ECOC 2024でOIFのOpenROADM相互接続デモンストレーションに参加
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、9月23日(月)から9月25日(水)までドイツ フランクフルトで開催されるThe European Conference on Optical Communication(以下ECOC 2024)において、光伝送用のデバイス標準を策定する業界団体であるOIFによるOpenRODAM[※1]の相互接続デモンストレーションに参加いたします。
ネットワークマスタ プロ(400Gテスタ) MT1040Aは、OpenROADM MSA[※2]準拠の交換可能な光トランシーバである、Quad Small Form Factor Pluggable Double Density(QSFP-DD)に対応した測定器です。本デモンストレーションでは、さまざまなベンダの伝送装置が相互接続されており、MT1040Aを用いてネットワークにエラーが発生しないことを検証します。
コヒーレント光通信技術を用いた400ZR/OpenZR+[※3]に対応したQSFP-DDは省電力、省スペース、低価格が利点であり、主に二拠点間のデータセンタ間接続(DCI)にて広く採用されています。
2023年、伝送ネットワークのオープン化を推進しているOpenROADM MSAが通信事業者の複数拠点間接続にQSFP-DDの使用を許容したことにより、OpenROADM MSA準拠のQSFP-DDが市場に出始めています。
ECOC 2024では、OIFブース(#B83)のほか、アンリツブース(#C1)においても、OpenROADM MSA準拠のQSFP-DDに対応したMT1040Aを動態展示いたします。
アンリツは2024年5月からOpenROADM MSAに加盟し、ネットワークのオープン化の研究、シミュレーション、推進活動に積極的に貢献してまいります。
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製品概要
ネットワークマスタ プロ(400Gテスタ) MT1040A
拡張性、操作性に優れたB5サイズの400G対応ポータブルテスタで、片手で運べるサイズの筐体に9インチスクリーンを搭載したタッチパネル操作のフィールド測定器です。10M~400Gまでのさまざまな規格に対応しています。
・400G 2ポート同時測定(オプション)
・送受信パワーやエラー訂正前のビットエラーレート(Pre-FEC BER)などの毎秒測定および結果保存が可能
・熱制御機能を搭載しトランシーバの過熱を防止
・現場の開通、保守(保全)試験手順を自動化し時間短縮、効率化が可能
用語解説
[※1] OpenROADM
光伝送装置(ROADM)や光トランスポンダ、光コンポーネントなどの相互接続仕様を規定しており、マルチベンダ環境における光伝送ネットワークの各機能部間の相互接続を実現するためのインタフェースを定義している。
[※2] OpenROADM MSA
OpenROADM Multi-Source Agreementの略称。OpenROADMを推進するために設立された国際団体。
[※3] 400ZR/OpenZR+
データセンタ間接続(DCI)構築で主に用いられるトランシーバのインタフェース規格の一つ。400ZRトランシーバの到達距離は最大100kmであり、OpenZR+は100kmよりも長距離で使用される。従来の波長分割多重(WDM)システムを用いた伝送に比べて、低コストでデータセンタ同士の接続が可能。
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