【節分×肌トラブル調査】豆まき後の掃除で手荒れ悪化63.7%、乾燥と埃の複合ダメージで8割超が肌トラブルを経験
皮膚科医が解説する「節分肌荒れ」の原因と予防法、冬の大掃除における正しいスキンケア習慣とは
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、節分の豆まき後の掃除で手荒れが悪化する主な原因は、冬場の乾燥した空気と豆の細かい粉塵による肌バリア機能の低下です。対策としては、掃除前の保湿クリーム塗布、ゴム手袋の着用、掃除後の速やかな保湿ケアが有効です。症状が2週間以上続く場合や、かゆみ・赤みが強い場合は皮膚科への受診をおすすめします。
・豆まき後の掃除で手荒れが悪化したと感じる人が63.7%に達し、冬場の乾燥と埃の複合ダメージが主因
・84.3%が冬の大掃除時に何らかの肌トラブルを経験、そのうち適切なケアを行っている人はわずか28.0%
・肌トラブルで皮膚科を受診した人のうち71.3%が「もっと早く受診すべきだった」と回答
用語解説
■ 手荒れ(手湿疹)とは
手荒れとは、手の皮膚に生じる湿疹・皮膚炎の総称である。乾燥、ひび割れ、赤み、かゆみ、水疱などの症状を呈し、水仕事や洗剤、摩擦などの外的刺激によって皮膚バリア機能が低下することで発症・悪化する。進行性指掌角皮症とも呼ばれる。
■ 皮膚バリア機能とは
皮膚バリア機能とは、皮膚の最外層である角層が担う生体防御機能である。角質細胞と細胞間脂質(セラミドなど)によって構成され、外部からの異物侵入を防ぎ、体内の水分蒸発を抑制する役割を持つ。冬場の乾燥や摩擦により機能が低下すると肌荒れを引き起こす。
■ 接触皮膚炎とは
接触皮膚炎とは、皮膚に接触した物質が原因で生じる湿疹・皮膚炎である。刺激性とアレルギー性に分類され、原因物質との接触部位に一致して赤み、かゆみ、水疱などの症状が現れる。埃や洗剤などが原因となることもある。
冬の大掃除における肌トラブル予防法の比較

|
予防法 |
効果 |
手軽さ |
コスト |
|
保湿クリーム塗布 |
皮膚バリア強化・乾燥予防 |
◎ 簡単 |
低(500〜2,000円程度) |
|
ゴム手袋着用 |
物理的刺激・洗剤から保護 |
○ やや面倒 |
低(100〜500円程度) |
|
綿手袋+ゴム手袋の二重着用 |
汗による蒸れも予防 |
△ 手間がかかる |
低(200〜700円程度) |
|
保湿成分入りハンドソープ使用 |
洗浄時の乾燥軽減 |
◎ 簡単 |
中(500〜1,500円程度) |
|
加湿器使用 |
室内乾燥の軽減 |
○ 設置のみ |
中〜高(3,000〜20,000円程度) |
※一般的な目安であり、個人差があります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、2026年2月3日の節分を前に、冬場の大掃除や季節行事に伴う肌トラブルの実態を把握するため、全国の20〜60代の男女300名を対象にインターネット調査を実施しました。本調査では、節分の豆まき後の掃除における手荒れの実態や、冬の乾燥と埃が肌に与える影響について明らかにしています。
調査背景
節分は日本の伝統的な年中行事として広く親しまれていますが、豆まき後の掃除は意外な肌トラブルの原因となっています。冬場は空気が乾燥し、肌のバリア機能が低下しやすい時期です。そこに豆の粉塵や埃が加わることで、手荒れをはじめとする肌トラブルが悪化するケースが少なくありません。当院には毎年この時期、手荒れや肌荒れを訴える患者様が増加する傾向があり、その実態と適切な予防法を広く周知するため本調査を実施しました。
調査概要
・調査対象:全国の20〜60代の男女で、過去3年以内に節分の豆まきを経験したことがある方
・調査期間:2026年1月13日〜1月22日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】6割超が豆まき後の掃除で手荒れ悪化を実感
設問:節分の豆まき後の掃除で、手荒れが悪化したと感じたことはありますか?

63.7%の人が豆まき後の掃除で手荒れの悪化を感じており、節分行事が肌トラブルの引き金となっている実態が明らかになりました。冬場の乾燥に加え、豆の粉塵や掃除時の摩擦が複合的に影響していると考えられます。
【調査結果】8割超が冬の大掃除時に肌トラブルを経験、手の乾燥・ひび割れが最多
設問:冬の大掃除(節分に限らず)の際、どのような肌トラブルを経験したことがありますか?(複数回答可、最も気になるもの1つを選択)

84.3%が冬の大掃除時に何らかの肌トラブルを経験しており、特に手の乾燥・ひび割れが最も多い結果となりました。冬場の掃除は水仕事を伴うことも多く、乾燥した空気と水分の蒸発が重なって皮膚バリア機能が著しく低下することが原因と考えられます。
【調査結果】適切なケアを行っている人はわずか28.0%、7割超が無防備な状態で掃除
設問:冬の大掃除や豆まき後の掃除の際、肌を守るためにどのような対策を行っていますか?

掃除前後に保湿クリームを塗布している人はわずか9.3%に留まり、半数以上が無防備な状態で掃除を行っていることが判明しました。手袋着用者も18.7%と少なく、多くの人が肌トラブルのリスクにさらされている状況です。
【調査結果】肌トラブルで皮膚科を受診したことがある人は3割未満、市販薬で対処が主流
設問:手荒れや肌荒れが悪化した際、皮膚科を受診したことはありますか?

皮膚科を受診したことがある人は27.3%に留まり、多くの人が市販薬での対処や放置を選択していることが分かりました。適切な治療を受けずに症状を長引かせているケースが多いと推測されます。
【調査結果】受診経験者の7割超が「もっと早く受診すべきだった」と回答
設問:(皮膚科を受診した方へ)受診のタイミングについてどのように感じましたか?

受診経験者の71.3%が「もっと早く受診すべきだった」と感じており、適切な受診タイミングの判断が難しいことが浮き彫りになりました。症状が軽いうちに専門医の診察を受けることで、治療期間の短縮や症状の重症化予防につながります。
調査まとめ
本調査により、節分の豆まき後の掃除で手荒れが悪化する人が63.7%に達し、冬の大掃除時には84.3%が何らかの肌トラブルを経験していることが明らかになりました。一方で、掃除時に適切な肌対策を行っている人は28.0%に留まり、多くの人が無防備な状態で肌トラブルのリスクにさらされています。また、肌トラブル時に皮膚科を受診する人は3割未満であり、受診経験者の7割超が「もっと早く受診すべきだった」と感じていることから、適切な受診タイミングの啓発が重要であることが示されました。冬場の乾燥と埃による複合ダメージから肌を守るためには、日常的な保湿ケアと適切なタイミングでの医療機関受診が必要です。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、冬場の手荒れは「乾燥」と「刺激」という2つの要因が重なることで急速に悪化します。節分の豆まき後の掃除は、まさにこの2つの条件が揃う典型的なシチュエーションであり、適切な予防と早期対処が重要です。
冬場は湿度が低下し、皮膚の水分が蒸発しやすくなります。健康な皮膚は角質細胞とセラミドなどの細胞間脂質によってバリア機能を維持していますが、乾燥によってこのバリアが崩れると、外部からの刺激を受けやすくなります。
豆まき後の掃除では、豆の粉塵が空気中に舞い上がり、これが肌に付着することで物理的な刺激となります。さらに、掃除の際の水仕事や洗剤の使用が加わると、皮膚表面の皮脂膜が洗い流され、バリア機能がさらに低下します。この状態で埃や洗剤成分が皮膚に接触すると、接触皮膚炎を引き起こすリスクが高まります。
日本皮膚科学会の接触皮膚炎診療ガイドラインでも、刺激性接触皮膚炎の予防には原因物質との接触を避けることが基本とされています。しかし、生活上完全に接触を避けることは困難であるため、保湿剤による皮膚バリアの強化と、手袋などによる物理的防護が実践的な予防策となります。
症状が2週間以上改善しない場合や、強いかゆみ・赤み・水疱などが見られる場合は、我慢せずに皮膚科を受診してください。早期に適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、治療期間を短縮することができます。
【エビデンス】日本皮膚科学会の接触皮膚炎診療ガイドラインでは、刺激性接触皮膚炎の治療としてステロイド外用薬による炎症の鎮静と、保湿剤によるスキンケアの重要性が示されています。皮膚科医としての臨床経験では、早期に適切な治療を開始した患者様は、1〜2週間程度で症状が改善するケースが多い一方、放置して重症化した場合は治療に1ヶ月以上を要することもあります。
手荒れを予防するための3つの習慣
・掃除前に保湿クリームを塗布し、皮膚バリアを強化する
・ゴム手袋(できれば綿手袋との二重着用)で物理的刺激を防ぐ
・掃除後は速やかに手を洗い、水分を十分に拭き取ってから保湿する
皮膚科受診を検討すべきサイン
・市販の保湿剤を使用しても2週間以上症状が改善しない
・強いかゆみや赤み、ひび割れからの出血がある
・水疱やじゅくじゅくした浸出液が見られる
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 節分の豆まき後の掃除で手荒れが悪化する原因は?
A. 冬場の乾燥と豆の粉塵による物理的刺激、そして掃除時の水仕事が複合的に作用して皮膚バリア機能を低下させることが原因です。
本調査では63.7%の人が豆まき後の掃除で手荒れの悪化を感じています。冬場は空気が乾燥して皮膚の水分が失われやすく、そこに豆の細かい粉塵や埃が付着することで肌に刺激を与えます。さらに掃除の際の水仕事で皮脂膜が洗い流されると、バリア機能がさらに低下し、手荒れが悪化するメカニズムとなります。
Q2. 豆まき後の掃除で肌を守るための対策は?
A. 掃除前の保湿クリーム塗布、ゴム手袋の着用、掃除後の速やかな保湿ケアの3点が効果的です。
本調査では適切な対策を行っている人はわずか28.0%に留まっていました。具体的には、掃除前に保湿クリームを塗って皮膚バリアを強化し、ゴム手袋(可能であれば綿手袋との二重着用)で物理的刺激を防ぎます。掃除後は手を洗って水分を十分に拭き取り、すぐに保湿クリームを塗布することで、肌トラブルのリスクを大幅に軽減できます。
Q3. 冬の大掃除で最も多い肌トラブルは何?
A. 手の乾燥・ひび割れが42.7%で最も多く、次いで手のかゆみ・赤みが23.3%となっています。
本調査では84.3%が冬の大掃除時に何らかの肌トラブルを経験しており、特に手の乾燥・ひび割れが最も深刻な問題となっています。冬場の低湿度環境に加え、水仕事や洗剤使用による皮脂膜の喪失が主な原因です。進行すると指先のあかぎれ(7.3%)に発展し、痛みを伴うこともあります。
Q4. 手荒れがひどい場合、いつ皮膚科を受診すべき?
A. 市販の保湿剤で2週間以上改善しない場合、または強いかゆみ・赤み・出血・水疱がある場合は速やかに受診してください。
本調査では受診経験者の71.3%が「もっと早く受診すべきだった」と回答しており、受診タイミングの判断に悩む人が多いことが分かります。軽度の手荒れであれば保湿ケアで改善しますが、2週間以上症状が続く場合や、ひび割れからの出血、水疱形成などが見られる場合は、皮膚科での適切な治療が必要です。早期受診により治療期間を短縮できます。
Q5. 乾燥と埃が肌に与える影響は?
A. 乾燥は皮膚バリア機能を低下させ、そこに埃などの異物が接触することで接触皮膚炎を引き起こすリスクが高まります。
冬場の乾燥した空気は皮膚の水分を奪い、角質層のバリア機能を弱めます。この状態で埃や粉塵が肌に付着すると、本来は問題とならない程度の刺激でも炎症反応を起こしやすくなります。本調査でも84.3%が冬の大掃除時に肌トラブルを経験しており、乾燥と埃の複合ダメージの深刻さが示されています。日常的な保湿ケアでバリア機能を維持することが予防の鍵です。
放置のリスク
・手荒れを放置すると症状が慢性化し、難治性の手湿疹に進行する可能性がある
・ひび割れから細菌が侵入し、二次感染を起こすリスクがある
・重症化すると日常生活や仕事に支障をきたし、QOLが著しく低下する
こんな方はご相談ください|受診の目安
・保湿剤を使用しても2週間以上症状が改善しない場合
・強いかゆみ、赤み、腫れが続く場合
・ひび割れからの出血や、水疱・じゅくじゅくした浸出液がある場合
・症状が手全体に広がってきた場合
・夜間のかゆみで睡眠に支障が出ている場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・土日祝日も診療可能で、平日忙しい方も受診しやすい
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通いやすい
・皮膚科・形成外科の専門的な診療で、手荒れから皮膚腫瘍まで幅広く対応
・当日予約・当日施術にも対応し、症状が気になったときにすぐ相談可能
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アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
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