脳科学や人工臓器など、電子情報工学をベースに「生体医工学」の面白さを解説する、中・高校生向けセミナー「電子情報工学系オンラインセミナー ―情報エレクトロニクス&医用工学の展開―」を開催
~7~10月の全9回(各回1テーマ・30分)/Zoomウェビナー形式/参加無料~
東京電機大学(学長:射場本忠彦)は、7~10月にかけて9回にわたり、中学生・高校生を対象に「生体医工学」の面白さを解説する「電子情報工学系オンラインセミナー ―情報エレクトロニクス&医用工学の展開―」(主催:理工学部 電子情報・生体医工学系)をZoomウェビナー形式にて開催します。
2022年度から開催している恒例の本セミナーは、電子情報工学をベースに「生体医工学」という分野を、中学生・高校生に分かりやすく紹介します。脳科学、人工臓器のサイバーフィジカルシステム、VRやARを用いた医療支援、再生医療と電子情報工学、人と機械を結ぶインターフェースなどをテーマに取り上げ、人間のからだや日常生活に深く関わっている「生体医工学」の面白さを解説します。各回1テーマ・30分の構成で、知りたい内容のセミナーに気軽に参加できます。中学生・高校生の皆さまのご参加をお待ちしています。

<開催概要(予定)>
■開催形式:Zoomウェビナー
■参 加 費:無料
■お申し込み方法:以下のURLより「ウェビナー登録」
https://dendai.zoom.us/webinar/register/WN_rYCwBrKUTUOmiK2GAIsfQw
■主 催:東京電機大学 理工学部 電子情報・生体医工学系
■お問い合わせ先:東京電機大学 理工学部 電子情報・生体医工学系
e-mail:re-online-seminar@mail.dendai.ac.jp
■プログラム
7/26(土) 17:30〜18:00 「“脳”の中を見てみよう!電子情報工学で未来をひらく」
[講師]田中 慶太
[内容]近年のディジタル化の加速や新型コロナによる社会の大きな変化が、人の心への影響は無視できない問題になっています。そのため人の心の働きを解明する脳科学がさらに重要性を増すことが予想されます。本セミナーでは、脳科学からわかること最新の脳計測装置を紹介します。
8/2(土) 17:30〜18:00 「人々の生活を支援するインタフェース開発」
[講師]趙 崇貴
[内容]ロボット、パワードスーツやVRなどにおける直感的な操作を実現する入力インタフェース、医療福祉・スポーツ分野における運動機能評価において、人の動作の認識・解析はその核となる技術です。本セミナーでは、人体の中でも複雑な動作を行う「手」を題材に、センサ情報に基づいていかに動作を認識・解析するのかを解説します。
8/30(土) 17:30〜18:00 「人工臓器のサイバーフィジカルシステム」
[講師]本間 章彦
[内容]仮想空間の中に再現された物理空間のコピーであるデジタルツインを用いて、モニタリング(遠隔監視)やシミュレーションが行われています。本セミナーでは、実際に起こるであろう物理空間での変化を予測し、トラブルの回避・解決に備えることで現実の世界に最適な結果を導き出すサイバーフィジカルシステムを人工臓器に適用する試みについて紹介します。
9/6(土) 17:30〜18:00 「循環器系医療機器の研究開発」
[講師]住倉 博仁
[内容]心臓は、血液を全身に送り出すポンプとして機能し、血液は常に体内を循環します。また、肺は、血液に酸素を補充し二酸化炭素の排出を行います。本セミナーでは、このような循環器系に用いられる医療機器として、血液ポンプや人工肺、人工心臓弁等に関する概要を説明すると共に、関連する研究について紹介します。
9/20(土) 17:30〜18:00 「人工の手のセンサ制御」
[講師]大西 謙吾
[内容]半導体式センサの量産化技術により、携帯情報端末は社会生活の必需品になり、社会はセンサにあふれ、至る所で自動化・情報化が進んでいます。本セミナーでは、センサ技術や情報技術を用いれば人工の手は人の手になりえるのでしょうか。ここでは、人の手として作業をするための人工の手のセンサ制御技術について紹介します。
10/4(土) 17:30〜18:00 「VR技術を用いた医療支援システム」
[講師]荒船 龍彦
[内容]エンターテイメント用途で主に用いられてきたVR、AR技術の医療への応用が近年急速に進んでいます。ただし医療機器には様々な制限があり、既存技術がそのまま医療のニーズを解決することにはなりません。本セミナーでは、VR/AR/MRの手術支援システムや医療業務支援システムの開発の実例の紹介を交えながら、これら技術がどう医療に貢献できるかを解説します。
10/11(土) 17:30〜18:00 「人間適応型インターフェースに関する研究」
[講師]塚原 彰彦
[内容]多くの電子機械装置は、人が使い方を覚え、その装置に適応して、使用・操作する必要があります。反対に、装置が賢く、人に適応して動作するならば、様々な人の生活がより豊かになることが期待できます。本セミナーでは、機械が人に適応する、人と機械を結ぶインターフェース技術に関して行っている研究について紹介します。
10/18(土) 17:30〜18:00 「再生医療と電子情報工学」
[講師]矢口 俊之
[内容]更なる発展が期待される再生医療や細胞移植治療は医学、細胞生物学、分子生物学、生理学などの学問分野に加え、工学の分野の貢献も必要とされています。本セミナーでは、細胞組織培養システムの研究例を通して、電子情報工学がどのように活かされているのかを紹介します。
10/25(土) 17:30〜18:00 「プラズマ技術を用いた人にやさしいバイオ材料の開発」
[講師]大越 康晴
[内容]私たちの身の回りのスマートフォンやパソコンなどには、「プラズマ」と呼ばれる技術が使われています。このプラズマ技術は、医療やバイオの分野でも活躍しています。本セミナーでは、プラズマを使ってつくられる「ダイヤモンドのように優れ人にやさしいcarbon薄膜(DLC: diamond-like carbon)」に注目し、未来の医療材料やバイオ材料支える技術について、紹介します。
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