【生産者の顔が見える紙】ザンビア生まれのバナナペーパーでできた“バナナペーパー・ハンドブック” をデザイン会社・広告代理店様向けに無償提供
紙研究所プロジェクト第13弾。バナナの日である8月7日(水)より順次郵送開始。
株式会社高速オフセット(本社:大阪市西区、代表:島田 智、以下高速オフセット)では、バナナの茎繊維に古紙やFSC®認証パルプを加えて作られた用紙・バナナペーパーを使用し、印刷見本として使える「バナナペーパー・ハンドブック」を制作しました。バナナペーパーを使ってみたい・提案してみたいデザイン会社・広告代理店向けに、8月7日より順次無償提供いたします。
作る人も、使う人も納得のいく紙製品を。透明性のある紙の普及を目指して
高速オフセット内のプロジェクト「紙研究所」では、「手に取る」というワクワクが生まれる紙製品で、作る人も、受け取る人も、みんなが楽しみながらSDGsを達成できるような仕組みを創ることを目指しています。
取り扱っている用紙の1つ・バナナペーパーは、ワンプラネット・ペーパー®協議会が普及を推進する用紙。「世界の森林や野生動物の減少などの環境問題と、途上国の貧困問題や女性の自立支援といった社会課題の両面を解決したい(※)」という想いから2011年に事業がはじまりました。
※引用:バナナペーパーとは - One Planet Paper® (2024年7月29日閲覧)
https://oneplanetpaper.com/about_bananapaper/
バナナペーパーは、ゴミとして捨てられていたバナナの茎繊維に古紙やFSC®認証パルプを加えて作られた用紙です。
元となる茎繊維はアフリカ・ザンビアのエンフエ村にあるバナナペーパー工場で作られています。そこから、高品質な印刷用紙にするために日本に運ばれ、越前和紙の工場で加工されて紙になります。
バナナの茎はフェアトレードで取引され、ザンビアの人たちの生活資金や教育費に繋がります。捨てるものを活用し、さらに茎繊維づくりという仕事をもたらし、人々の生活・教育資金に繋がります。SDGs17項目すべての目標に貢献できる用紙です。
私たち高速オフセットも2023年2月にワンプラネット・ペーパー®協議会へ入会し、イベントや広報活動、また普段の印刷業務を通してバナナペーパーの普及を目指しています。
今回、紙研究所プロジェクトにおいて、このバナナペーパーを使って「バナナペーパー・ハンドブック」を企画・制作しました。
ハンドブック 3つの特徴
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100g/㎡, 180g/㎡の用紙を同封し、350 g/㎡の厚紙でパッケージ風に仕立てています。カラーチャートがついているので、色見本としてもお使いいただけます。
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ザンビア・エンフエ村にあるバナナペーパー工場で働くチーム写真を同封。元となる茎繊維を作っている工場の様子や、生産者の顔をご覧いただけます。
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バナナペーパーが製品となるまでの工程を図でまとめています。
「日本の技術はおもしろい。いつか日本で学んでみたい」。もっともっと、ワクワクするバナナペーパー製品が生まれるように、デザイン会社・広告代理店様向けに無償提供
バナナペーパーを使って印刷物が作りたいデザイン会社・広告代理店様向けに、「バナナペーパー・ハンドブック」の無償提供を実施いたします。
申し込み受付日:2024年7月30日~
https://www.kousoku-offset.co.jp/documents/bananapaper-handbook/
8月7日の「バナナの日」より、順次郵送いたします。
※応募多数の場合は、製造より順次郵送となります。
【無償提供の注意点】
※こちらのハンドブックは、バナナペーパーでの印刷を本格的に考えている企業様向けとなります。
まずはバナナペーパーの用紙を見てみたいという企業様には「SDGs用紙サンプル帳(無料郵送)」がおすすめです。
●SDGs用紙サンプル帳(無料郵送)
https://www.kousoku-offset.co.jp/documents/paper-sdgs/
バナナペーパーについて詳しく知りたい方は下記の記事、もしくは「チームボイス集」の資料請求がおすすめです。
●バナナペーパーとは
https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-service-20201015/
●バナナペーパー・チームボイス集冊子無料郵送
https://www.kousoku-offset.co.jp/documents/bananapaper-teamvoiceset/
※郵送サービスは、製造ロット数の観点からいずれも企業様向けとなります。
バナナペーパー・ハンドブックの無償提供を決めたのは、2024年3月にザンビア・エンフエ村にあるバナナペーパー工場を訪れたことがきっかけです。
茎繊維を作る工場のメンバーに、当社で印刷したお客様のバナナペーパー製品を見せたところ、「日本の技術はおもしろい」「もっともっと会社を発展させて、いつか日本へ行って日本の技術を学んでザンビアへ持って帰りたい」という声を直接聞くことができました。
ザンビアから出荷される時は茎状だったものが、用紙になり、形を変え、そして色がのる――。彼らにとって日本の印刷技術やデザインはとても新鮮で、そのクリエイティブな技術をいつか学んでみたいという想いがあることを知り、もっともっと日本でバナナペーパーの認知をクリエイティブな面からも広げていく必要性があると感じました。
そのためには、紙製品を作るデザイナー様やバナナペーパーを提案していただける広告代理店様の力が必要と感じ、この度企業様を対象に無償提供を行うこととなりました。
ゴミとして捨てていたものが、紙製品となって生まれ変わり、また誰かの手に届く。貧困問題を抱えている国で雇用が生まれ、生活賃金や教育資金が捻出できる。
1枚の紙がたくさんの人を繋げ、未来を変えていく――そんな輪を広げていくために、たくさんのバナナペーパー製品を作っていくことができればと願います。
バナナペーパーを使うことで、ザンビアの方の126日間の給料貢献を達成
高速オフセットでは2020年からバナナペーパーの取り扱いを始め、今年で5年目を迎えます。
高速オフセットがこれまで消費したバナナペーパー印刷物を集計(※)し、ザンビアで働いている方々にどれだけ貢献したかを数値化。給料面で算出すると、ザンビアのスタッフ1人直接雇用126日間分の給料に貢献することができました。
※~2024年7月までの累計数値。高速オフセット社内消費及び、企業様にご発注いただいた印刷物をすべて含みます。
ザンビア現地へ視察した際にも、「子どもの学校で必要な材料を揃えられるようになった」「子どもを大学まで通わせることができた」「奥さんが看護師の学校へ通えるようになった」など、生活面での変化を聞くことができました。
高速オフセットではこれからも、日本の企業の皆さまと力を合わせ、サステナブル紙の商品・サービスを通じて「SDGs17番:パートナーシップで目標を達成しよう」の達成を実現していきたいと考えています。
紙研究所プロジェクトについて
高速オフセットでは、サステナブル紙の商品・サービスを通じて「SDGs17番:パートナーシップで目標を達成しよう」の達成を実現したいと思っております。
ざらざら、つるつる、でこぼこ、ふわふわ…。普段目にしたり、手に取ったりする紙製品。その見た目や手触りは1つ1つ異なり、アナログならではのあたたかみを私たちに届けてくれます。
SDGsへの取り組みが加速する昨今では、普段は捨てられる廃棄物を混ぜて作った用紙や、使うことで現地の支援につながる用紙など、フェアトレードやアップサイクルなどの観点に着目した用紙が増えています。
私たちは、用紙代理店様よりそれぞれの紙の想いやストーリーを聞き、企業様ともに新たな紙製品を作ることで、SDGsが掲げる様々な目標に貢献していきたいと思っています。「手に取る」というワクワクが生まれる紙製品だからこそ、作る人も、受け取る人も、みんなが楽しみながらSDGsを達成できるような仕組みを――。1つの紙製品から世の中を変えることができればと願い、紙製品を研究・開発する「紙研究所」プロジェクトを立ち上げました。
紙から世界を変えていけるようなアクションの輪を広めていきたいと思います。
■紙研究所のプロジェクト活動内容
第1弾 2020年6月23日
若手社員によるコロナ禍アイテム開発! 抗菌仕様マスクケース「ますちょ」サービス開始
第2弾 2022年6月15日
優しい質感、あたたかい手触り。「バナナペーパーde環境報告書」サンプル制作
第3弾 2022年8月2日
サステナブルな社会を目指すアパレル企業様向け「バナナペーパー下げ札」サンプル制作
第4弾 2022年9月29日
「好き」で選ぶカレンダー。「4種の用紙から選べるSDGs卓上カレンダー」
第5弾 2022年10月31日
広げよう、バナナペーパーの輪。「部員全員、バナナペーパー名刺計画」
第6弾 2023年6月12日
大ロット印刷×SDGsの可能性。「LIMEX用紙取り扱い」スタート
第7弾 2023年12月1日
SDGsに関心のあるすべての方へ。
エコプロ2023 in東京ビックサイトにて「紙から学ぼうSDGs 紙研究所」を出展
第8弾 2024年2月27日
一枚の紙から東北を元気に!「東北コットンCoC」印刷サービス 正式リリース
第9弾 2024年4月3日
あずきの殻が用紙に~アップサイクル紙「小豆殻CoC」を使った印刷事例を公開~
第10弾 2024年5月29日
「バナナペーパーシール」をSDGsイベントのプレゼント品として協賛
第11弾 2024年6月27日
廃棄される小豆の殻を混抄した用紙「小豆殻CoC」でアップサイクル啓発ポスターを制作
第12弾 2024年7月26日
夏休みの自由研究に!「紙から学ぼうSDGs 紙図鑑」を大阪府摂津市・摂津工場にて限定無料配布
第13弾 2024年7月31日
ザンビア生まれのバナナペーパーでできた“バナナペーパー・ハンドブック” をデザイン会社・広告代理店様向けに無償提供
■その他 (特許・表彰など)
・1986年 毎日新聞社とその関連会社の出資により設立
・2008年 FSC®-COC認証(FSC-C020167)取得
・2012年 持ち株会社・毎日新聞グループホールディングスが100%株式を保有する子会社となる
・2015年 ISO14001 認証取得(東京支社、京都営業所)
・2017年 ISO14001 自主運営へ切り替え
・2018年 ショールーム兼新商品開発などを行う「プリントラボラトリー」が誕生
・2020年 バナナペーパー取り扱いスタート
・2023年 ワンプラネット・ペーパー®協議会入会。「エコプロ2023」にて紙研究所を初出展。KAMIKENプロジェクトを本格始動
・2024年 バナナペーパーの原料となる茎繊維をつくるザンビアを現地視察。大阪初開催のワンプラネット・ペーパー®フェスに初出展。子ども環境教育情報紙「エコチル」オフィシャルパートナープログラム2024に参画
■ 会社概要
株式会社高速オフセットは、毎日新聞グループホールディングスを支える中核の総合印刷会社です。1986年設立、『発想から発送まで。伝えたいを伝わる形に』を合言葉に、主力の印刷事業はもちろん制作(紙面/WEB)事業、出版事業、ネット通販事業、自社商品の開発などをサービスとして取り扱っています。
本社所在地:大阪市西区北堀江2丁目5番24号 KOUSOKU堀江ビル
https://www.kousoku-offset.co.jp/
安定した印刷技術
新聞印刷輪転機や商業輪転機を筆頭に多数の印刷機を保有し、安定した印刷パフォーマンスを実現。
SDGsを意識した商品提供
2008年4月2日にはFSC®-COC認証を取得。環境に配慮した印刷技術や用紙の活用に長年着目し、水なし印刷、ベジタブルオイルインキ、バイオマスインキ、バナナペーパー、バガス紙、タンザニアコットンペーパーなどSDGsに対応している商材を広く取り扱っています。
※2023年2月にワンプラネット・ペーパー®協議会に参画しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000090597.html
メディアミックスを意識
紙とデジタルの共存にも注力し、従来の『印刷』の枠組みを越えた、更なる成長を目指した挑戦を続けています。
スマホでガチャやクーポンが発行できる「Qube」、インバウンド向けサービス「HAKO-BU.net」、好きな写真を組み合わせてオリジナルカレンダーが作れる「ひとこま」など、便利なサービスや自社開発商品を提供しています。
■ 本案件に関するお問い合わせ
本案件についてのお問い合わせは以下までお願い致します。
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