ユーフォリア、企業の熱中症対策義務化に対応する建設現場向け「熱中症対策プログラム」を提供開始

罰則付き省令が施行間近!アスリートのコンディション向上メソッドを応用し暑熱環境下での作業員の熱中症リスクを検知

株式会社ユーフォリア

スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区、共同代表:橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア)は、身体的負荷の高い環境で働くワーカー(産業アスリート)のコンディションを支えるための法人向けサービス「ONE TAP SPORTS for Biz」において、建設現場など暑熱環境下で働く作業員の熱中症対策に特化した「熱中症対策プログラム」の提供開始をお知らせいたします。

◾︎ONE TAP SPORTS for Biz 熱中症対策プログラム詳細

https://eu-phoria.jp/service/wellness/heatstroke-prevention

◾︎背景

近年の地球温暖化の影響により、特に夏季の建設現場など暑熱環境下で働く作業員の熱中症による死傷災害は増加傾向にあります。その多くは初期症状の放置や対応の遅れが原因と言われているものの、現状の法令では熱中症による健康障害の疑いがある者の早期発見や重篤化を防ぐための対応が定められていません。よって、この状況を受け、厚生労働省は労働安全衛生規則を改正し、企業に必要な対応を義務付ける方針です。

この規則改正は罰則(6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金)も伴いますが、何よりも大切な人命を守るため、熱中症リスクのある就業環境を持つ企業は効果的な対策を早急に講じる必要があります。このニーズに応えるため、ユーフォリアは「ONE TAP SPORTS for Biz」の熱中症対策プログラム(以下 本プログラム)を開発しました。

◾︎本プログラム開発コンセプト

厚生労働省の「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」でも、環境要因だけでなく脱水状態が熱中症発生リスクを上昇させると指摘しています。本プログラムは、体重減少率(=脱水)から現場作業員の熱中症リスクをいち早く検知します。現場作業員の負担は最小限に抑えながら熱中症リスクを検知するシステムで、かつ導入が容易なプログラムとなっています。

開発のヒントとなったのは、アスリートが実践する熱中症対策です。特にプロなどトップアスリートは暑熱環境下であろうとも可能な限り活動を継続するため、長年アスリートをサポートするスポーツ医科学研究者たちの間で対策が模索されてきました。その研究成果がベストプラクティスとして普及し、現在スポーツにおいて熱中症は、予防が可能な健康障害と言われるようになっています。

具体的な方法とは、熱中症になるメカニズムや万が一なってしまった時のリスクと対応方法を知ること、日頃の体調維持・管理、活動中の水分補給、適度な休憩を取り入れること、などが熱中症リスクを下げる基本になります。基本に忠実に、かつ作業現場に取り入れやすくアレンジしたプログラムを開発し、作業現場で働く作業員すなわち産業アスリートの皆さま向けに提供を開始するのが「ONE TAP SPORTS for Biz」の熱中症対策プログラムです。

■ プログラムの具体的な内容

本プログラムは、以下の3つの要素で構成され、建設現場で働く作業員の熱中症リスクを効果的に管理します。

  • 熱中症対策セミナー(導入時):
    熱中症メカニズムの理解促進、予防のためのコンディション管理法、起きてしまったときの正しい対処法などを学びます。

  • 1日3回の体重測定と体調データ入力:
    毎日の体調・体重を専用アプリに記録し、熱中症リスクの早期発見に繋げます。

  • ダッシュボード管理とアラート通知:
    熱中症リスクが高いと判断された場合、管理者用ダッシュボードにアラート情報を表示します。必要に応じて、休憩指示や水分補給の推奨などの具体的な対策を促します。

■ 今後の展開

ユーフォリアは、本プログラムを通じて、熱中症による労働災害を一件でも減らし、建設業界をはじめとする暑熱環境下で働くすべての産業アスリートの安全と健康をサポートしてまいります。今後も引き続き、スポーツ分野で培ってきたコンディショニングやデータ分析のノウハウを最大限に活用し、熱中症対策だけでなく、その他の労働災害防止や健康増進に繋がるプログラムの開発と普及を進めていく予定です。

■ 導入事例:株式会社奥村組 様

奥村組東日本支社 リニューアル工事部 工事所支援グループ グループ長 山口 治 様(写真右)コメント(導入事例記事より抜粋)

建設作業員の負担を最小限に抑えつつ、体調データを把握することに成功。試験導入期間中の熱中症発生0件を実現し、プログラムの有効性を実感

「シンプルで使いやすく、作業員に継続して入力してもらえる見通しが持てたこと、費用がリーズナブルだったことも決め手となり、ONE TAP SPORTS for Bizを導入することにしました。(中略)約3カ月間におよぶ毎日のONE TAP SPORTSへのデータ(疲労度、体重、水分補給量など)の入力率は94%と非常に高い水準を達成することができました。また、体調不良のアラートが出た際には、産業トレーナーからのフィードバックにより、該当する作業員に対して適切な熱中症対策を行うことができ、発症者を0人に抑えられました。(2023年度の実績)」

■ ONE TAP SPORTS for Biz について( https://eu-phoria.jp/service/wellness )

ユーフォリアが10年以上にわたって培ってきたスポーツチームを支えるコンディショニングノウハウを活用し、身体的負荷の高い業務に就くワーカー(産業アスリート)を支援するために開発した健康経営・労働災害防止のためのウェルネスプログラムです。ワーカーの日々の睡眠時間や主観的疲労度、身体の調子などのデータをONE TAP SPORTSアプリに入力いただき可視化、モニタリングを行います。データを見ながら産業トレーナーが介入、不調改善のためのアドバイスや施術を行います。産業トレーナーが伴走することで、従業員の皆さまに不調改善を実感してもらいやすく、継続的な運動習慣の定着へと導きます。ONE TAP SPORTS for Bizは、産業医科大学永田智久准教授の監修を受けプログラム開発いたしました。2023年2月、スポーツ庁が主催する第2回「Sport in Lifeアワード」で優秀賞を受賞。

■ 株式会社ユーフォリア について

ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」をミッションに、スポーツの課題をテクノロジーで解決するスポーツテック企業です。スポーツ選手のコンディション管理、ケガ予防のためのSaaS型データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」( https://one-tap.jp )、スクール運営のDXプラットフォーム「Sgrum(スグラム)」アプリ( https://sgrum.com )、部活動やサークル活動に取り組む学生向け無料の練習記録アプリ「SportsMate(スポーツメイト)」( https://sportsmate.jp )をを開発・提供しています。さらに、これまでスポーツ界で培ってきたノウハウを生かし、一般企業のビジネス課題の解決を行う法人向け事業も推進中です。

【本件に関するメディア関係者お問合わせ先】
株式会社ユーフォリア 広報担当 E-mail:pr@eu-phoria.jp

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会社概要

株式会社ユーフォリア

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URL
https://eu-phoria.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麹町4丁目8-1 麹町クリスタルシティ10階
電話番号
-
代表者名
橋口 寛・宮田 誠
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2008年08月