となることがわかりました。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、ニキビ跡治療で最も重要なのは、まず自分のニキビ跡が「クレーター」「赤み」「色素沈着」のどのタイプに該当するかを正確に把握することです。タイプによって最適な治療法は全く異なり、誤った方法を続けても改善は期待できません。
クレーター状のニキビ跡は、真皮層のコラーゲンが破壊されて生じた組織欠損であり、表皮に作用するスキンケア製品では根本的な改善は困難です。フラクショナルレーザーやダーマペンなど、真皮に作用してコラーゲン再生を促す治療が効果的です。クレーターにも「アイスピック型(深く狭い)」「ボックスカー型(角ばった凹み)」「ローリング型(なだらかな波状)」の3つのサブタイプがあり、それぞれに適した治療アプローチがあります。
赤みを伴うニキビ跡は「炎症後紅斑(PIE)」と呼ばれ、毛細血管の拡張や増生が原因です。血管をターゲットとしたレーザー治療やIPL(光治療)が効果的で、適切な治療を行えば数ヶ月で改善が見込めます。一方、美白化粧品はメラニンには作用しますが血管には効果がないため、赤みタイプへの効果は限定的です。
色素沈着は「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれ、炎症によってメラニン産生が活性化した結果です。軽度であれば美白剤やピーリングで改善できることもありますが、深い層に沈着した場合はレーザートーニングなどの医療機器による治療が効果的です。日本皮膚科学会のガイドラインでも、ニキビ跡の種類に応じた治療選択の重要性が示されています。
【エビデンス】日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン」では、ニキビ跡の治療について、瘢痕の種類や深さに応じた適切な治療法の選択が推奨されています。特に萎縮性瘢痕(クレーター)に対しては、フラクショナルレーザーなどのアブレイティブ・非アブレイティブ治療が選択肢として示されています。
タイプ別の正しい治療アプローチ
・クレーター→真皮層に作用する治療(フラクショナルレーザー、ダーマペン、サブシジョン)
・赤み→血管系レーザー、IPL、外用薬(アゼライン酸など)
・色素沈着→ピーリング、トレチノイン・ハイドロキノン、レーザートーニング
治療効果を高める3つのポイント
・早期治療開始:ニキビ跡は時間経過で定着するため、早めの治療が効果的
・継続治療:1回で劇的な改善は難しく、複数回の治療計画が重要
・日焼け対策:治療中・治療後の紫外線対策が色素沈着予防に不可欠
受診のタイミング目安
・ニキビ跡が3ヶ月以上改善しない場合
・クレーター状の凹みが見られる場合
・セルフケアで効果を実感できない場合
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. クレーターは市販品で治せますか?
A. 市販のスキンケア製品でクレーター状のニキビ跡を根本的に改善することは困難です。
今回の調査でも、セルフケアで十分な効果を実感できた人は17.6%にとどまりました。クレーターは真皮層のコラーゲンが失われた状態であり、表皮に作用する化粧品では構造的な改善ができません。フラクショナルレーザーやダーマペンなど、真皮に作用する医療機関での治療が効果的です。
Q2. ニキビ跡の赤みは時間が経てば消えますか?
A. 軽度な赤みは数ヶ月〜1年程度で自然に薄くなることもありますが、長期間続く場合は治療が効果的です。
赤みが6ヶ月以上続いている場合は、毛細血管の拡張が持続している可能性があります。調査では74.3%が「タイプ別の治療法を知らなかった」と回答しており、赤みに対して美白化粧品を使用している方も少なくありません。血管系レーザーやIPL治療で改善期間を大幅に短縮できます。
Q3. ダーマペンとフラクショナルレーザーはどちらがいい?
A. クレーターの深さと範囲、ダウンタイムの許容度によって最適な選択は異なります。
ダーマペンは微細な針で真皮を刺激しコラーゲン再生を促す治療で、ダウンタイムが比較的短い特徴があります。フラクショナルレーザーはより深い層まで作用するため、深いクレーターに効果的ですが、数日間の赤みや腫れが生じます。皮膚科医が瘢痕の状態を診断した上で、最適な治療法をご提案します。
Q4. ニキビ跡治療は何回くらい通う必要がありますか?
A. タイプと重症度によりますが、クレーターは5〜10回、赤み・色素沈着は3〜6回が目安です。
今回の比較表で示した通り、クレーターは改善に6ヶ月〜1年以上かかることも珍しくありません。赤みや色素沈着は比較的短期間で効果を実感できる傾向があります。皮膚科受診者の89.0%が「もっと早く来ればよかった」と回答しているように、早期に治療を開始するほど必要な回数も少なくなる可能性があります。
Q5. ニキビ跡治療中に気をつけることはありますか?
A. 紫外線対策と保湿ケア、活動性ニキビの予防が治療効果を高める重要なポイントです。
治療中は肌が敏感になっているため、日焼け止めの使用が必須です。紫外線を浴びると色素沈着のリスクが高まります。また、新しいニキビができると新たなニキビ跡の原因になるため、治療と並行してニキビ予防も重要です。保湿ケアを十分に行い、肌のバリア機能を維持することで治療効果が高まります。
放置のリスク
・クレーターは放置すると組織が固定化し、治療効果が得られにくくなる可能性がある
・赤みを放置すると毛細血管の拡張が定着し、改善に時間がかかるようになる
・色素沈着は紫外線により悪化・定着しやすく、セルフケアだけでは改善が難しくなる
・誤ったセルフケアにより症状が悪化したり、新たなニキビ跡が増える可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・ニキビ跡が3ヶ月以上改善しない場合
・凹凸のあるクレーター状のニキビ跡がある場合
・赤みや色素沈着が広範囲に及ぶ場合
・市販のスキンケア製品で効果を実感できない場合
・ニキビ跡が精神的なストレスになっている場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科・形成外科領域で豊富な臨床経験を持つ医師による診察
・タイプ別に最適な治療法をご提案(フラクショナルレーザー、ダーマペン、ピーリング等)
・首都圏6院(新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮)で通いやすい
・活動性ニキビの保険診療から美容皮膚科治療まで一貫して対応可能
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
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