モンスターラボ、バルカーの新サービス開発における品質保証を支援
半導体装置部品に必要なフッ素樹脂のデジタル調達サービス「Quick Value™️」の開発をサポート
開発背景
製造業において、購買調達部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、製造工程そのもののDXに比べて遅れをとっており、なかでも、図面をもとにした加工部品の調達は特に属人的で、手作業による業務に頼らざるを得ないのが現状でした。
また、フッ素樹脂製品においては、近年の半導体需要の急激な拡大に伴い、購買調達のための見積りの効率化、供給の最適化が急務となっていました。
そこで、バルカーでは、図面加工品の見積もり業務(加工先を探す・比べる・選ぶ)の効率化を実現するため「Quick Value™️」の開発を実施し、図面データと加工データをAI・統計解析によるアプローチで組み合わせ、加工部品の調達・見積業務のDX化を実現しました。
フッ素樹脂デジタル調達サービス「Quick Value™️」概要( https://lp.quickvalue.jp/ )
「Quick Value™️」は、フッ素樹脂加工品の図面をアップロードするだけで即時に見積もりが得られる、フッ素樹脂加工品のデジタル調達サービスです。
クラウドにアップロードされた部品図面の加工情報を統計解析し、パートナーシップを結んだ加工会社の工場・加工データ(設備、加工種別、加工工数、納期)と照合することで、図面毎に見積りすることなく、価格・納期の観点から最適な加工会社と見積りを提示します。
モンスターラボの支援領域
「Quick Value™️」の開発において、モンスターラボでは、システムの品質保証を支援しました。
バルカー社内で内製したシステムに対し、モンスターラボが持つナレッジを活用しながら、第三者視点より各種検証・改善提案を実施することでシステムの正確性と安全・安定性の担保に貢献しています。
■株式会社モンスターラボ 会社概要
モンスターラボは、世界19の国と地域、約1,400名のタレント(人材)を活用し、デジタルコンサルティング事業・プロダクト事業を展開するモンスターラボグループの日本における事業会社です。
企業のデジタル領域の課題に対し、国内外の多様な実績をもとに、ビジネス・デザイン・テクノロジー・グロースの面から一気通貫で変革の実行を支援します。
■株式会社バルカー 会社概要
1927 年の創業以来、社名の由来でもある「Value(価値)」と「Quality(品質)」に対するあくなき追求を続け、工業用シール製品、フッ素樹脂加工製品のパイオニアとして、日本経済の発展を支えてきました。現在は、石油精製・石油化学・製鉄・エネルギープラント・自動車・油空圧機械・建設機械・半導体製造装置などさまざまな産業向けに配管・機器用シール材を扱う“シール製品事業”、フッ素樹脂を軸に複数の機能を兼ね備えた製品を扱う“機能樹脂製品事業”、環境負荷低減や質の高いH(ハード=商品)と、顧客視点に立った真のS(シールエンジニアリング・サービス)をコンセプトとした H&S サービスの提供を行う“シリコンウエハーリサイクル事業他”の3製品事業を軸に展開しています。 2023年には設備点検プラットフォーム「MONiPLAT」(モニプラット)をリリースし、利用企業数は400社を突破しています。(2024年2月現在)デジタルソリューションを通じた価値提供にも注力しています。
設備点検プラットフォーム「MONiPLAT(モニプラット)」:https://moniplat.com
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