株式会社マッチボックステクノロジーズ、スポットワークの自前化に関する特許を取得
内部雇用者・外部経験者に対するスポットワークの求人提供に関する独自技術など
株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ、所在地:新潟県新潟市、代表取締役:佐藤 洋彰、以下当社)は、保有済み特許を分割出願し、2025年3月と5月にスポットワーク(※1)の自前化に関する独立した特許を新たに2件取得しました。
当社は、現役従業員・アルバイト・スポットワーカー(スキマバイト)・アルムナイ(OBOG)等を含めた各社独⾃の⼈材プールを構築し、1日・数時間単位の求人と働き手をオンラインでマッチングさせるスポットワーク内製化SaaS「matchbox(マッチボックス)」を提供しています。
この度、当社の主要サービスである「マッチボックス」の根幹をなす技術に関する特許を新たに2件取得したことで、取得済みの特許が計15件となりました。また、当社の保有する独自技術、および知財に対する考え方に関する紹介ページを公開いたしました。
特許による機能の強み(独自技術の紹介):https://business.matchbox.jp/patent
社会課題の解決に注力するために(知財について):https://www.matchboxtech.co.jp/patent
※1 スポットワークとは短時間・短期間で雇用契約を結ぶ働き方のことです。スキマバイトや雇用型ギグワークとも呼ばれ、ギグワークとは雇用関係の有無で区別されることがあります。

■「スポットワークの自前化」を実現するために必要不可欠な独自技術
「マッチボックス」は、企業が自社でスポットワーカーの募集を可能にするプラットフォームです。従業員やアルバイトのほか、スキマバイトサービス等で採用したスポットワーカーやアルムナイ(OBOG)等を、自社専用のデータベースにメンバー登録して一元管理することで、信頼できるスポット人材を必要な時に自社のシステムで採用することが可能になります。
当社は、上述のようにさまざまな属性の人材を独自のデータベースに登録して自前でスポットワークの人材募集を行う「マッチボックス」の仕組みを、アウトソーシングと対比した「セルフソーシング」と呼称し、商標を取得しています。

この度新たに取得した特許は次のような特許です。
スポットワークの自前化に関する特許
・内部雇用者/外部経験者を蓄積して活用するシフト調整システムに関する特許
就業希望者を「雇用契約のある内部雇用者」と「外部経験者(OBOGなど)」に区別し、必要書類と共にデータベースに記録。事業者は日時ごとに就業の募集を就業希望者に提示し、求人を受け付ける。就業希望者の情報と就業情報に基づき適切な帳票を発行するシフト調整システム。
・外部の非雇用者を登録し活用するシフト調整システムに関する特許
外部の非雇用者を事業所ごとのデータベースに登録し、「内部雇用者および外部経験者」と区別して必要書類と共に記録。事業者は日時ごとに就業の募集を就業希望者に提示し、求人を受け付ける。就業希望者の情報と就業情報に基づき適切な帳票を発行するシフト調整システム。
■スポットワークは自前化の時代に 「セルフソーシング」で労働力不足を本質的に解決
近年、大手飲食企業がスポットワーカー募集を自前で行うことを発表するなど、スポットワークを自前化する動きがみられています。スポットワークは、企業は労働力を確保でき、働き手は柔軟に働ける、双方にメリットがある働き方です。一方で、現在主流の外部媒体を活用したスポットワークについては課題もあります。企業にとっては働き手の不安定さ、働き手にとっては業務の不透明さが主に語られており、これらの課題の多くは、双方が都度初対面になることや一度きりの雇用関係になるという点から発生しています。
そのようななか、スポットワークを自前化することで、従来のスポットワークの課題の解決も期待されています。「セルフソーシング」は、現役従業員・アルムナイ(OBOG)・アルバイト・また働いてほしいスポットワーカーなどを各社独⾃の⼈材データベースに登録し信頼できる働き手を必要な時に雇用できる仕組みです。企業と働き手が双方の合意のもと継続して働くため、企業にとっては安定した働き手を繁閑に合わせて雇用でき、働き手は自分に合った働きやすい環境で働き続けることができます。
当社は、「眠れる労働力を掘り起こし、日本の労働問題の解決する」というミッションを達成するために、「セルフソーシング」文化を推進するべく、特許取得を重要視しています。

■スポットワークに関する特許を15件保有
当社は現在、スポットワークおよび「セルフソーシング」に関する特許を国内外に30件以上出願しており、基本特許を含む15件の特許を取得済みです。特許テーマは大きく分けて、セルフソーシング、コンプライアンスの遵守、最適な人材との最大のマッチング、自治体のスポットワークの4つのポートフォリオがあります。スポットワークの根幹だけでなく、マッチングの最適化による効率化、労働者保護、地方創生も意識した技術開発を行っています。
当社は今後も効果的な労働課題の解決にむけ新しい働き方の基盤技術を提示し、技術革新を通じて「より良いセカイ」の実現をめざしてまいります。また、同時に自社の知的財産を適切に保護しながら、社会に貢献できる技術を創出し続けます。
私たちマッチボックステクノロジーズは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、雇用側の金銭的・人的コストの効率化および「あらゆる人が柔軟に働ける社会」の実現をめざしてまいります。
以上
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング®︎型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスを目指しております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp
「Matchbox Technologies」について
私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現を目指し、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年より、スポットワークの管理内製化Saas「matchbox」の展開を開始し、これまでに7,432の事業所に導入。また、新潟県や大阪府をはじめとする8県13自治体に、自治体公式就労プラットフォームとして導入いただいています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に30件以上出願しており、基本特許を含む15件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像