【高電圧対応の面実装パッケージ】新電元工業、「CGパッケージ」を開発
~1600V耐圧の民生機器向けダイオード発売~

新電元工業は民生・車載機器向けに高電圧に対応可能な面実装パッケージ「CGパッケージ」を開発しました。
近年、インバータ電源や車載機器の進化により、効率と機能の向上が求められています。それに伴い、半導体製品には高い耐圧性能と安全性が不可欠となっています。特にノイズ対策部品など安全性が重視される用途では、端子間距離の確保が重要です。しかし、従来の面実装パッケージでは、端子間距離を確保しながら高電圧負荷時の安全性を維持することが難しく、小型化との両立が課題となっていました。
このようなニーズに応えるべく、新電元工業は高電圧に対応可能な面実装パッケージ「CGパッケージ」を開発しました。
本パッケージはご好評いただいている当社の低背・小型面実装パッケージ※1と同一の外形寸法を維持しながら、端子間距離を5.6mmに拡大しました。これにより、汚損度2※2の環境下でも実効電圧1000Vを超える高電圧に対応可能です。
CGパッケージを採用した第一弾製品として、民生機器向けダイオード「D3CG160V」を発売します。大型チップを搭載することで耐圧1600V、IFSM耐量150Aを確保し高サージにも対応可能です。
これにより、高耐圧機器の小型化、安全性の向上に貢献します。
今後も「CGパッケージ」を採用した車載対応品など随時拡充していきます。
※1 「2Fパッケージ」
※2国際規格IEC60664ー1
■特長
・高耐圧の面実装パッケージ
端子間距離を5.6㎜確保することで、汚損度2※2の環境下でも実効電圧1000V以上対応可能。
※2 国際規格IEC60664ー1

・IFSM耐量150Aを確保
・1600Vの高耐圧
■用途例
・インバータ電源
・民生家電全般
・車載機器
■発売時期
2025年8月
■生産工場
秋田新電元
■製品仕様

新電元工業株式会社について
新電元工業は、 1949年の設立以来、 パワー半導体やスイッチング電源などパワーエレクトロニクスを主な事業領域として、 独創的な技術を活かした数多くの製品を開発し、 世界各国のお客様の期待と信頼にお応えしてきました。
新電元工業は、 半導体技術、 回路技術、 実装技術を併せ持つ世界でも稀なメーカーとしてコア技術を融合し、 発展・応用させていくことで、 持続可能な社会の実現の一翼を担う製品をご提供していきます。 詳細については新電元工業のウェブサイト( https://www.shindengen.co.jp/ )をご覧ください。
お問い合わせ先
新電元工業株式会社 営業本部マーケティング部
News事務局
すべての画像