アンリツとLITE-ON社が協業し、O-RAN Global PlugFest Spring 2024においてO-RAN仕様の実装検証に貢献
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、O-RAN ALLIANCE主催のO-RAN Global PlugFest Spring 2024に参加したことをお知らせいたします。アンリツは、O-RAN ALLIANCEが定めるオープンな無線アクセスネットワーク(O-RAN[※1])に関する仕様の実装と検証、および、エコシステムの形成に貢献いたしました。
O-RAN Global PlugFest Spring 2024は、O-RANの導入を加速させることを目的に、アジア、北米、欧州における18ヶ所のラボで開催されました。
アンリツは、北米会場(Joint North America PlugFest COSMOS / WINLAB at Rutgers University)に参加し、O-RAN Fronthaul仕様に準拠したO-RU(O-RAN Radio Unit)を試験しました。 O-RUは、LITE-ON Technology Corporationhttps(LITE-ON社)との協業により提供された、5G対応無線基地局装置です。LITE-ON Technology Corporationは、O-RAN仕様に準拠した商用の5Gプライベートネットワークソリューションを提供しています。
試験概要
・パートナー:LITE-ON Technology Corporation
アンリツは、O-RAN WG4(Work Groups 4) Open Fronthaul Interfaces Workgroupで定義されたCU-Plane[※2]テストシナリオによるコンフォーマンス試験を実施しました。また、3GPP TS38.141-1で定義されているUplink試験に必要なBLER[※3]を測定し、O-RANのテストにおける試験時間の短縮に貢献しました。
・提供機器:アンリツは、O-RUのテストのために通信するO-DU Emulator、ネットワークマスタ プロ MT1000A、ラジオコミュニーケーションテストステーション MT8000A、および、必要なソフトウェアを動作させるための制御PCを提供しました。
アンリツは、今後もO-RANテストソリューションを発展させ、オープンで安全なモバイルネットワークの構築に貢献してまいります。
LITE-ON Technology Corporationについて
LITE-ON Technology Corporation(TWSE:2301)は1975年に設立され、発光ダイオード(LED)のパイオニアとして、台湾で初めてエレクトロニクス分野で上場した企業です。
LITE-ON Technology Corporationに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
用語解説
[※1] O-RAN
無線アクセスネットワークをより拡張性が高く、オープンにすることを目的に活動している通信事業者および通信機器ベンダ等による団体、O-RAN ALLIANCEの活動、または同団体で策定された仕様を指す。
[※2] CU-Plane
C-Plane(Control Plane)、U-Plane(User Plane)の併称。ネットワーク内の制御に使用されるプロトコルメッセージをC-Plane、ユーザデータを送受信するプロトコルメッセージをU-Planeという。
[※3] BLER
Block Error Rateの略。総ブロック数に対する誤りが含まれるブロック数の比率。
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