地球にやさしい製品「asue」の生分解性コーヒー豆パッケージ「asueco(あすえこ)」を堆肥化に合わせて分解、にんにく圃場での利用を開始
ナカバヤシ株式会社(本社:大阪市中央区、社長:湯本 秀昭)は、地球にやさしい製品「asue」ブランドから提供している生分解性コーヒーパッケージ「asueco」(読み:あすえこ)を堆肥化に合わせて分解することに取り組みました。出来上がったasueco入り堆肥は当社兵庫県関宮工場のにんにく圃場へ利用し、無事生育も確認しました。
■生分解性コーヒー豆パッケージ「asueco」の堆肥化・農業利用実験に成功
ナカバヤシの兵庫関宮工場で加工、製袋を行っているコーヒー豆パッケージ「asueco」を、コーヒーを抽出する際に残るコーヒーかすの堆肥化に合わせて混ぜ込み分解させ、2023年秋にナカバヤシが保有する兵庫県のにんにく圃場に散布しました。2024年6月にはにんにくを収穫し、分解した「asueco」入り堆肥の農業利用実験が成功したことを確認しました。
今後は、使用済みの「asueco」を堆肥化し、その堆肥で育てられた野菜をカフェなどへ納品することにより、循環型社会への貢献を目指します。
※「asueco」は、協力先のもと分解、堆肥化しています。
■使用後の「asueco」を回収へ
実際に「asueco」を使用していただいているロースターやカフェから使用後の「asueco」を回収する準備をしています。ナカバヤシの商品配送ルート内で配送と同時に効率よく回収するため、CO2排出削減にも寄与しています。さらに今後は「asueco」と同時にコーヒーかすの回収も目指しております。
■「asueco」とは・・・
アルミニウムを使用せず、生分解性の素材を使うことでコンポストを可能にしたコーヒー豆袋です。
背面に、ガスコントロール技術「TiMELESS®」※を用いることにより、プラスチック性バルブを設けることなく袋内外部の気体分子(ガス)の交換が行えます。バリア紙「SILBIO BARRIER(シルビオバリア)」と生分解性素材「BioPBS™」※のシーラント層(フィルム)を組み合わせたことで、酸素・水蒸気・香気の透過を防ぎ、食品の美味しさを保つ機能を持ちながらも、プラスチックの使用量削減に寄与する製品化を実現しました。
製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負うという拡大生産者責任の考え方も取り入れ、回収とリサイクル=堆肥化、そして農業利用という循環の仕組み作りを目指しています。
※「TiMELESS®」は、株式会社MIBが開発、特許取得したガスコントロール技術です。
※長瀬産業株式会社が本技術を用いたコーヒー向け包装の総代理店です。
※「SILBIO BARRIER」は王子エフテックス株式会社のリサイクル可能なバリア紙です。
※「BioPBS™」は、三菱ケミカルグループの植物由来の生分解性樹脂です。
※回収、農業利用の仕組み化は、一般社団法人530と共同で目指しています。
<ナカバヤシの「asue」について>
「asue」は「環境(地球)問題に配慮した製品を提供するナカバヤシの思いが「明日」(未来)へ繋がるように」という想いを込め、「地球(アース)」と「明日(あす)」を組み合わせて名づけられたブランドです。ストローや紙コップ、紙容器の他、木製カトラリーや紙ナプキン・おしぼりなど豊富なラインアップを用意しており、循環型社会と持続可能なライフスタイルの実現に貢献します。
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