信金中央金庫との再エネ電力の調達等に向けた連携について

株式会社エナーバンク

(左から信金中央金庫 サステナビリティ推進部長 大塚琴美氏、株式会社エナーバンク 共同創業者・代表取締役 村中健一)

 

 株式会社エナーバンク(共同創業者 代表取締役:村中 健一、以下「エナーバンク」という。)は、信金中央金庫(理事長:柴田弘之、以下「信金中金」)との連携を開始いたしました。

 これにより、当社は信金中金および各信用金庫を通じて、信用金庫の取引先が再エネ電力等を安価に調達できるようサポートすることで、地域におけるCO2排出量の削減を促進し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります※1。

※1 各信用金庫が個別に当社と連携するため、取扱いの有無・時期等は、信用金庫毎に異なります。

1.連携の背景

 近年、大企業を中心とするサプライチェーン全体でCO²排出量削減に取り組む動きが加速しており、中小企業においてもその対応が求められています。中小企業によるCO²排出量削減に向けた取組みとして、再エネ電力の調達や省エネの強化が注目されていますが、一般的に再エネ電力は化石燃料発電と比較すると価格が 高い傾向にあり、コスト負担の増加が導入に向けたハードルの一つとなっています。エナーバンクは、こうした課題を解決すべく、信金中金および各信用金庫との連携を通じて、中小企業に対して最適な電力調達や環境価値の売買等を支援する取り組みを開始しました。

2.当社サービス内容

 エナーバンクは、CO²排出量や電力コスト削減を希望する中小企業に対し、次の(1)~(3)の各ソリューションを提供し、エナーバンクが事業者の選定や価格交渉等の複雑で手間のかかる手続きを代行いたします。

 (1) エネオク

 エネオクは、複数の小売電気事業者の中から安価で希望する条件(再エネ比率※2等)に合致した先を選定し、最適な電力契約の締結を支援するリバースオークション型※3のプラットフォームです。

 本サービスは完全無料で利用でき、手軽に電力契約を見直すことができます。

また、利用企業のうち、73%(2024年11月時点)が再エネ条件付きの電力調達を選択しており、多くの再エネ電力調達ニーズに貢献しています。

※2 調達電力に占める再エネ電力の割合。0%,10%,30%,50%,100%から選択可能。

※3 一度入札した小売電気事業者が他社の入札価格・条件を確認の上、再入札を行うことが可能な仕組み。

   これにより、価格競争を促すことが可能。

(2) グリーンチケット

 グリーンチケットは、他社が実施したCO²排出削減量を金銭的な取引によって自社のCO²排出削減量とする「カーボン・オフセット」を支援するプラットフォームです。CO²排出量の相殺を希望する企業に対し、グリーン電力証書やFIT非化石証書、J-クレジットの購入をサポートするほか、再生可能エネルギーの発電に取り組んでいる企業に対し、「グリーン電力証書」発行のサポートも行っています。

(3) ソラレコ

ソラレコは、太陽光発電設備の導入を目指す企業に対し、複数の太陽光発電設備事業者から希望に合う先を選定し、自己所有または第三者所有モデル(リース・オンサイトPPA※4)方式にて太陽光発電設備の導入を支援するサービスです。マッチングサービスは無料で利用可能なほか、有償にて太陽光発電設備導入に向けたコンサルティングサービスも提供しています。

※4 Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略

3.本連携によって実現できること

 エナーバンクは、全国に広がる信用金庫のネットワークと自社が有するソリューションを活用し、全国規模で中小企業のCO²排出量削減をサポートすることで、脱炭素社会の実現を目指してまいります。

中小企業において、脱炭素化が進展しない理由の一つとして、経済的なメリットが感じられないこと等が挙げられますが、そうした企業に対し、エネオクを通じて安価な再エネ電力の調達を可能とすることで、コスト負担を抑えた脱炭素化の実現が可能となります。

 また、太陽光発電設備導入に意欲のある企業に対しては、ソラレコを通じて簡易かつ最適な条件で設備事業者を紹介可能なほか、太陽光発電設備の設置が難しい中小企業に対しては、グリーンチケットを通じて環境価値にかかる証書の購入をサポートすることで、CO²排出量の相殺を促すことが出来ます。

4.今後の展望

 当社は、企業の脱炭素化に向けて需要家目線の調達プラットフォームを開発・運営してきました。

リバースオークションや共同調達など、独自のデジタル技術を活用することで、最適な再生可能エネルギー電力の調達や環境証書の売買をサポートしています。

信金中金との連携を通じて、全企業の99.7%を占める中小企業の脱炭素化を加速させるとともに、地域経済や大企業のサプライチェーン全体におけるCO₂排出量削減、さらには日本の再エネ発電事業の発展にも貢献してまいります。

また、当社のサービスの連携により「信用金庫=グリーン」というブランドイメージの構築を後押しし、信用金庫業界全体の価値向上に寄与することを目指していきます。

■本件に対する問い合わせ先

 信金中央金庫 IR広報室  TEL 03(5202)7700

 株式会社エナーバンク 本社/(partner@enerbank.jp)

【会社概要】

会社名:株式会社エナーバンク

代表取締役:村中健⼀/共同創業者

所在地:103-0027東京都中央区⽇本橋2丁⽬1-17丹⽣ビル2階

設⽴:2018年7⽉

電話:03-6868-8463

資本金等:8億5,500万円(2024年12月2日時点、資本準備金含む)

事業内容:電力オークション「エネオク」の開発、運営

     環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」の企画、販売

     太陽光発電設備導入支援事業「ソラレコ」の企画、販売

     エネルギー調達・脱炭素のためのコンシェルジュ「エネパーク」の企画、運営

     グリーン電力証書発行事業者 事業者コードA65

     非化石価値取引会員番号 Q96

URL:https://www.enerbank.co.jp/

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会社概要

株式会社エナーバンク

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URL
https://www.enerbank.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋2丁目1−17 丹生ビル2階
電話番号
03-6868-8463
代表者名
村中健一
上場
未上場
資本金
2億7500万円
設立
2018年07月