Snowflake Horizon カタログ、エンタープライズ全体でガバナンス、コンテキスト、セキュリティを一元化し、信頼性の高いAIを強化

Snowflake合同会社

※本報道資料は米国スノーフレイク社が6月2日に発表した内容の抄訳です。

Snowflake Horizon カタログ全体の新たなイノベーションにより、AIのガバナンス、コンテキスト、セキュリティを一元化し、データ、ツール、エージェントにまたがるエンタープライズAI向けの信頼性の高い基盤を提供

  • エージェントの時代に向けた設計:

    Snowflake Horizon カタログ全体の新機能強化により、すべての人、ツール、エージェントが、より充実したセマンティックビューと組み込まれたガバナンスおよびセキュリティ制御を通じて、共通の信頼できるビジネスコンテキストを共有できるように。BlackRockなどの顧客が新たなHorizon Contextを活用し、「企業における真実」の共通定義に基づくAI運用を実現

  • AI時代に向けたプロアクティブなセキュリティ:

    Acxiom、NewDay、Thomson Reutersが、Snowflakeの新しい AI セキュリティ機能が、エンタープライズAIおよびエージェント型システムにおけるセキュリティ、ガバナンス、コントロールの強化の可能性を検証するため、Snowflake と連携

  • シンプルな拡張性を実現:

    Snowflake Horizon カタログによりシームレスに連携することで、Adaptive Computeを活用して、AIアプリやエージェントを優れたパフォーマンスと運用の簡素化を両立し大規模展開が可能に

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、企業におけるAIのガバナンス、コンテキスト、セキュリティのあり方を再定義する、Snowflake Horizon カタログの新たなイノベーションをSnowflake Summit 26において発表しました。

AIの実験段階からエンタープライズ規模で自律的に稼働するシステムに移行する中で、企業には、信頼性の高いビジネスコンテキストに基づいて動作しながら、セキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスを維持できるAIが求められています。Snowflake Horizon カタログはエンタープライズデータの共通AIカタログとして機能します。Horizon Contextなどの新機能により、すべてのユーザー、ツール、AIエージェントが同一の信頼できるビジネスコンテキストに基づいて業務を遂行できるようになります。AIエージェントのガバナンスとセキュリティ確保に特化した新たなセキュリティイノベーションと組み合わせることで、Snowflake Horizon カタログは信頼性の高いAIを支える統合基盤となります。Horizon カタログが提供するガバナンス、セキュリティ、制御に基づき、Adaptive Compute(※2)は顧客に代わってコンピュートおよびソフトウェアリソースをリアルタイムで自動的に最適化します。手動でのチューニングやインフラストラクチャの管理を行う必要なく、エンタープライズ規模で高速かつ効率的なAIやアプリ性能を得られます。

Snowflakeの製品担当エグゼクティブバイスプレジデントであるChristian Kleinermanは次のように述べています。

「インテリジェンスが自律化する時代において、信頼性は後付けの要素ではなく、基盤そのものとなります。組織は、ガバナンスとセキュリティが最初から組み込まれた、信頼性の高いビジネスコンテキストに基づいて動作するAIを求めています。Snowflake Horizon カタログにおける新たな進化により、AIを実験段階から実際の業務に移行するために必要な、信頼できるコンテキストとセキュリティ制御をすべてのエージェント、アプリ、担当者に提供します」

AIのためのビジネスデータの共通理解を構築

AIエージェントによる自律的な意思決定が増えると、データにおけるわずかな不一致も、重大な誤りにつながる可能性があります。このため、多くのAIのプロジェクトが実証実験(PoC)から実運用に移行できず頓挫しています。従来のセマンティックレイヤーはデータそのものから切り離されているため、複数のシステム間で定義やガバナンスの一貫性を維持するのは困難です。例えば、AIエージェントが収益データに基づいて値上げを提案したとしても、収益の定義や算出方法がシステムごとに異なると、その提案が誤った判断を招く可能性があります。

Horizon Contextは、AIとBI向けのコンテキストレイヤーを提供することでこの課題を解決し、データに対する意味付けを全社で統一することで、AIを活用した意思決定の信頼性を確保します。BlackRockをはじめとする企業がHorizon Contextを利用して、AIが「企業における単一の信頼できる定義」の共通の定義に基づいて稼働するようにしています。Horizon Contextは次のような機能を通してこれを実現します。

  • 信頼できるビジネスコンテキストの収集:

    現在、ビジネスロジックはSQL、BIダッシュボード、エージェントごとに分断されており、AIによるインサイトの信頼性が低下する原因となっています。Horizon Contextはデータベース、データレイク、BIツールなど、組織のデータ資産全体でビジネスコンテキストを統合し、すべてのツール、チーム、AIエージェントが同一の信頼できるコンテキストを参照できるようにします。これにより、チームは適切なデータを素早く特定し、整理し、安心して利用できるようになります。

  • ビジネスコンテキストを自動的に維持:

    LLMはビジネスロジックを元に稼働するとき、推測をやめ、正確な推論を行うようになります。Horizon Contextにより、データアナリストはデータがどのように利用され、信頼され、更新されているかといったビジネスコンテキストを統合し、よりリッチで接続性の高いデータビューを得られるようになります。Semantic Studio(※4)の機能により、SQLの専門知識がなくても共通のビジネスロジックを定義することができ、Semantic View Autopilotにより、このコンテキストを継続的に保持するセマンティックビューを自動的に生成し、改善することができます。また、Snowflakeマーケットプレイスのデータセットなど、組織間で共有されるデータに対しては、セマンティックビューやデータエージェントを自動的に作成することができ、信頼性の高いビジネスコンテキストをあらゆるAIおよび分析ワークフローに反映させることができます。一貫性のあるガバナンスの効いたビジネス定義にAIがアクセスできるようにすることで、より迅速に構築できるコーディングエージェントであるSnowflake CoCoにビジネスに関する質問をするだけで、データがSnowflakeの外部にある場合でも、信頼できる回答を得られるようになります。

  • 信頼できるコンテキストをあらゆる環境へ拡張:

    Snowflakeは信頼できるビジネスコンテキストへのアクセスを企業全体に拡張し、より信頼性の高いAIやアナリティクスを支援します。Horizon Contextを活用することで、CoCoは信頼できる企業知識に基づいた豊富なビジネスコンテキストを自動的に取り込み、より信頼性が高く一貫性のある応答を提供します。また、Snowflakeは信頼できるビジネス定義をより広範なエコシステムに拡大し、チームがすでに利用している外部のAIエージェントや主要なBIツールが一貫性のあるガバナンスの効いたビジネスコンテキストにアクセスできるようにします。Snowflakeのオープン化に対する継続的な取り組みに基づき、Horizon ContextではOpen Semantic Interchange(OSI)にも対応し、信頼できるビジネス定義をベンダーロックインなしで広く利用できるようにします。

BlackRock マネージングディレクターでデータファクトリーおよびエンタープライズデータプラットフォーム担当グローバル責任者のJeff Miller氏は次のように述べています。

「金融業界では、信頼性の高いデータと一貫性のあるビジネスコンテキストが、グローバルマーケット全体で正確なインサイトを提供しリスクを管理するために欠かせません。AIがエンタープライズ全体にますます組み込まれる中で、アプリケーション、アナリティクス、エージェントが共通の信頼できるビジネス理解に基づいて動作することが極めて重要です。SnowflakeのHorizon Contextは、一貫性のあるビジネス定義を当社の広いデータエコシステムに拡張し、より信頼性が高くガバナンスが確保されたAIやアナリティクスの体験を大規模に支援するものです」

拡張性のあるAIにおけるセキュリティ障壁を打ち破る

McKinseyによる最近の調査では、3分の2近くの組織が、AI拡張の最大の障壁としてセキュリティを挙げています(※5)。これは、従来のアクセス制御が人間のユーザー向けに設計されており、システムに自律的にアクセスし、機密データにおいて推論を行い、エンタープライズ環境全体で行動できるAIエージェントは想定されていないためです。

Snowflakeは、ゼロトラストセキュリティを「エージェント時代」にもたらす新たなセキュリティ機能を導入します。これにより、AcxiomNewDayThomson Reutersといった企業は、AIの導入を拡大する中で、セキュリティ、可視性、および管理機能を強化できるようになります。Horizon カタログ内で構築されたこれらのイノベーションにより、HorizonはエンタープライズAIのための包括的な信頼できるレイヤーとなり、セキュリティ、ガバナンス、オブザーバビリティ、事業継続性の機能を、エンタープライズデータ、エージェント、アプリケーションを保護するための統合されたプラットフォームとして提供します。

企業がAIを安全に運用できるよう、新たなセキュリティのイノベーションでは以下が提供されます。

  • エージェントのアクセス向けに構築されたセキュリティモデル:

    信頼できるAIには自律的に動く主体のために構築されたセキュリティモデルが必要です。Agent Identity(※1)はエージェントが企業データにアクセスしたり操作を行ったりする前に、その身元を認証します。これにより、役割ベースの権限を適用し、エージェントのあらゆる活動について完全な監査追跡を維持します。これにより企業はエージェント型システムを安全かつ大規模に展開し、不正なエージェント行動を防ぐために必要な可視性と制御を確保することができます。

  • エージェント型エンタープライズ向けのAIセキュリティポスチャ管理:

    組織がエンタープライズ全体にAIを導入する中で、セキュリティポスチャに対する可視性を確保することは非常に重要です。Snowflake Trust Centerのイノベーションにより、組織はAIシステムのセキュリティポスチャを継続的に監視し、違反の調査を迅速化し、コンテキスト認識型のAIによるサポートを通じてより迅速にリスクに対応できるようになります。これによりセキュリティ部門は、AIワークロードが企業全体に拡大する中でも、アラート疲れを軽減しながら、より高い可視性と制御性をもって新たなリスクに先回りして対応できるようになります。

  • エージェント時代におけるエンタープライズ防御:

    AIエージェントが機密データにより広範にアクセスするようになる中、Snowflakeは、不正なデータ露出や改ざんを防止する一元化されたガバナンスを提供します。すべてのAIワークロードにわたって一貫したセキュリティポリシーを適用することで、Snowflakeはランサムウェア(※3)やデータ持ち出し(※3)といった脅威を無力化し、同時にエージェントの侵害やコストのかかる業務中断のリスクを低減しながらAIを拡張できるよう支援します。またSnowflakeは、新たな脅威を機械のスピードで食い止める積極的なAIネイティブの保護を提供します。機械学習に基づく検知と高度なプロンプトインジェクション対策を組み合わせ、企業はジェイルブレイク攻撃や新たなゼロデイ脆弱性を阻止し、イノベーションを遅らせることなくエンタープライズAIのセキュリティを確保することができます。

Acxiom クラウドおよびデータ刷新最高責任者のAnkur Jain氏は次のように述べています。

「マーケティング業界全体に、AIがますます組み込まれるようになっており、適切なセキュリティ基盤を整備することが、責任ある形でイノベーションを拡大していく上で非常に重要となっています。Snowflakeの新たなAIセキュリティ機能には、AIシステムが個人を特定できるデータにアクセスし、これを扱う際のより高い可視性と制御を実現できる可能性があり、顧客の求める信頼性を維持しながら責任ある形でAIの採用を拡大することができます」

Thomson Reuters データおよびアナリティクス責任者のCaitlin Halferty氏は次のように述べています。

「Thomson Reutersにおいて責任あるAI採用は、AIシステムがエンタープライズデータを扱う際の強力なセキュリティ、可視性、ガバナンスによって決定されます。AIが専門ワークフローやカスタマーエクスペリエンスにより深く組み込まれる中、機密情報を保護しつつイノベーションを実現していくことが重要です。Snowflakeの新たなAIセキュリティ機能により、高い制御と可視性を確保し、顧客から期待される信頼性、コンプライアンス、説明責任を担保しながらAIを拡張することが可能です」

エンタープライズAIをより高速かつ効率的に実現

ガバナンスとセキュリティは、AIイノベーションを阻害する要因と見なされることが多く、複雑化を招き、データへのアクセスを遅らせ、運用上の摩擦を引き起こし、企業の迅速な業務遂行を阻む要因とされます。同時に、AIは非常に動的で予測しにくいワークロードを生み出し、大規模なコンピュート管理がこれまで以上に困難となっています。Adaptive Computeは、Horizon カタログが提供する統合されたガバナンス、可視性、制御機能と組み合わせることで、この複雑性を解消します。またコンピュートとソフトウェアリソースの最適な構成をリアルタイムで自動的に判断し、AIやアプリケーションワークロードに対して手動でのチューニングやインフラストラクチャの管理の必要なく、高速で効率的なパフォーマンスを提供します。Horizon カタログとAdaptive Computeにより、データ、AI、コンピュート全体で一貫したガバナンスおよびセキュリティを維持しながら、イノベーション加速するために必要なスピード、簡素さ、運用効率を兼ね備えた、真のサーバーレス体験により、AIの大規模展開を実現します。

詳細情報:

  • Horizon Contextにより、AIのための信頼できる共通のデータ理解を構築する方法についてはこちらのブログ投稿をお読みください。

  • SnowflakeのAIセキュリティイノベーションにより大規模にAIのセキュリティとガバナンスを実現する方法についてはこのブログ投稿をお読みください。

  • Adaptive Computeによりパフォーマンス、規模、高いコスト効率を自動的に実現する方法についてはこのブログ投稿をお読みください。

  • 信頼できるAIの基盤を支える最新のイノベーションについてはこのブログ投稿をお読みください。

  • Snowflake Summit 26で公開されるすべてのイノベーションや発表についてはSnowflakeのニュースルームをご覧ください。

  • LinkedIn、X(本社公式日本公式)でも最新の情報や発表内容を発信しています。#SnowflakeSummitをフォローしてご覧ください。

1. Snowflake製品は現在一般提供中です。

2. Snowflake製品はまもなく一般提供開始されます。

3. Snowflake製品は現在パブリックプレビュー中です。

4. Snowflake製品は現在プライベートプレビュー中です。

5. McKinsey & Company, State of AI trust in 2026: Shifting to the agentic era. 2025年12月から2026年1月にかけて世界の約500組織から得た回答に基づくMcKinseyの2026 AI Trust Maturity Surveyに基づく。

Snowflakeについて

Snowflakeは、AI時代のためのプラットフォームとして、企業がより迅速にイノベーションを実現し、データからより多くの価値を引き出すことを支援します。数百の世界最大規模の企業を含む13,900社以上のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを活用し、データやアプリケーション、AIの構築・活用・共有を実践しています。Snowflakeにより、データとAIはすべての人にとって変革の力となります。詳しくは snowflake.com/ja(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

Snowflake合同会社

11フォロワー

RSS
URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 30階
電話番号
-
代表者名
浮田竜路
上場
未上場
資本金
-
設立
-