【国内ECを実施している担当者110名に聞いた】約9割が「売上成長率の鈍化」を実感、8割以上が「海外への展開」を希望しつつも、「言語対応」や「国際配送」などが障壁に

~海外展開を始める際にほしいサポートも明らかに~

 東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(本社:東京都中央区、以下:ショッピージャパン)は、日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者110名を対象に、国内EC担当者の海外展開に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01|国内EC事業の直近1年間の売上成長率、4割以上が、「減少している」と回答

  • 02|約9割が現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を「感じる」実態

  • 03|81.8%が海外展開を希望しつつも、過半数が「国際配送の手続き」を障壁に挙げる

■調査概要

  • 調査名称:国内EC担当者の海外展開に関する意識調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年10月6日〜同年10月7日

  • 有効回答:日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者110名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「shopee」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://shopee.jp/

■国内EC事業で販売している商品カテゴリー、第1位は「菓子・食品」と第2位「健康食品・サプリメント」が3割超

 「Q1. お勤め先の国内EC事業で販売している商品カテゴリーを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「菓子・食品」が32.7%、「健康食品・サプリメント」が31.8%、「ベビー・マタニティー用品」が22.7%という回答となりました。

Q1. お勤め先の国内EC事業で販売している商品カテゴリーを教えてください。(複数回答)

・菓子・食品: 32.7%

・健康食品・サプリメント: 31.8%

・ベビー・マタニティー用品: 22.7%

・家電製品: 21.8%

・ファッション・アパレル: 20.0%

・スキンケア・化粧品: 18.2%

・おもちゃ商品: 14.5%

・生活雑貨: 14.5%

・スポーツ用品: 10.9%

・文房具用品: 10.0%

・ペット用品: 2.7%

・その他: 5.5%

・わからない/答えられない: 4.5%

■41.8%が、お勤め先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率は「低下している」と回答

 「Q2. お勤め先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率はどのような状況ですか。」(n=110)と質問したところ、「大幅に低下している」が12.7%、「やや低下している」が29.1%という回答となりました。

Q2. お勤め先の国内EC事業の直近1年間の売上成長率はどのような状況ですか。

・大幅に低下している: 12.7%

・やや低下している: 29.1%

・横ばい: 31.8%

・やや成長している: 15.5%

・順調に成長している: 6.4%

・大幅に成長している: 2.7%

・わからない/答えられない: 1.8%

■売上成長が鈍化している要因、約3割が「同業他社との価格競争の激化」と回答

 Q2で「横ばい」「やや減少している」「大幅に減少している」と回答した方に、「Q3.売上成長が鈍化している要因は何だと考えていますか。最もあてはまるものをお選びください。」(n=81)と質問したところ、「同業他社との価格競争の激化」が29.6%、「新規顧客獲得の難化」が18.5%という回答となりました。

Q3.売上成長が鈍化している要因は何だと考えていますか。最もあてはまるものをお選びください。

・同業他社との価格競争の激化: 29.6%

・新規顧客獲得の難化: 18.5%

・広告費の高騰: 17.3%

・国内の市場全体の成長の鈍化: 14.8%

・配送や在庫管理などのコスト増加: 8.6%

・自社のECサイトの集客力の低下: 3.7%

・商品ラインナップやサービスの競争力不足: 2.5%

・その他: 2.5%

・わからない/答えられない: 2.5%

■「物価の高騰のため」や「少子化」などの要因も

 Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、売上成長が鈍化している要因となるものがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=79)と質問したところ、「少子化」や「物価の高騰のため」など37の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 少子化。

  • 物価の高騰のため。

  • 中国が牽引役となっているから。

  • ネット販売に押され、対面販売が鈍化している。

  • 海外ECの国内進出による広告露出の低下やECサイト利用料の高騰。

■85.5%が、現在の国内EC市場だけでの売上成長に「限界を感じる」と回答

 「Q5. あなたは、現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じますか。」(n=110)と質問したところ、「かなり感じる」が26.4%、「やや感じる」が59.1%という回答となりました。

Q5. あなたは、現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じますか。

・かなり感じる: 26.4%

・やや感じる: 59.1%

・あまり感じない: 10.0%

・全く感じない: 2.7%

・わからない/答えられない: 1.8%

■国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策、第1位は「商品ラインナップの拡充」で半数を占める

 Q5で「かなり感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q6.国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策を教えてください。(複数回答)」(n=94)と質問したところ、「商品ラインナップの拡充」が50.0%、「自社ブランド商品の開発」が44.7%、「CRM施策や会員制度などの既存顧客のリピート強化施策」が42.6%という回答となりました。

Q6.国内EC事業の売上を伸ばすために実施している施策を教えてください。(複数回答)

・商品ラインナップの拡充: 50.0%

・自社ブランド商品の開発: 44.7%

・CRM施策や会員制度などの既存顧客のリピート強化施策: 42.6%

・実店舗との連携施策: 26.6%

・広告出稿やSNS活用などの新規顧客獲得施策: 23.4%

・配送や在庫管理の効率化: 18.1%

・価格戦略の見直し: 17.0%

・サイトUI改善・サポート強化などの顧客体験の向上: 6.4%

・その他: 0.0%

・特にない: 0.0%

・わからない/答えられない: 1.1%

■海外市場への展開(越境EC)を「してみたいと思う」人が81.8%

 「Q7. あなたは、海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が40.9%、「ややそう思う」が40.9%という回答となりました。

Q7. あなたは、海外市場への展開(越境EC)をしてみたいと思いますか。

・非常にそう思う: 40.9%

・ややそう思う: 40.9%

・あまりそう思わない: 10.9%

・全くそう思わない: 7.3%

■海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由、「国際配送の手続きが複雑で分からないから」が52.2%で最多

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由は何ですか。(上位3つまで回答可)」(n=90)と質問したところ、「国際配送の手続きが複雑で分からないから」が52.2%、「初期投資や固定費用が高そうだから」が37.8%、「現地の言語でのカスタマー対応ができないから」が30.0%という回答となりました。

Q8.海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由は何ですか。(上位3つまで回答可)

・国際配送の手続きが複雑で分からないから: 52.2%

・初期投資や固定費用が高そうだから: 37.8%

・現地の言語でのカスタマー対応ができないから: 30.0%

・どのプラットフォームを選べばよいか分からないから: 27.8%

・現地の法規制や税制が分からないから: 27.8%

・決済方法の対応が難しそうだから: 18.9%

・失敗した時のリスクが大きそうだから: 6.7%

・社内にノウハウを持つ人材がいないから: 5.6%

・在庫管理や受注管理が複雑になりそうだから: 4.4%

・その他: 0.0%

・特にない: 1.1%

・わからない/答えられない: 0.0%

■「円安」や「技術流出防止」などの理由も

 Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、海外市場への展開(越境EC)に挑戦できない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=89)と質問したところ、「円安」や「技術流出防止」など39の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 円安。

  • 技術流出防止。

  • 上場企業の子会社であり、メインが親会社向けのため。

  • 決済がきちんとされるのか不安、またクレーム対応の不安。

  • 経験不足で、経験者が欲しい。

  • ノウハウが明確でない。

■第1位は「初心者向けの始め方セミナー」で42.2%、第2位「売れる商品や価格設定のアドバイス」41.1%

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q10.どのようなサポートがあれば越境ECを始められると思いますか。(複数回答)」(n=90)と質問したところ、「初心者向けの始め方セミナー」が42.2%、「売れる商品や価格設定のアドバイス」が41.1%、「国際送料を安くする仕組み」が37.8%という回答となりました。

Q10.どのようなサポートがあれば越境ECを始められると思いますか。(複数回答)

・初心者向けの始め方セミナー: 42.2%

・売れる商品や価格設定のアドバイス: 41.1%

・国際送料を安くする仕組み: 37.8%

・最初の出品を手伝ってくれるサポート: 33.3%

・日本語で気軽に質問・相談できる窓口: 27.8%

・実際に成功している企業の事例紹介: 21.1%

・現地のお客様対応の手助け: 8.9%

・面倒な手続きを代行してくれるサービス: 7.8%

・その他: 2.2%

・わからない/答えられない: 1.1%

■まとめ

 今回は、日本国内のみでECサイト運営・販売を行っているEC担当者100名を対象に、国内EC担当者の海外展開に関する意識調査を実施しました。

 まず、国内EC事業の直近1年間の売上成長率について質問したところ、7割以上(73.6%)が「横ばい以下」と回答し、多くの担当者が成長鈍化を実感していることが明らかになりました。さらに、85.5%が現在の国内EC市場だけでの売上成長に限界を感じると回答しており、国内市場の競争激化や顧客獲得コストの上昇が影響していると考えられます。こうした状況下で、半数が「商品ラインナップの拡充」という施策を実施しているものの、根本的な打開策にはなっていない現状が浮き彫りになりました。

 一方で、81.8%が海外展開を希望していることも判明しました。しかし、実際に越境ECに踏み出せない理由として、52.2%が「国際配送の手続きが複雑で分からない」、37.8%が「初期投資や固定費用が高そう」と回答しており、言語対応や物流面での不安が大きな障壁となっていることが分かりました。

 今回の調査では、多くの国内EC担当者が売上成長の鈍化を実感し、海外市場への展開に強い関心を持ちながらも、具体的な一歩を踏み出せずにいる実態が明らかになりました。国内市場の成長が頭打ちになる中、越境ECは新たな成長機会として注目されています。言語対応や国際配送などの課題をクリアし、初期投資を抑えられるプラットフォームやサポート体制の充実が、越境EC普及の鍵となるでしょう。

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■ショッピージャパン株式会社 概要

 Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームです。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現しています。

 Shopeeはシンプルかつ安全で魅力的なEコマースプラットフォームを世界中の消費者の方々に提供し、毎日何百万人もの人々がショッピング体験を楽しんでいます。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がEコマースで成功するための支援に尽力しています。

 Shopeeは世界をリードする消費者向けインターネット企業であるSea Limited(シンガポール本社、ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場)のグループ企業(子会社)です。 Shopeeに加えて、Seaの他のコアビジネス、デジタルエンターテインメント部門であるGarena、デジタル金融サービス部門であるSeaMoneyとテクノロジーを通じて消費者や事業者の生活を改善することを目指しています。

■ショッピージャパンによるサポート

ショッピージャパンのスタッフが日本語で出店及び売上向上のサポートをしております。ご質問はDM・メールにて承ります。

Shopee Japan 公式ウェブサイト

https://shopee.jp/ 

Shopee Japan 公式Twitter

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会社概要

URL
https://www.shopee.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門1丁目17−1
電話番号
-
代表者名
Ian Ho, Terence Pang
上場
-
資本金
-
設立
2020年07月