都城高専が少年少女科学アカデミー ベーシックプログラムを開講しました!

都城工業高等専門学校(宮崎県都城市 校長:和田 清 以下「都城高専」)では令和3年8月2日から11月3日まで宮崎県内の19名の小中学生を対象に少年少女科学アカデミー ベーシックプログラムを開講しました。
【少年少女科学アカデミーWebサイト】https://www.miyakonojo-nct.ac.jp/academy/

 

ベーシックプログラム受講生の皆さんと本校学生・教職員による記念撮影ベーシックプログラム受講生の皆さんと本校学生・教職員による記念撮影


【少年少女科学アカデミー ベーシックプログラム実施概要】
イベント名:少年少女科学アカデミー ベーシックプログラム
日程:
 令和3年8月2日~令和3年10月22日:e-learningシステムを利用した自宅での学習期間
 令和3年10月23日・24日:入講式、本校の施設・設備を利用した実験・実習
 令和3年11月3日:発表会、閉講式
会場名:都城工業高等専門学校

【少年少女科学アカデミーの実施目的】
 少年少女科学アカデミーは、平成30年度“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ事業において「次世代を担う少年少女科学アカデミーの設立~グローカル人材育成への架け橋~」の事業名で採択されたもので、早期技術者教育及び新産業を牽引する人材育成のため、小中学校・高専一貫教育システムを構築及び実施すること並びに高専教育を広く周知することを目的として令和元年度に発足しました。本アカデミーでは、ベーシックプログラムとアドバンスドプログラムの2つのプログラムを用意しております。
 
 少年少女科学アカデミー紹介ムービー

 



【少年少女科学アカデミー ベーシックプログラムの実施内容】
 今回開講したベーシックプログラムは、本校の学科に基づく4つのコース(ものづくりコース、プログラミングコース、実験・観察コース、まちづくりコース)があり、コース毎に1~2テーマの計6テーマを設定、それぞれのテーマに沿って本校学生及び教職員と一緒に研究体験を行うもので、宮崎県内の小中学生19名(総応募者数50名)を本プログラム受講生として迎え入れ、8月2日に開講しました。
 受講生は、自宅のパソコン等を利用してe-learningコンテンツ等による事前の自宅学習を行い、10月23日と24日に来校して、本校学生及び教職員の指導・サポートの下、本校の施設・設備を利用した「実験・実習」とレポートのまとめ方等を学習しました(当初、「実験・実習」等は8月に実施予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で10月に延期となりました)。
 11月3日の発表会(ポスターセッション形式)では、16名の受講生が審査員(本校学生及び教職員)や聴講者を前に、当初は緊張していたものの、元気よく研究成果の発表を行い、審査員からの質問等にもしっかりと応答していました。
 表彰式ではレポートの全体構成やプレゼンテーション等複数の項目による厳正な審査を本校学生及び教職員が行い、小学生の部及び中学生の部の「最優秀賞」及び「優秀賞」として、それぞれ次のとおり選出され、賞状が授与されました。

●小学生の部 受賞者
最優秀賞 宮嵜 凛香(みやざき りんか)さん(都城市立庄内小学校5年)
優 秀 賞 藤村 一理(ふじむら あんり)さん(都城市立東小学校6年)
●中学生の部 受賞者
最優秀賞 岡元 楓(おかもと かえで)さん(都城市立西中学校1年)
優 秀 賞 藤冨 聖夏(ふじとみ せな)さん(宮崎市立本郷中学校1年)
優 秀 賞 甲斐 玄理(かい げんり)さん(都城市立沖水中学校1年)

 また、閉講式ではテーマを担当した教職員から受講の証として受講生一人ひとりに修了証が手渡されました。受講生からは「高専の先生との実験でとても貴重な体験ができた」「いろんなことを学べてよかった」など、受講生の保護者からは「普段は気にしてないことにも、興味を持つきっかけになったのでとても良かった」「先生方との距離感の近さが子供にとって緊張せずに実習に取り組むことが出来たようで見ていて安心した」などの嬉しい声が寄せられました。
 本プログラムでの経験が受講生にとって有意義なものとなり、また、実験やものづくりへの関心を深め、宮崎、そして日本、さらには世界で活躍する技術者になってくれるよう、都城高専では今後も高専教育を広く発信していく方針です。

【10月23日・24日の実験・実習等の様子】
●ものづくりコース テーマ:卓上掃除機を作ってみよう!
<テーマ概要>
実験や卓上掃除機の製作を通じて、掃除機やモーターの仕組みや構造を学ぶ。

卓上掃除機の組み立ての説明卓上掃除機の組み立ての説明

吸引時の空気の流れを可視化吸引時の空気の流れを可視化


●プログラミングコース テーマ:コンピューターに画像を学習させてみよう
<テーマ概要>
機械学習とプログラムを使って自分で考えたアイデアを基に役立つシステムを作る。

コンピュータに画像を学習させている様子コンピュータに画像を学習させている様子

プログラムの作成プログラムの作成


●実験・観察コース テーマ1:色の謎をさぐってみよう!
<テーマ概要>
色が見える仕組みを学び、様々なモノから色素を取り出し、色の変化・色素の化学構造や成分を調べる。

野菜から色素を取り出し、色素成分を調べる実験1野菜から色素を取り出し、色素成分を調べる実験1

野菜から色素を取り出し、色素成分を調べる実験2野菜から色素を取り出し、色素成分を調べる実験2


●実験・観察コース テーマ1:せんいのつくり方を見てみよう
<テーマ概要>
身近な物質である繊維について学び、実際に再生繊維や化学繊維を作る。

使用する設備の説明使用する設備の説明

繊維を作っている様子繊維を作っている様子


●まちづくりコース テーマ1:建物に使われている材料の強さを調べよう
<テーマ概要>
建物に使われている木材やコンクリートの材料特性等を学び、試験体の圧縮実験を行い、その様子を観察する。

コンクリート試験体の作成コンクリート試験体の作成

圧縮実験の様子圧縮実験の様子


●まちづくりコース テーマ2:強い橋をつくってみよう
<テーマ概要>
 強い橋にするためにどんな工夫が必要か、実際に橋の模型を作ってブリッジコンテストを行う。

橋の模型を作っている様子1橋の模型を作っている様子1

橋の模型を作っている様子2橋の模型を作っている様子2


【11月3日の発表会(ポスターセッション)の様子】


都城工業高等専門学校について

 都城高専は、昭和39年に設置され、「優れた人格を備え国際社会に貢献できる創造性豊かな実践的技術者の育成」の教育理念のもと、実践的な技術者の育成をしています。
多くの卒業生は、産業社会の各分野において活躍し、高く評価されています。

 




【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 都城工業高等専門学校
所在地:宮崎県都城市吉尾町473番地の1
校長名:和田 清
設立:1964年
URL:https://www.miyakonojo-nct.ac.jp
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

 【お客様からのお問い合わせ先】
都城工業高等専門学校 総務課企画係
TEL:0986-47-1306(平日8:30~17:15)
e-mail:kikaku@jim.miyakonojo-nct.ac.jp

 【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
都城工業高等専門学校 総務課総務係
TEL:0986-47-1105(平日8:30~17:15)
e-mail:shomu@jim.miyakonojo-nct.ac.jp

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会社概要

URL
https://www.kosen-k.go.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都八王子市東浅川町 701-2
電話番号
-
代表者名
谷口 功
上場
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資本金
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設立
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