地域の食と観光を羽田空港で疑似体験。2020年に向けてインバウンド企画も

〜宮崎県新富町が羽田未来総合研究所とコラボ。特産品試食や伝統芸能実演、VR体験を提供〜

こゆ財団

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一、以下こゆ財団という)は、株式会社羽田未来総合研究所(東京都大田区、代表取締役社長執行役員:大西洋、以下「羽田未来総研」という。)と連携。2019年6月1日(土)〜2日(日)の二日間にわたり、羽田空港第1ターミナルで宮崎県新富町の地域ブランディングプロジェクトを実施しました。

これは、年間8,500万人以上の旅客が利用する羽田空港と全国の自治体とをつなぎ、空港の価値向上や新規事業開発、人財育成を行っている株式会社羽田未来総合研究所のビジョンに、地方創生優良事例として内閣官房「まち・ひと・しごと創生本部」より選出された地域商社「こゆ財団」が共鳴し、実現したものです。

新富町の伝統芸能「元禄坊主踊り」。町外で披露することは稀で貴重な機会となりました。新富町の伝統芸能「元禄坊主踊り」。町外で披露することは稀で貴重な機会となりました。


■特徴:羽田空港内で地域の「食」と「観光」を体験

「食×テクノロジーで加速する地方創生」をテーマに掲げた今回のイベントでは、「食」「観光」「伝統文化」の3つの軸からなるコンテンツを用意。羽田空港にいながらにして宮崎県新富町への旅を疑似体験する場を創出しました。

<日程>
2019年6月1日(土)10:00〜17:00
2019年6月2日(日)10:00〜16:00

<会場>
羽田空港 第1ターミナル2Fマーケットプレイス 中央

①食
新富町の特産品である希少な果実「ライチ」の試食販売を実施しました。また、宮崎県産のそばを使った焼き菓子「宮崎そばフロランタン」や、野菜ソムリエが毎月異なるメニューを用意している新富町の生鮮野菜セットの販売も行いました。

②観光
慶應義塾大学大学院との連携で、新富町内のスポットをVR体験できるコーナーを開設。毎月第三日曜に商店街で開催している「こゆ朝市」、アカウミガメの産卵地として知られる「富田浜」、そして特産品のライチがすずなりに実った「ライチ畑」を体感できるVRを用意しました。

③伝統文化
6月1日(土)には新富町無形文化財の「元禄坊主踊り」が上演されました。「嫁女」と「奴」が仲良く踊っているところに、「坊主」が割って入って邪魔をするという物語性をもった踊りは,多くの人に興味を持って体験していただくことができました。
 

イベントでは希少な国産ライチの試食も実施しました。イベントでは希少な国産ライチの試食も実施しました。


■背景:地域に求められる「顧客体験のサードプレイス」

情報が溢れる現在の社会では、ユーザーに情報を届けることは至難の技です。そこで重視されているのが顧客体験で、豊かな伝統文化を持つ地域では「らしさ」を生かした顧客体験の創造と拡大が期待されています。

顧客体験は関係人口創出、その後の移住促進のうえでも重要です。しかしながら、都市部と物理的な距離のある地域では、旅費や滞在費などのコストがネックで、顧客体験の機会提供が限定的であるという課題を抱えていました。

株式会社羽田未来総合研究所は、年間8,500万人以上の旅客が利用する羽田空港と全国の自治体とをつなぎ、空港の価値向上や新規事業開発、人財育成を行っています。こゆ財団では同社のビジョンに共鳴し、羽田空港を「顧客体験のサードプレイス」として設定し、新しい形の地方の情報発信の場としての活用の試験的実施を行いました。特産品の試食やVRによる観光体験、移住経験者との対話を通じて、空港にいながら宮崎県新富町を体験できる場をつくりました。
 

「お茶の心」をコンセプトとした一棟貸切宿「茶心」。この空間を羽田空港のようなサードプレイスで疑似体験できる企画を進めています。「お茶の心」をコンセプトとした一棟貸切宿「茶心」。この空間を羽田空港のようなサードプレイスで疑似体験できる企画を進めています。


■今後の展望:日本茶をコンテンツに活用。インバウンド向けに体験機会を創出

こゆ財団では、2020年に向けてテーマを「WABI SABI」とし、新富町特産品である日本茶や漬物をコンテンツに活用。世界有数の旅客数を誇る羽田空港を、インバウンド(訪日観光客)向けの「顧客体験のサードプレイス」として活用を進めていきたいと考えています。

・「お茶の心」をコンセプトとする一等貸切宿「茶心」のVR体験
 *参考リンク 茶心(ちゃしん) https://tea-hotel.com/
・茶鑑定士による新富町産ブランド茶の利き茶体験
・お茶の香「茶香炉」をたきながらの瞑想体験
・新富町のお茶園による厳選茶葉の煎茶試飲体験
・新富町の伝統野菜レンコンを使った発酵漬物体験

などを、今後検討しています。

<地方創生優良事例にも選出された地域商社「こゆ財団」>

2017年4月に宮崎県児湯郡新富町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社です。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、1粒1,000円のライチに代表される農産物のブランディングを通じて『特産品販売』を行い、得られた利益で『人財育成』に投資しています。2018年11月には内閣府・内閣官房から地方創生の優良事例に選出。首相官邸で事例発表の機会をいただきました。
*メディア掲載事例:月刊事業構想/月刊ソトコト/Forbes JAPAN/日経新聞 ほか

法人名:一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1 チャレンジフィールド
代 表:代表理事 齋藤 潤一
▶︎こゆ財団HP:https://koyu.miyazaki.jp
▶︎こゆ財団FB:https://www.facebook.com/koyu.miyazaki/
▶︎こゆ財団ふるさと納税ページ:https://www.furusato-tax.jp/city/product/45402

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会社概要

URL
https://koyu.miyazaki.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
宮崎県児湯郡新富町富田東2-1-1
電話番号
0983-32-1082
代表者名
齋藤潤一
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2017年04月