7月15日(土)から第31回企画展示開催 テーマはおこめ!!
田んぼを利用する生き物の世界、知られざるイネの生態と田んぼの仕組み、おこめを中心とした伝統的な暮らし、おこめと私たちの歴史といった様々な切り口で、おこめに迫ります。
世界規模で生活様式が均一化を始めている今日。この先、おこめを中心とした生活は消えていくのでしょうか。「おこめ展」を通じて、おこめと私たちの未来を考えてみませんか。
記
滋賀県立琵琶湖博物館第31回企画展示 おこめ展―おこめがつなぐ私たちの暮らしと自然―
開催期間 令和5年(2023年)7月15日(土)~11月19日(日)
開館時間 9:30~17:00(最終入館16:00まで)
開催場所 滋賀県立琵琶湖博物館 企画展示室
観覧料金 大人 300円(団体料金:240円)
高・大学生 240円(同:190円)
小・中学生 150円(同:120円)
※団体料金は20名以上からとなります。
※企画展示をご覧になるには、別途、常設展示の観覧券が必要です。
企画展示の趣旨と詳細
おこめを中心とした生活は、「日本らしい」文化という印象をもちます。約3,000年前に日本列島でおこめ作りが始まって以来、おこめの生産と消費は経済に大きな影響を与え、独自の文化を育んできました。
また、おこめが育つ田んぼは、人と生き物が深く関わりあう場として機能し、私たちの暮らしのなかで、文化的景観にも大きな影響を与えています。
一方で、情報社会である今日、世界規模で均一的な文化、生活習慣の共有化が急速に進んでいます。
時代の流れの中で、おこめを中心とした生活は過去のものになっていくのかもしれません。
しかしながら、2,000年以上も続いてきた、おこめと私たちの関係には、捨てがたい魅力があります。
本企画展では、おこめをテーマに、琵琶湖博物館ならではの多様な研究領域からなる展示によって、田んぼを場とした生態系、イネの植物学的情報、おこめと文化、おこめ調理の歴史を紹介します。
本企画展を通して、おこめを中心とした生活を改めて捉えなおすことで、これからのおこめと私たちの付き合い方を考えるきっかけとなることを目指します。
おもな展示物は、①滋賀県らしい田んぼの風景や田植えの様子を色々な角度からとらえた臨場感あふれるドローン映像、②田んぼを利用する生き物(哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、魚類、昆虫、微小生物)を標本と写真から専門的に解説する田んぼの生き物展示、③知っているようで知らない田んぼの仕組みやイネの開花など生態情報を徹底解説、④昭和の暮らしを伝える民俗資料である農耕具とわら製品、⑤滋賀県の代表的な弥生集落遺跡である守山市下之郷遺跡の出土品です。初公開のものを中心に展示いたします。
このほか、発掘機材や分析機器を展示して考古学者の部屋を再現します。琵琶湖博物館の考古学担当学芸員が最新の研究成果を紹介します。
具体的には、弥生土器や銅鐸の復元製作から迫る実験考古学、東南アジア・タイ北部での民族誌調査をもとにしたおこめ調理研究、考古資料の3Dモデル化研究といった内容から、考古学者の研究を体感します。
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