【徳島県 鳴門市役所】【支援レポート】うずっ子夢のたねプロジェクト2025第1弾 IMOPROJECTさんにインタビューを行いました!

鳴門市では今年度、県内初の取り組みとして、子どもの「夢」の実現に向けて市が支援を行う「うずっ子夢のたねプロジェクト2025~BOAT RACE鳴門 presents~」を実施しています。
子どもたちから実現したい将来の夢や目標に関するアイデアやアクションプランを募集し、内容を審査のうえ、1組の夢を選出。選出された個人またはチームに対して、市が「夢」の実現に向けた体験や専門家とのマッチングなどの支援を行うこのプロジェクト。
令和7年9月に行われたプレゼンコンテストを勝ち抜き、見事、今年度支援する夢に選ばれたのは「パティシエと地元の生産者になって素敵なお菓子をつくりたい」という「チームりぼん」の2人(小綿さん・杉本さん)。
今回、市からの1つ目の支援として、「さつまいもについての知識を深めるための話を聞いてみたい」と名前が挙がった「IMOPROJECT」のメンバーにインタビューする場を設けました。
プレゼンコンテストの様子はこちら↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000125115.html
インタビューについて
「チームりぼん」の1人、杉本さんの実家は農家を営んでおり、さつまいもや大根を生産されています。そんな農家で育った杉本さんの夢は、実家の農家を継ぐこと。今回、うずっ子夢のたねプロジェクトとしてどのような支援をしていくか話し合いをしていく中で、夢への第1歩として、「IMOPROJECTさんとお話をして、さつまいもの知識を深めたい」との希望がありました。そこで、市が依頼をしたところ快諾をいただき、今回のインタビューが実現。インタビューに答えていただいたのは、IMOPROJECTの前代表である中川若さん。
さつまいもに対する愛がたくさん詰まったインタビューとなりました。
それでは、インタビュー内容をご覧ください!
INDEX
▶芋を″箱推し″!IMOPROJECT元代表のさつまいもへの愛
▶さつまいもマニアが注目!今アツい品種とは!?
▶さつまいも好き女子集合!さつまいもスイーツトーク

インタビュイープロフィール
中川 若さん
「IMOPROJECT」の前代表(4代目)
東京都内の大学に通う大学3年生。「さつまいもが世界で一番好き」という信念のもと、幼少期からさつまいもをこよなく愛してきたとのこと。「IMOPROJECT」では、4代目の代表を務めた。現在は、「IMOPROJECT」とは別に、「さつまいもの携わり手がさつまいもで一番幸せでいてほしい」という理念のもと、大学を休学して全国のさつまいもの現場に直接足を運び、さつまいもの魅力を探求しています。
※IMOPTOJECTとは?
IMOPROJECTは、「芋をもっと多くの人に」をスローガンに活動しており、芋類の栽培や料理を通じてその魅力を学び発信することを目的とした、東京大学を主体とするインカレ団体です。生物学、文化人類学、栄養学など様々な観点から芋という農作物、食材について研究するディープな芋好きから、季節ごとにお芋の料理やスイーツを楽しむライトな芋好きまで様々な学生が所属しています。
引用: https://imoproject.github.io/ (IMOPROJECT ウェブサイト)
芋を″箱推し″!IMOPROJECT元代表のさつまいもへの愛
杉本さん:さつまいもを好きなったきっかけや、興味を持ったきっかけを教えてください。
中川さん:幼少期のころからさつまいもをたくさん食べていました。また、小学3年生の時にお父さんが干し芋を買ってくれて、さつまいもがこんな形になるんだという驚きと、美味しさのギャップにやられて、さつまいもが世界で一番好きだと思うようになりました。
今の代表は、長崎生まれ福岡育ちで、長崎の郷土料理でかんころ餅というさつまいものお餅が有名なのですが、それがすごく好きだったことと、福岡に住んでいたころは、スーパーで焼きいもを買って食べるのが楽しみだったみたいです。IMOPROJECTの中には色々な愛の形があります(笑)
杉本さん:みなさんが好きなさつまいもの品種は何ですか?
中川さん:よく聞かれる質問ですけど、私自身の話をすると、好きな品種っていうのは基本的になくて、存在ごと推しています(笑)さつまいもは色々な品種があって、色々な産地があって、農家さんによっても味が違って、何なら畑によっても味が違っているので、一概にどれが一番好きっていうのは基本的に言ってないです。IMOPROJECTの他のメンバーにも聞いてみたところ、人気が高いと個人的に思うのは、「あまはづき」「ふくむらさき」「黄金千貫」です。結構ニッチな方かなと思います。その中でも、特に人気なのは「あまはづき」だと思います。鳴門で作られているところは少ないと思いますし、まだ全国的にもあまり有名ではないですけどね。早掘りの品種で、堀った直後から甘いお芋と言われているけど、その分保存期間が短い欠点があります。もちろん、「鳴門金時」が好きな人もいますよ!
杉本さん:どうしてIMOPROJECTに入ったのですか?
中川さん:私は、さつまいもが世界で一番好きだと小学3年生のときから話しています。友達の中でも、芋好きが有名だったので友達が教えてくれました。最初は運命だと思って、こんな私のためのサークルがあるんだなと思って入りました(笑)あと今の代表は、「芋のサークルって珍しくて、そこの面白さに惹かれたのと、色々な活動があるし、人が良いと思ってこのサークルに入った」と言っていました。
さつまいもマニアが注目!今アツい品種とは!?
杉本さん:IMOPROJECTさんは何種類ぐらいのさつまいもを育てていますか?できれば品種も教えてください。
中川さん:IMOPROJECTは、大きく分けて2つ畑がありまして、1つは東京大学のキャンパス内に、もう1つは茨城県の土浦市で企業さんからお借りした畑があります。そこでは、「べにはるか」、「シルクスイート」、「鳴門金時」をはじめとした約10種類のお芋を栽培しています。鳴門金時については、鳴門市里浦町の農家さんから苗をいただいて育てています。あと、「べにひなた」のような珍しい品種も育てています。
杉本さん:一番注目しているさつまいもの品種は何ですか?
中川さん:色々あると思うけど、後輩が挙げてくれていたのは、「べにひなた」という品種です。鹿児島県とか九州の方で流行っている基腐病(もとぐされびょう)という、さつまいもの天敵みたいな病気に強い品種です。私は、やっぱり新品種が気になります。さつまいもは基本赤いと思いますが、昨年リリースされた白い品種があって、「きみまろこ」って言います。あと、少し涼しいところでも育つさつまいもが出てきて、それが「ゆきこまち」といいます。個人的には「あまはづき」が好きで、どのようにすれば「あまはづき」がもっと市場に出回るかというのを最近よく考えています(笑)
杉本さん:好きな芋料理はありますか?
中川さん:私は、焼きいもが原点にして頂点だと思っています!さつまいもってよくスイーツになるじゃないですか。それも良いですけど、最近は、さつまいもご飯だったり、さつまいもの豚汁であったり、ご飯に使うのが好きですね。
杉本さん:杉本農園のさつまいもを送ったら食べていただけますか?
中川さん:ぜひぜひ!食べてみたいです!収穫は全部終わったかな?今は大根かな?大根も食べてみたいです。
杉本さん:これはお父さんからの質問なのですが、東京に行ったときに、IMOPROJECTさんにお伺いしてもいいですか?
中川さん:それは大歓迎です!ぜひ来てください!私は全国各地に行っていて東京にあまり居ませんが、後輩もぜひ会いたいですと言っていました。料理会で一緒に料理をしたり、もしお父さんも来ていただけるなら、鳴門金時ゼミを開いたりして鳴門金時について色々教えてほしいです。
杉本さん:さつまいもを購入するときのポイントはありますか?
中川さん:私個人の話をすると、基本的に農家さんの顔が見える状態で買いたくて、スーパーのさつまいもとかよりネットで個人販売のさつまいもを買いますね。〇〇県産しか書いていないようなものは買わないです。スーパーで買うときは、さつまいもの状態はよく見ます。夏場は、たまに腐りかけのものや状態が悪いものがあるので気にしています。あと、その時に食べたい芋の気分があるので、品種は気にしています。
さつまいも好き女子集合!さつまいもスイーツトーク
小綿さん:スイーツに合うさつまいもは何だと思いますか?
中川さん:すごく思うのが、ソフトクリームとかアイスとか、さつまいもと合わせるものが甘いときは甘みが強い「紅はるか」とかがいいと思います。プリンみたいな、なめらか食感が売りのものであったら「シルクスイート」が合うかなと思います。また、もう少し芋っぽい味や素朴な味を出したいのであれば「鳴門金時」や「紅あずま」が良いのかなと思います。ぜひ、作っていく中で、自分はこのお芋だと思うものを見つけてもらえたらと思います。

小綿さん:さつまいもを使ってケーキを作る場合に、生クリームに合わせるか、スポンジに合わせるか、どちらがいいと思いますか?
中川さん:そこの観点がなくてすいません。生クリームに合わせた方が良いとか、スポンジに合わせた方が良いとかいう考えが私にはありませんでした(笑)ただ、ケーキで言うとマスカルポーネチーズが入っているのが好きです。さつまいもと生クリームは基本甘いので、チーズがあるといいんですよ。チーズと芋は合うと思います。
杉本さん:実家で大根も育てているので、大根をスイーツにしたいと考えているのですが、大根のスイーツはどう思いますか?
中川さん:作ってみないとわからないよね。大根のスイーツと聞いて、食べたいかと聞かれたら第一印象あまり良くないから(笑)けど、人参とかだったらキャロットケーキとか聞くので、大根でもいけるんじゃないかなと思うけど、そもそもの色が白いから見た目的にどうなるのかが気になりますね。やっぱり、作ってみないとわからないと思うし、美味しかったら全力でプロモーションしてください!何事もチャレンジだと思います。
杉本さん・小綿さん:頑張ってチャレンジしてみます!質問は以上です。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。インタビューできて本当に良かったです。また、ぜひ鳴門に来てください!お待ちしています。
今後の支援について
今回は、IMOPROJECTの中川さんへのインタビューについて掲載させていただきました。チームりぼんの2人の質問に対して、丁寧にお答えいただき、さつまいもについての知識が深まったと思います。
第2弾は、「パティシエと地元の生産者になって素敵なお菓子をつくりたい」という2人の夢をさらに応援すべく、日本を代表するパティシエさんを訪問し、直接指導をいただいたり、チームりぼんが考案した鳴門金時や大根などの特産物を使ったお菓子について、アドバイスをいただいたりする予定です。
今後の支援も随時レポート予定ですので、どうぞお楽しみに!
<当事業の詳細についてはこちら>
https://www.city.naruto.tokushima.jp/docs/2025061900074/
お問い合わせ先
鳴門市役所 こども未来創造部 子育て支援課
Tel:088-684-1563
mail:kosodateshien@city.naruto.i-tokushima.jp
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