商船三井がファースト・ムーバーズ・コアリションの「セクター・チャンピオン」に就任
~ゼロ・エミッション燃料の普及に向けた議論を主導~
FMCには、シッピング・アルミニウム・航空・二酸化炭素除去・コンクリート・鉄鋼・トラック輸送の7つのセクターが設けられています。脱炭素化が特に難しいこれらのセクターから、主要なグローバル企業が83社参画しており(2023年8月時点)、当社は2022年に日本企業として初めて参画を果たしました(註2)。シッピング・セクターに参画している海運企業は、2030年までに遠洋輸送の少なくとも5%をゼロ・エミッション燃料とすることをコミットしています。今後、当社はシッピング・セクターのチャンピオン企業として、各国政府ならびに参画企業と協力し、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにするために必要なゼロ・エミッション燃料の普及に向けた議論を主導していきます。
当社社長の橋本は、「セクター・チャンピオンとして選ばれ大変光栄に思います。2050年までのGHGネットゼロ達成には、FMCが取り組むゼロ・エミッション燃料の早期普及が欠かせません。多様な船種を擁し、多岐に渡る業界に様々な物資やエネルギーを安定的に輸送してきた総合海運企業としての立場から、当社はFMCが掲げる目標の実現に向けてより一層大きな役割を果たしていきます。」と述べました。
FMC Program HeadのNancy Gillis氏は、「商船三井がセクター・チャンピオンに就任したことは、海運業界が脱炭素化の未来へ進むために重要な瞬間です。商船三井がゼロ・エミッション燃料に関する議論をリードすることで、持続可能な海運業界へと同業他社を導くことができます。私たちは共にネットゼロに向けた取り組みを加速し、素早い行動と変化を続けていくことを証明していきます。」と述べました。
当社グループは、2050年までにGHGの排出量を実質ゼロとし、人・社会・地球の持続可能な開発を推進するための新たなロードマップとして「商船三井グループ 環境ビジョン2.2(https://www.mol.co.jp/sustainability/environment/vision/pdf/vision22/mol_group_environmental_vision_2.2.pdf)」を策定しており、FMCのコミットメントもその中間マイルストーンとして組み込んでいます。当社は、FMCにおけるシッピング・セクターの議論を主導することで、自社のみならず海運業界全体においても、ネットゼロの達成に向けた取り組みを加速させていきます。
(註1) FMCは2021年11月に開催されたCOP26に際して、世界経済フォーラム(WEF)と米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使が協力して立ち上げたイニシアチブです。ゼロ・エミッションを達成するために重要となる技術・サービスを2030年までに購入することを大企業が約束することで、早期に市場を創出し、脱炭素技術の開発と普及促進を目指しています。
(註2) 詳細は以下の当社プレスリリースをご参照ください。
・2022年5月26日付「ファースト・ムーバーズ・コアリション(First Movers Coalition )」に日本企業として初参画」(https://www.mol.co.jp/pr/2022/22069.html)
・2023年1月26日付「国内企業で初めてファースト・ムーバーズ・コアリションのシッピング・セクターに参画 ~海運業界の脱炭素化に向けて~」(https://www.mol.co.jp/pr/2023/23007.html)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 環境・エコ・リサイクル物流・倉庫・貨物