東急プラザ原宿「ハラカド」×声や音を可視化するアイシン「YYSystem」『意思疎通の壁』を越える体験型の社会実験プロジェクト「世界に字幕を添える展」本日より開催!

開催期間:2025年5月12日(月)~5月18日(日)

東急不動産SCマネジメント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大久保 次朗、以下「東急不動産SCマネジメント」)が運営管理する東急プラザ原宿「ハラカド」(以下「ハラカド」)および、株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:吉田 守孝、以下「アイシン」)が提供する音声認識アプリ「YYSystem」は、2025年5月12日(月)~5月18日(日)ハラカドにて『意思疎通の壁』を越える社会実験「世界に字幕を添える展」(以下「本イベント」)を開催いたします。

「世界に字幕を添える展」とは、聴覚障がい者や訪日外国人観光客が日常的に抱える意思疎通の課題に気づき、解消するきっかけを創出するためのイベントであり、社会実験です。

5月18日(日)まで開催される本イベントは、主に聴覚に関する意思疎通をトータルに支援するアプリシリーズ「YYSystem」や、指差しボード、筆談セットをハラカド内の店舗に設置し、日常のコミュニケーションに課題を抱える方々に気軽に施設内を楽しんでいただきます。また一般の来場者にも耳が聞こえづらい状態を擬似体験しながら本プログラムに参加いただくことで、意思疎通を阻む課題の存在を感じていただき、今後の具体的な行動に繋げていくきっかけづくりとなることを目的にしています。

開催初日である5月12日(月)には、開幕を告げるオープニングイベントも実施いたしました。館内も多くの来場者で賑わい、ハラカドから変わり始める社会の在り方への期待感に包まれたスタートとなりました。

■「世界に字幕を添える展」概要

名称     :世界に字幕を添える展 

所在地    :東急プラザ原宿「ハラカド」 (〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-31-21)

期間     :2025年5月12日(月)~5月18日(日)

主催     :株式会社アイシン

協力     :東急プラザ原宿「ハラカド」 /東京都聴覚障害者連盟

特設ページ:https://yysystem.com/jimaku2025

期間中、館内の居酒屋やカフェ、美容室をはじめとする計21店舗に「YYSystem」を導入します。各店舗では、様々なシチュエーションで音声認識による字幕表示や液晶プレートを使ったコミュニケーション支援を行います。初日に訪れた来場者からは、「日常生活を可視化するとこんなに文字が連なっていることに驚きました。このアプリがあれば、インバウンドの方や耳が聞こえない方も一層お出かけを楽しむことができそうですね。」など、今回の社会実験に興味を示す声が多く寄せられました。

■館内の様子

・「字幕のあるインフォメーション」3階 BABY THE COFFEE BREW CLUB

「世界に字幕を添える展」の総合インフォメーションです。カウンターのスタッフに字幕で話しかけるところから、体験がスタートします。手話での会話が可能なスタッフも常駐しています。

・「字幕のある相席」 5階 居酒屋スタンドジャンプ

騒音も多く、様々な国の人たちが集う5Fの飲食エリアの⼀部に「字幕相席シート」を設置しました。違う言語の方や、聴覚障がいのある方でも会話を楽しみながら食事をすることができるエリアを設けています。

・「字幕のある美容院」 B1階 PEEK-A-BOO

ハラカド内の美容室「PEEK-A-BOO」では、ドライヤー音や周囲の会話など、健常者でも聞き取りがしづらい環境下での新たな試みとして、客席に設置した5〜6台のiPadに「YYSystem」を導入しました。耳が聞こえにくい方や言語の壁がある方にとっても、コミュニケーションのハードルが高いとされる美容室において、誰もが安心して施術を受けることが可能な、新たな美容体験を目指します。

・「字幕のある学校」 3階 BABY THE COFFEE BREW CLUB シネマスペース 

東京カルチャーを体現してきた株式会社れもんらいふ代表/アートディレクターの千原徹也氏が学長を務める、新しい形のクリエイティブスクール「Re:DESIGN SCHOOL」では、開校初日の講義に「YYSystem」を導入。字幕を添えることで誰でも参加することができるイベントを実施することで、クリエイティブ感度の高い学生に「字幕を添えることで聞こえる前提の壁を越える」という視点に気がついてもらうきっかけとなりました。

・その他導入店舗

【B1階】

Maison KOSE ハラカド(メゾンコーセーハラカド)

【グランドフロア】

PEEK-A-BOO(ピーク・ア・ブー)

【1階】

ALL GOOD FLOWERS(オールグッドフラワーズ)

MOLESKINE(モレスキン)

【2階】

YUBUNE(ユブネ)

TENGA LAND(テンガランド)

CLOUDY(クラウディ)

【3階】

ALL GOOD FLOWERS LAB

れもんらいふ

れもんらいふ クリエイティブスクール「Re:DESIGN SCHOOL」

STUDIO SUPER CHEESE(スタジオスーパーチーズ)

TERAS(テラス)

BABY THE COFFEE BREW CLUB(ベイビー・ザ・コーヒーブリュークラブ)

【5階】

居酒屋スタンド ジャンプ

PRETTY PORK FACTORY & KATSU プリポー(プリティーポークファクトリーアンドカツプリポー)

【6階】

ABC canteen(エービーシーキャンティーン)

MEXICAN GRILL AVOCADO(メキシカングリルアボカド)

【7階】

シブヤフォント

■オープニングイベントの様子

オープニングイベントでは、ろう者俳優として活躍する忍足亜希子さん、デフリンピック2025デフ卓球日本代表の亀澤理穂さんをゲストとしてお迎えし、耳が聞こえることが前提に作られた社会や、ハラカド施設内で感じた課題についてトークした後、本イベントの開幕を宣言しました。

「世界に字幕を添える展」を通じて、聞こえない人も、言語の壁がある人も、誰も取り残されない世界を目指す

イベント前半ではハラカド総支配人の小柴るみ氏、YYSystemの開発責任者で株式会社アイシンBR YYSystem事業推進部の中村正樹氏、「世界に字幕を添える展」の公式アンバサダー・吉田まり氏が登壇し、「世界に字幕を添える展」の開催背景や意義について話しました。小柴氏は、「ハラカド全館の様々な日常のシチュエーションの中にYY Systemというコミュニケーションシステムを導入し、“字幕を添える”ことで、聴覚障がいのある方も、インバウンドの方も、誰もがコミュニケーションをとることができる催しを実施していきます。」と概要について話しました。その後、「このイベントを通じて、聴覚障がいをお持ちの方や訪日外国人観光客のリアルな声を引き出し、誰もが過ごしやすい社会をつくるために何が必要かについて、一緒に考えるきっかけを作ることができればと思います。」と、本イベントに込めた想いを語りました。

「社会の、ここに字幕が足りない。」当事者の声も交えた「聞こえない」ことによる不便の数々をトーク

トークセッションでは、忍足亜希子さんと亀澤理穂さんが登壇。事前にハラカド内を周って見つけた、聞こえることが前提で作られた社会の課題についてトークを広げました。忍足さんは見つけた課題について、「館内アナウンスの内容が聞こえず、緊急時に情報を得られない不安を感じました。このような緊急時の場合でも視覚的に情報が伝わる仕組みが整えば、誰もがより安心して過ごせる施設になるのではないかと考えています。」と語りました。

その後、ハラカド館内にとどまらず、日常生活で不便に感じることをテーマに話が進みました。店員との会話がスムーズにできず、注文や質問に手間取る場面があることについて、亀澤さんは「コミュニケーション支援ツールがもっと当たり前に使われる社会になれば、誰もが自分らしく行動できると、このイベントに導入されているYYSystemに触れてからも強く感じています。」と述べました。

ハラカドから、社会のスタンダードを変えいく!と熱く意気込んだ開会宣言

オープニングイベントの最後には、東急不動産SCマネジメント 運営推進本部広域渋谷圏推進部原宿プロジェクト推進課課長兼東急プラザ原宿「ハラカド」・東急プラザ表参道「オモカド」総支配人 小柴るみ氏と、株式会社アイシン BR YYSystem事業推進部 中村正樹氏が、「世界に字幕を添える展」の開会宣言をしました。ハラカドが先陣を切り今回の社会実験に取り組むことについて、小柴氏は「ここハラカドから、社会のスタンダードを変えていきたいです。誰もが気兼ねなく過ごせる場所を目指して、今回のイベントをきっかけに挑戦をし続けます。」と語りました。また、中村氏は「この取り組みは、ただの技術導入ではなく、社会そのものを変えていく第一歩です。国内外問わず色々なところから人が集まるこのハラカドから世界へ、誰一人取り残さない新たなスタンダードを広げていていくきっかけになることを期待したいです。」と話し、オープニングイベントを締めくくりました。

■今後のイベント予定

該当店舗への「YYSystem」導入に加え、イベント最終日には、来場者からいただいた意見を発表する「字幕付き会議イベント」を開催いたします。レポートを受けて見えてきた課題とどう向き合っていくべきか、ハラカド以外でも字幕を添えたいと感じた場所やシーンについて、来場者とともにディスカッションいたします。


<イベント概要>

名称   :字幕付き会議イベント

場所   :東急プラザ原宿「ハラカド」7階 シブヤフォント

開催時間:5月18日(日)13:00(開場) / ステージ13:30~15:00頃予定 / 16:00(閉場)

■YYSystemとは

「YYSystem」とは、主に聴覚障がいのある方を対象に、声や音を可視化する独自のアルゴリズムをコアとして「意思疎通支援」を行うアプリケーションシリーズです。「いつでも、どこでも、誰とでも会話ができる」「生活環境音を可視化できる」という特長を活かし、聴覚障がいのある方がコミュニケーションで取り残されない、安心して暮らせる社会を実現します。

https://yysystem.com

YYSystemのシリーズには、以下のようなアプリが含まれています。

・YY文字起こし:会話をリアルタイムで文字化し、環境音もイラストや文字で表示します。​

・YYProbe:​会議やグループでの会話など、複数人の文字起こしを見たい時におすすめです。

・YY雰囲気カメラ:​ライブや野球ドームでの試合など、風景を見ながら文字起こしを見たい時におすすめです。

・YYデスクトップ字幕:​パソコン上で使うアプリで、YouTubeやオンライン動画などを見ながら字幕

代わりに文字起こしを表示します。​

・YYサイレンアラート:​救急車やインターホンなどの特定の環境音を検出し、ユーザーに通知します。​

・YYレセプション:​プロジェクターや透明ディスプレイに音声認識テキストを表示し、大規模な会議や

講演、窓口業務での利用に適しています。​

これらのアプリは、騒がしい環境下でも高精度な音声認識が可能で、人の声と雑音を分離する独自のアルゴリズムを採用しています。​また、22カ国の言語に対応したリアルタイム翻訳機能も備えており、ホテル業界などでの導入実績があります。

■東急プラザ原宿「ハラカド」とは

ものごとの価値を再定義し、新しい体験をデザインするコレクティヴ

「ハラカド」は、これまで様々なカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーや、SNSを通じて誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景から、新しい体験価値を享受できる場所として、「商業施設」ではなく「創造施設」を目指します。その実現のため、クリエイターを育成・支援・共創するプラットフォームや、リアルの価値を最大限活用する3種の新しい体験型メディアを実装し、チャレンジマインドあふれる個性豊かな75店舗を地下1階から屋上テラスまでの全フロアに揃えました。

■株式会社アイシンについて

代表者   :吉田 守孝

所在地   :愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地

主な事業内容:自動車部品、エナジーソリューション関連機器の製造販売

URL    :https://www.aisin.com/jp/

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会社概要

URL
http://www.tokyuland-scm.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス7階
電話番号
-
代表者名
大久保 次朗
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2009年01月