国際基準の人事担当者、需要が高い一方で深刻な人材不足際基準のHRプロフェッショナル
ヘイズ採用動向レポート
現在、日本の人材市場において、グローバル基準に沿った人事部のトップやマネージャーを見つけることが非常に困難な状況です。日本では条件を満たす人材の多くが小規模な組織への転職を希望するようになっています。
ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは次のように述べています。
「グローバルな大企業は全世界で一貫した人事制度を目指しており、しっかりと意見が主張でき、積極的に行動が起こせるような人事担当者が多数求められています。しかし日本国内では条件にかなう候補者は小規模な企業への転職を希望するようになっており、極めて深刻な人材不足に直面しています。こうした傾向は今後も続くと見られ、需要と供給のギャップはますます拡大すると考えられます。」
ヘイズは2016年10月~12月期の採用動向レポートの中で、人事担当者の欠員補充のための求人が増加している点に注目し、各社とも高度なスキルを持つ人材の補充に取り組んでいるものの、採用決定までに時間をかけ過ぎて望ましい候補者を取り逃している可能性を指摘しています。
この点についてブラジは、「積極的で力のあるHRマネージャーを採用することは、国内の日本人経営陣からは快く受け取られない場合が多く、本社側との意見の衝突が採用のプロセスを遅らせることにもなります。しかし、グローバル組織にとっては国際基準に沿ったHRマネージャーの採用は不可欠であり、この四半期もこうした動きが続くことになるでしょう。
HRビジネスパートナーにも引き続き強い需要が見込まれます。新たな求人が見込まれ、金融関連業界の経験を持つHRビジネスパートナーが多数求められるようになると予想されます」と述べています。
求職者側に目を向けると、HR担当者は自らの市場価値の高さを十分認識するようになっており、転職に際しては、これまで以上にじっくりと時間をかけて各社のオファーを慎重に検討した上で最終決断を下すようになると考えられます。
「国内では人事プロフェッショナルには高い需要があるため、求職者はより良い待遇を求めて最も良い転職先を探そうとするでしょう」とブラジは述べています。
求職者および採用企業の動向、今後の課題までを網羅したヘイズの採用動向レポート全文は、こちらでご確認いただけます。
https://www.hays.co.jp/report/index.htm?ver=d
ヘイズは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。
以上
ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2016年6月30日現在、世界33カ国*、252 の拠点(総従業員9,214人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、日本で唯一、4つの国内拠点(日本本社、新宿支店、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。
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