大阪・関西万博へ「地域食品資源循環ソリューション」の提供
~会場内から排出される生ごみの資源循環により食品ロス削減に貢献~
NTTビジネスソリューションズ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:北山 泰三、以下、NTTビジネスソリューションズ)と、株式会社ウエルクリエイト(本社:福岡県北九州市、代表取締役:松尾 康志、以下、ウエルクリエイト)、アサヒバイオサイクル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千林 紀子、以下、アサヒバイオサイクル)は、2025年4月13日(日)より開催予定の大阪・関西万博において、会場内から排出される生ごみ(食品残渣)などの有機廃棄物を堆肥へとリサイクルする「地域食品資源循環ソリューション」※1の提供を行います。
※1 地域食品資源循環ソリューション
https://www.nttbizsol.jp/service/foodwaste-recyclingsolution/
1.背景
近年、持続可能な社会実現に向けた地球温暖化対策は世界各国の共通課題となっており、限りある地球資源の有効活用や環境保全に貢献することが強く求められています。なかでも、「食品ロス」などの廃棄物増加は、国際社会が協力して解決すべき重要な取り組みとなっています。
そのような背景を踏まえて、大阪・関西万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、人類が自然環境や文化、多様性との調和を模索し、カーボンニュートラル社会を通じて持続可能な未来を築く方向性を示しており、日本館では「いのちと、いのちの、あいだに」というテーマのもと、会場内の生ごみを利用したバイオガス発電など、世界に貢献しうる日本の先端的な技術等を活用して資源循環を実現し、持続可能な社会に向けた来場者の行動変容を促すことを掲げています。
2.目的
NTTビジネスソリューションズは、このような国際舞台において「地域食品資源循環ソリューション」の提供を通じて、大阪・関西万博および日本館の共通テーマである資源循環を実現し、「食品廃棄物の堆肥化」および「食品ロスの削減」に貢献することをめざします。また、これまでNTTグループが培ったテクノロジーや知見を最大限活用し、持続可能な社会および循環型社会の実現に向けて、人の行動変容と社会変革を促進する資源循環に関する新たな社会実装モデルを世界に発信してまいります。
3.取り組み内容
大阪・関西万博会場内より排出される生ごみ(食品残渣)を資源利用する「地域食品資源循環」に取り組みます。会場内の各施設等から排出される廃棄物は来場者・各事業者協力のもと分別され、そのうち生ごみ(食品残渣)を、食品残渣発酵分解装置※2および堆肥化促進材(好気性発酵分解微生物)※3により、堆肥の元となる発酵物(有価物)を生成し、装置内に貯留した発酵物をウエルクリエイトが自社所有している堆肥化施設(リサイクルセンター)へ運搬のうえ、水分調整・温度管理などIoTを活用した独自の運用管理により堆肥を生育します。その後、生育された堆肥は、地域の契約農家や農業法人などへ提供することで循環型モデルを形成します。
※2 食品残渣発酵分解装置:フォースターズ(ウエルクリエイトの登録商標)
※3 堆肥化促進材:「サーベリックス」(アサヒバイオサイクルが保有する「枯草菌」)

4.各社の役割
NTTビジネスソリューションズ株式会社
・食品残渣発酵分解装置の提供
・地域資源循環のトータルコーディネート
株式会社ウエルクリエイト
・食品残渣発酵分解装置内の発酵物の回収運搬および堆肥化
・生育堆肥の契約農家・農業法人などへの提供
アサヒバイオサイクル株式会社
・堆肥化促進材「サーベリックス」の提供
5.大阪・関西万博の開催期間
2025年4月13日(日)~10月13日(月)(予定)
6.本件に関するお問い合わせ先
NTTビジネスソリューションズ株式会社
バリューデザイン部 ソーシャルイノベーション部門(岩谷 谷村 勝永)
E-mail: recycle@west.ntt.co.jp
※お問い合わせの際は、メールアドレスをお確かめのうえ、お間違いのないようお願いいたします。
本リリースは、NTTグループが展開するGXソリューションブランド「NTT G×Inno(エヌティティ ジーノ)」※の取り組みの1つです。

※「NTT G×Inno」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。
「NTT GX(Green Transformation)× Innovation」の略称であり、社会へのソリューション提供を通じてGX分野でInnovation(変革)をおこし、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していく取り組みです。
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