フマキラー、納品伝票電子化・共有システム「DD Plus」を導入 ~愛宕倉庫・TSUNAGUTE・日本パレットレンタルと連携し、自動化・省力化へ対応~

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大下 一明、以下:フマキラー)は、物流業務の効率化を目指し、物流業務等を委託する愛宕倉庫株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 明義、以下:愛宕倉庫)のWMSからシステム連携を行い、日本パレットレンタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二村 篤志、以下:JPR)が提供する納品伝票電子化・共有システム「DD Plus(ディーディープラス)」を導入しました。 本導入にあたっては、株式会社TSUNAGUTE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野町 雅俊、以下:TSUNAGUTE)が導入支援を行い、4社連携のもとで運用を開始いたしました。

■ 背景と目的
昨今の物流業界では、深刻化するトラックドライバー不足(「物流2024年問題」)への対策が急務となっています。企業ごとに仕様の異なる紙伝票に伴う作業負荷はトラックドライバーや物流拠点の負担を高める課題の一つとされており、国も納品伝票の「標準化」や「電子化」による業務効率化を推奨しています。 こうした中、フマキラーでは従来の伝票発行業務における負荷軽減と効率化を模索しており、この度、物流DXに関する豊富な知見と実績を持つTSUNAGUTEの支援を受け、JPRが提供するDD Plusの採用を決定しました。
■ 取り組みの概要:システム連携による自動化と省力化
今回の導入では、愛宕倉庫が提供する倉庫管理システム(WMS)とDD Plusのシステム連携(API連携)を実現しました。 これにより、従来は手動で行っていた伝票発行プロセスが自動化されました。結果として、伝票発行にかかる作業工数が削減され、省力化とともにヒューマンエラーの防止にも寄与しています。また、トラックドライバーの待機時間抑制への効果も期待されます。
■ 今後の展望
現在はDD Plusによる伝票発行機能の活用からスタートしていますが、今後は以下のステップでさらなる生産性向上を目指します。
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他荷主との連携による標準化と省力化
愛宕倉庫は、フマキラーを含む多数の荷主の物流業務をWMSで管理していることから、本件の取り組みは同様のシステム連携を水平展開するきっかけとなりうるものです。愛宕倉庫が取り扱う他の荷主様とも協調し、伝票発行業務の標準化を行うことで、物流事業者側の負荷軽減を目指します。
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パレット受け払いのワンストップ化 伝票データとパレット情報をセットで取り扱い、入荷手続きと同時にパレットの受け払いも完了できる運用を目指します。
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伝票レス・検品レスの実現 将来的には紙伝票そのものをなくし(完全電子化)、他社システムとの連携・出荷データ(ASN)等を活用した検品レス体制の構築を見据えています。
4社は今後も連携を強化し、物流業界全体の課題解決と持続可能なサプライチェーンの構築に貢献してまいります。

■ 各社コメント
フマキラー株式会社
「今回のDD Plus導入は、当社の物流DXにおける重要な第一歩であると捉えています。これを機に、今後も愛宕倉庫様をはじめとするパートナー企業の皆様と連携し、さらなる効率化を目指した活動を推進してまいります。」
愛宕倉庫株式会社
「今回のDD Plusとのシステム連携により、フマキラー様だけでなく、当社のセンターを利用される他のメーカー様でも同様の自動化処理ができる環境が整いました。この仕組みを他メーカー様へも横展開することで、メーカー様の業務負荷軽減はもちろん、弊社にとっても庫内作業の標準化や効率化という大きなメリットが生まれますので、積極的に推進していきたいと考えています。」
株式会社TSUNAGUTE
「これまで培ってきた物流システム導入の知見と実績を活かし、本プロジェクトを通じて物流業界の効率化に貢献できることを嬉しく思います。今後も各社のシステムや業務をつなぐ役割を果たし、価値向上に努めてまいります。」
日本パレットレンタル株式会社
「現在はDD Plusの伝票発行機能をメインにご活用いただいていますが、当サービスの強みは、紙運用の現場と電子化を進める現場のどちらにも対応できるハイブリッド運用がスムーズに行える点にあります。この利点を生かしつつ、皆様にとってメリットのある価値を提供していきたいと考えています。」
【会社概要】
フマキラー株式会社 (URL: https://www.fumakilla.co.jp/)
愛宕倉庫株式会社 (URL: http://www.atg-logi.co.jp/)
株式会社TSUNAGUTE (URL:https://www.tsunagute.co.jp/)
日本パレットレンタル株式会社 (URL: https://www.jpr.co.jp/)
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