【マスクニキビ調査】花粉シーズン前に7割が予防法を知らず、放置した人の83.7%が悪化を経験

〜皮膚科医が教える「マスクネ」の正しい予防と対処法、300名調査で判明した深刻な実態〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、マスクニキビ(マスクネ)の主な原因は「蒸れによる雑菌繁殖」と「摩擦による肌バリア機能の低下」の2つです。予防には通気性の良いマスクの選択と1日2回の適切な洗顔が効果的ですが、すでに炎症を起こしている場合は自己判断での対処は悪化リスクがあるため、皮膚科への早期受診をお勧めします。

 

・マスクニキビの正しい予防法を知っている人はわずか28.7%、7割以上が誤った対処をしていた 

・マスクニキビを放置した人の83.7%が「悪化した」と回答、うち35.2%は跡が残った 

・花粉シーズン(2〜4月)にマスクニキビが悪化する人は67.3%と過半数を超える

 用語解説 

■ マスクニキビ(マスクネ)とは 

マスクニキビ(マスクネ)とは、マスク着用による蒸れ・摩擦・圧迫が原因で発生するニキビの総称である。マスク内の高温多湿環境がアクネ菌の繁殖を促進し、さらにマスクの摩擦で肌バリア機能が低下することで炎症性のニキビが発生しやすくなる。医学的には「機械性ざ瘡」や「接触性皮膚炎に伴うざ瘡様発疹」に分類される。

 

■ 肌バリア機能とは 

肌バリア機能とは、皮膚の最外層である角質層が持つ、外部刺激から肌を守り水分の蒸発を防ぐ機能である。セラミドや天然保湿因子(NMF)によって構成され、この機能が低下すると乾燥や炎症、ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなる。

 

■ アクネ菌とは 

アクネ菌とは、皮膚の毛穴に常在するプロピオニバクテリウム・アクネス(Cutibacterium acnes)の通称である。通常は無害だが、毛穴が詰まり皮脂が溜まった環境で過剰に増殖すると、炎症を引き起こしニキビの原因となる。

 マスクニキビの対処法比較(セルフケア vs 皮膚科受診)

比較項目

セルフケア

皮膚科受診

効果が現れる期間

2〜4週間

1〜2週間

費用目安

1,000〜5,000円(市販薬・スキンケア)

1,000〜3,000円(保険適用3割負担)

重症ニキビへの効果

限定的

高い(処方薬で対応可能)

ニキビ跡のリスク

高い(放置で悪化)

低い(早期治療で予防)

再発予防指導

なし

あり(生活指導含む)

適応する症状

軽度(白ニキビ数個)

中等度〜重度(炎症性ニキビ)

※一般的な目安であり、個人差があります。

 

皮膚科・形成外科領域で数多くの手術実績を持つ医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、花粉シーズンを前に「マスクニキビ(マスクネ)に関する実態調査」を実施しました。花粉症対策でマスク着用が増える2〜4月は、マスクニキビに悩む患者様からの相談が急増する時期です。本調査では、マスクニキビの発生状況、予防・対処法の認知度、放置による影響などを詳しく調査しました。

 調査背景 

新型コロナウイルス感染症の流行以降、マスク着用が日常化し「マスクニキビ」や「マスクネ」という言葉が広く知られるようになりました。感染対策の緩和後もマスク着用を続ける方は多く、特に花粉シーズンはマスク使用率が再び上昇します。当院にも「マスクをすると必ずニキビができる」「花粉の時期になるとマスクニキビが悪化する」といった相談が増加しています。しかし、正しい予防法や対処法が十分に認知されていないため、症状を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。そこで今回、マスクニキビの実態と正しい知識の普及状況を把握するため、本調査を実施しました。

 調査概要 

調査対象:過去1年以内にマスク着用によるニキビ・肌荒れを経験した全国の20〜50代の男女 

調査期間:2026年1月6日〜1月15日 

調査方法:インターネット調査 

調査対象人数:300名

 調査結果 

【調査結果】7割以上がマスクニキビの正しい予防法を知らない実態が判明 

設問:マスクニキビ(マスクネ)の正しい予防法をご存知ですか?

 

 

マスクニキビの正しい予防法を「知っている」と回答した人はわずか28.7%にとどまりました。「なんとなく知っている」と「知らない」を合わせると71.3%となり、多くの人が適切な予防法を理解していないことが明らかになりました。誤った知識のまま対処を続けることで、症状を悪化させるリスクが懸念されます。

 【調査結果】原因を「蒸れ」のみと認識する人が多く、「摩擦」の影響は4割が見落とし 

設問:マスクニキビの主な原因として認識しているものは何ですか?(複数回答可・最も影響が大きいと思うものを1つ選択)

 

 

最も多かったのは「蒸れによる雑菌繁殖」(42.3%)でしたが、実際には「摩擦による肌ダメージ」も同等に重要な原因です。摩擦を主原因と認識している人は23.7%にとどまり、肌バリア機能の低下がニキビ発生に与える影響が十分に理解されていないことがわかりました。

 【調査結果】6割以上が「放置」または「自己流ケア」、皮膚科受診は15.7%のみ 

設問:マスクニキビができた際、どのように対処しましたか?


マスクニキビへの対処として最も多かったのは「放置」(38.3%)で、皮膚科を受診した人はわずか15.7%でした。放置や自己流のケアでは症状が長引いたり悪化するリスクがあり、特に炎症を伴うニキビは早期の専門的治療が重要です。

 【調査結果】放置した人の83.7%が悪化を経験、35.2%はニキビ跡が残る結果に 

設問:マスクニキビを放置、または市販薬のみで対処した結果、症状はどうなりましたか?(該当者のみ・n=197)

 

 

放置または市販薬のみで対処した人のうち、何らかの悪化を経験した人は83.7%に達しました。特に深刻なのは35.2%が「ニキビ跡が残った」と回答している点で、早期の適切な治療の重要性を示しています。

 【調査結果】花粉シーズンに67.3%がマスクニキビ悪化、長時間着用が原因 

設問:花粉シーズン(2〜4月)にマスクニキビは悪化しますか?

 

 

花粉シーズンにマスクニキビが悪化すると回答した人は67.3%に上りました。花粉症対策でマスク着用時間が長くなることに加え、鼻をかむ・マスクを触るなどの刺激が増えることが悪化の要因と考えられます。花粉シーズン前からの予防策が重要です。

 調査まとめ 

本調査により、マスクニキビに悩む人の7割以上が正しい予防法を知らず、6割以上が放置や自己流ケアで対処している実態が明らかになりました。放置した人の83.7%が症状の悪化を経験し、35.2%はニキビ跡が残るという深刻な結果も判明しています。さらに、花粉シーズンには67.3%の人がマスクニキビの悪化を経験しており、2〜4月は特に注意が必要な時期と言えます。マスクニキビは「蒸れ」だけでなく「摩擦」も大きな原因であり、正しい予防法の理解と早期の皮膚科受診が重要であることが示されました。

 医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、マスクニキビは正しい知識と早期対処で十分に予防・改善が可能な症状です。しかし、今回の調査で7割以上の方が予防法を知らないという結果は非常に懸念されます。

 

マスクニキビ(マスクネ)の発生メカニズムは、大きく2つの要因から成り立っています。第一に、マスク内は呼気により高温多湿の環境となり、アクネ菌をはじめとする雑菌が繁殖しやすい状態になります。第二に、マスクの縁や表面が肌と擦れることで角質層が傷つき、肌バリア機能が低下します。この2つが重なることで、通常よりもニキビが発生・悪化しやすい環境が作られます。

特に注意していただきたいのは、炎症を伴う赤ニキビや膿を持ったニキビです。これらを放置したり、誤った方法で潰したりすると、真皮層までダメージが及び、陥凹性瘢痕(クレーター)や色素沈着として残ってしまいます。調査結果で35.2%の方がニキビ跡が残ったと回答しているのは、まさにこの早期治療の遅れが原因と考えられます。

花粉シーズンは、マスク着用時間の増加に加え、アレルギー反応による肌の炎症傾向も重なるため、マスクニキビが悪化しやすい時期です。花粉シーズン前から予防策を講じることが、ニキビ跡を残さないための最善策です。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡治療ガイドライン」では、炎症性ニキビに対しては外用レチノイド、過酸化ベンゾイル、抗菌薬などによる早期治療が推奨されています。また、ニキビ跡の予防には炎症期間を短縮することが最も重要とされており、市販薬での対処が長引く場合は皮膚科受診を検討すべきとされています。

マスクニキビの正しい予防法

・通気性の良い不織布マスクを選び、3〜4時間ごとに交換する 

・マスク装着前に保湿剤で肌バリア機能を強化する 

・帰宅後は速やかに洗顔し、マスク内に溜まった皮脂・汗を除去する 

・マスクの縁が当たる部分にワセリンを薄く塗り摩擦を軽減する 

・肌に合わない素材を避け、肌への刺激を最小限にする

 皮膚科受診の目安 

・赤く腫れた炎症性ニキビが3個以上ある場合 

・膿を持ったニキビ(膿疱)ができている場合 

・市販薬を2週間使用しても改善しない場合 

・同じ場所に繰り返しニキビができる場合 

・すでにニキビ跡(赤み・凹み)が気になる場合

 

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師 

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

 ・ミラドライ認定医

 臨床実績(2024年時点、累計) 

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上 

・腋臭症治療:2,000件以上 

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴 

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業 

・2009年 東京逓信病院 初期研修 

・2012年 東京警察病院 皮膚科 

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

 よくある質問(Q&A) 

Q1. マスクニキビと普通のニキビの違いは何ですか?

 

A. 発生原因と発生部位が異なり、マスクニキビはマスクの接触部位に集中して発生します。

 

通常のニキビは主にホルモンバランスや皮脂分泌過多が原因ですが、マスクニキビは蒸れと摩擦という外的要因が主な原因です。発生部位もマスクで覆われる頬・あご・鼻周りに集中し、マスクの縁に沿ってできることが特徴です。今回の調査では、マスクニキビの原因を「摩擦」と正しく認識している人は23.7%にとどまり、この違いの理解が予防に重要です。

 

Q2. マスクニキビに効果的なスキンケアは?

 

A. 保湿による肌バリア強化と、低刺激な洗顔による清潔維持が基本です。

 

マスクニキビ予防には、朝晩の低刺激な洗顔料での洗顔と、セラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤での保湿が効果的です。ただし、調査では市販薬やスキンケア変更のみで対処した人の83.7%が悪化を経験しており、すでにできてしまったニキビには限界があります。炎症性ニキビには皮膚科での治療が必要です。

 

Q3. どんなマスクを選べばマスクニキビを予防できますか?

 

A. 通気性が良く、肌に優しい素材で、サイズが合っているマスクを選ぶことが重要です。

 

不織布マスクの場合は通気性の良いタイプを選び、3〜4時間ごとの交換が理想的です。布マスクは通気性に優れますが、毎日洗濯が必要です。また、サイズが合わないと摩擦が増えるため、顔にフィットするサイズを選びましょう。調査では花粉シーズンに67.3%が悪化すると回答しており、この時期は特に素材選びが重要です。

 

Q4. マスクニキビは皮膚科でどのような治療を受けられますか?

 

A. 外用薬による治療が基本で、症状に応じて内服薬やピーリングなども行われます。

 

皮膚科では、炎症を抑える外用抗菌薬、毛穴詰まりを改善するアダパレン、殺菌作用のある過酸化ベンゾイルなどが処方されます。保険適用で1,000〜3,000円程度の自己負担で治療が受けられます。調査では皮膚科を受診した人はわずか15.7%でしたが、放置して悪化した人の83.7%という結果を見ると、早期受診の重要性がわかります。

 

Q5. マスクニキビ跡を消すことはできますか?

 

A. 赤みや色素沈着は改善しやすいですが、凹み(クレーター)の完全な消去は困難です。

 

ニキビ跡の種類によって治療法は異なります。赤みにはビタミンC誘導体やレーザー治療、色素沈着にはハイドロキノンやトレチノインが有効です。しかし、調査で35.2%が経験した凹み状の跡は真皮のコラーゲンが破壊されているため、完全に消すことは難しくなります。だからこそ、ニキビ跡を作らないための早期治療が最も重要なのです。

 放置のリスク 

・炎症性ニキビを放置すると真皮層まで炎症が及び、陥凹性瘢痕(クレーター)として永久に残る可能性がある 

・膿疱を自己判断で潰すと細菌感染が広がり、周囲にニキビが拡大するリスクがある 

・慢性的なマスクニキビは酒さ(しゅさ)や脂漏性皮膚炎など他の皮膚疾患を誘発する可能性がある

 こんな方はご相談ください|受診の目安 

・赤く腫れた炎症性ニキビが3個以上同時にできた場合 

・膿を持ったニキビ(黄色い芯が見えるもの)ができた場合 

・市販薬を2週間以上使用しても改善が見られない場合 

・ニキビ跡(赤み・茶色いシミ・凹み)が気になり始めた場合 

・同じ場所に繰り返しニキビが発生する場合

 クリニック案内 

アイシークリニックの特徴 

・皮膚科・形成外科の専門医療機関として、ニキビ治療から跡の改善まで一貫した治療を提供 

・保険診療による外用薬治療から、自由診療のケミカルピーリング・レーザー治療まで幅広く対応 

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院体制で、仕事帰りや休日にも通いやすい診療時間を設定 

・WEB予約システム完備で待ち時間を最小限に、初診から一人ひとりの肌状態に合わせた治療プランを提案

 

各院情報 

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階 

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階 

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F 

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階 

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階 

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

 

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月