東京都港区、現場DXサービス「KANNA」を活用した土木施設の維持管理における職員・現場関係者の業務効率化に向けた実証実験を10月1日より開始
煩雑な情報共有の迅速化、災害時の連携強化、属人化解消による組織力向上に期待
株式会社アルダグラム(本社:東京都港区、代表取締役:長濱光、以下、アルダグラム)が提供する現場DXサービス「KANNA(カンナ)」は、東京都港区(区長:清家愛、以下、港区)と土木施設の維持管理に携わる職員および現場関係者の業務効率化に向けて、2025年10月1日より実証実験を開始します。
本実証実験を通じて、港区が抱える外部関係者との煩雑な情報連携における課題を解決し、災害時の迅速な状況把握・指示系統の確立、さらに職員間の情報共有を円滑にすることで、業務の属人化解消と組織全体の生産性向上を目指します。

課題と採用理由
【課題】本実証実験を行う「まちづくり課」は、道路、公園、河川、橋など多岐にわたる土木施設の維持管理・整備を限られた人材で行っており、日々多くの案件を同時並行で進める中で、工事受注業者、インフラ事業者、指定管理者など複数の関係者との情報共有に多くの課題を抱えていました。特に、写真や図面などの大容量データのやり取りにおいて、メール容量の制限やファイルサーバーでの管理の煩雑さといった課題があり、関係者間の情報の橋渡しに手間と時間がかかっていました。
また、日々突発的に発生する案件や、指定管理者制度を導入している公園における区民からの要望対応において、関係者間でのより迅速な情報共有が求められていました。また、複数いる担当者間での案件の進捗管理の標準化、職員の異動に伴う円滑な引き継ぎ、そして個人間のメールに依存することで業務履歴が可視化・蓄積されない点も課題となっていました。

【採用理由】港区は、日々の業務効率化に加え、災害時におけるインフラ復旧対応の迅速化を目指し、DX活用による維持管理の効率化を模索していました。その中で、「KANNA」は、年齢やITスキルの習熟度を問わず、誰でも直感的に使えるシンプルな操作性と、スマートフォン1台で業務が完結する手軽さが評価されました。外部関係者を含めたワンストップの情報共有を実現することで、情報伝達の滞りを解消し、業務の迅速化とミスの軽減に繋がると期待され、この度の実証実験に至りました。
実証実験への期待
今回の実証実験では、土木施設の維持管理に携わる職員および現場関係者に「KANNA」を導入し、工事の迅速な対応と無駄のないコミュニケーションを実現することで、人手不足に対応できる体制づくりと標準的な業務フローの確立を目指します。本実証実験の開始により、これまでメールやファイル転送サービスを介して行われていた大容量の写真や図面の共有が、スマートフォン1台でリアルタイムに可能になることが期待されます。これにより、担当者の手作業による写真整理や案件ごとのデータ管理の負担が大幅に軽減される見込みです。
本実証実験の開始により、組織内の情報共有だけでなく、外部関係者との連携にも波及効果をもたらします。工事の受注業者や指定管理者もプロジェクトに招待することで、現場の状況を直接共有できるようになり、電話やメールでのやり取りの手間が削減されます。これにより、担当者が複数の案件の中継ぎ役となることで発生していた情報伝達の遅延や漏れを防ぎ、迅速な意思決定と対応が可能になることが期待されます。
さらに、KANNAの導入は、港区が目指す「場所に囚われない働き方」やテレワークの推進にも貢献すると考えられます。特に、地震や豪雨などの災害発生時には、現場の被害状況をリアルタイムで写真共有することで、迅速な状況把握と適切な指示出しが可能となります。そのため、復旧作業の効率化に大きく貢献すると見込まれます。
また、案件カレンダー機能を活用することで、計画的な業務と突発的な業務の両方を「見える化」し、業務の全体像を把握しやすくなります。定期的なメンテナンス業務のテンプレート化や、職員の異動が多い公務員の特性に合わせた引き継ぎ資料の整備、過去の案件履歴の蓄積による業務の属人化解消と、組織全体の持続的な発展に寄与することが期待されています。
■現場DXサービス「KANNA」について
「KANNA(カンナ)」は、世界中のノンデスクワーク業界における現場の生産性向上を実現する「現場DXサービス」です。事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間をカンナのように削り、作業の生産性を最大化します。Appストアでのアプリ評価は「4.3点」(5点満点)。ITツールに不慣れな方にもシンプルで使いやすい設計が特徴です。現場DXサービス「KANNA」は、世界中の現場を支えるプロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」、ペーパーレス化を推進するデジタル帳票アプリ「KANNAレポート」の2つのサービスを展開。
【KANNAプロジェクト】https://lp.kanna4u.com/
【KANNAレポート】https://lp.kanna4u.com/report/ ※2024年9月特許取得
株式会社アルダグラム
テクノロジーの力で、世界中のノンデスクワーク業界の生産性向上に取り組み、現場DXサービス「KANNA」を提供しています。2020年7月、プロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」をリリース。2022年5月に株式会社MonotaROと資本業務提携。2023年5月、パナソニック株式会社と資本提携を締結。「KANNA」は、国内外で70,000社が利用(2025年6月現在)。日本のみならず海外にも展開しており、東南アジア・欧米・インドなど世界100カ国以上に展開。日本語版に加え、英語版・タイ語版・スペイン語版・ベトナム語版・インドネシア語版の多言語対応をしています。また、2023年11月にはKANNAシリーズ第2弾としてデジタル帳票アプリ「KANNAレポート」の提供を開始。
【社名】株式会社アルダグラム
【所在地】東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー 26階
【海外拠点】バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)
【代表者】長濱 光
【設立】2019年5月8日
【事業内容】ノンデスクワーク業界の生産性向上を実現するサービスの開発・提供
【URL】(日本語・英語・タイ語)https://aldagram.com/
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