【イベントレポート】「贈与」で見る人事と組織~これからの時代のちょっと新しい眼鏡~ 1月20日(月)開催
「贈与」で見る人事と組織~これからの時代のちょっと新しい眼鏡~:2025年1月20日に人事図書館(東京都中央区)にて、メンバー限定で、著者登壇によるワークショップイベントを開催。
株式会社Trustyyle(本社:東京都中央区・代表取締役:吉田洋介)は、運営するコミュニティ「人事図書館」にて、『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞 )、『利他・ケア・傷の倫理学ーー「私」を生き直すための哲学』(晶文社)の著者である、近内悠太 氏を招き、著者監修のワークショップ「Narratives」のエッセンスを体験できるイベントを開催しました。このイベントでは、人事図書館メンバー限定でありながら、当日は参加者15名が会場の席を埋め、懇親会まで多くの方が残って熱く語りあいました。
イベントのハイライト
本イベントには、15名の人事図書館メンバーの方々が参加し、近内氏監修の「Narratives」エッセンスのワークショップを体験しました。
本ワークショップは、個人と組織が持つ「ナラティブ(物語)」を掘り起こし、互いに影響し合いながら変容していく「自律型組織」へのアプローチを提供するというものです。
今回のイベントでは、冒頭に近内氏による「贈与」に関するセッションがあり、続いて参加した15名が1組3〜4名のグループに分かれて、それぞれ自分自身が受け取った「贈与」や「傷」に纏わるストーリーを共有し合うグループワークを行いました。他者に語ると言うワークの中で、自らの贈与の体験がより解像度を上げることができ新たな気づきを得、また対話により新しいものの見方を見つけることができる体験が、多くのグループで起こっていました。
参加した人事図書館のメンバーの皆さんは、これからの時代に必要な「ちょっと新しい眼鏡」を手に入れ持ち帰ってくれたようです。
反響・評価
開催後のアンケートにも参加者のほとんどの方がコメントを残してくださいました。
ここにその一部を抜粋し、当日の熱気をお伝えいたします。
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「“受け取ってくれてありがとう”や、その人の存在を意識することが出来たと感じます。」
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「贈与は(中略)、純粋贈与と贈与と交換の3つがあるというのが、感覚値としても納得感あり(ママ)、最も学びでした」
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「贈与に関して誰かと話したいと思っていました。話せば話すほど理解できた気持ちと、分かっていない自分を感じることがありました。」
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「相手が差し出したつもりがないけど、受け取っているのが、贈与。確かに、たくさん受け取ってきたかも!」
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「(中略)また、贈与をしていると思いたいのに、交換になっている自分がいて、でもそれでもいいんだと気づかせてくれた方もいて、すごく気持ちが楽になりました!」
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「大きな贈与は、気づくのが少し怖いと思いました。未来の自分がきちんと受け取れますように、、、」
登壇者プロフィール
近内悠太 氏
1985年神奈川県生まれ。教育者。哲学研究者。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。 著書 『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(第29回山本七平賞 奨励賞 ) 『利他・ケア・傷の倫理学ーー「私」を生き直すための哲学』(晶文社)
(撮影:岡本裕志氏)
ファシリテーター
江畑聡美 氏
株式会社ジザイラボ代表。リクルートの関連会社で10年間、人材事業において業務設計や生産管理を担当。その後エンターテインメント企業にて、新規事業開発・経営企画・人事企画に従事しながら「"たのしいは最強"を共に探究するラボ」をテーマに起業。MVVから戦略づくりや組織デザインまで、「経営やサービスに込めた想いを聞き、形にする」ことに強み。
人事図書館とは
2024年4月1日に東京人形町にオープンした、人事関連職が集まるコワーキング×コミュニティ。2000冊以上の人事に関する書籍と500名以上の会員を有しており「仲間と学びで、未来を拓く」をタグラインに運営している。
公式HP:https://hr-library.jp/
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