中埜酒造株式会社へアシストスーツ導入
酒類製造業の原材料運搬時の負担軽減へ
アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、酒類製造業の中埜酒造株式会社に、サポータータイプのアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Light」を納品しました。アシストスーツは、同社の製造現場の原材料の荷役作業の身体的負担軽減に貢献いたします。
■ アフターコロナにおける飲食業界の復活と、酒類の輸出量増加
新型コロナウイルスの影響で一時的に需要が落ち込んだものの、徐々に飲食店や居酒屋が回復し、酒類の消費が戻りつつあります。また、国税庁の調査(※)によると、近年の日本食ブームや日本文化への高まりから海外への日本酒の輸出量は増加を辿る一方で、2022年度には日本酒の輸出総額が474.92億円に達し、13年連続で前年を上回る実績を記録しました。
しかしながら一方で、酒蔵で働く人々の厳しい労働環境が問題視されています。米や水、酵母、麹など重い原料の運搬や長時間の立ち作業、高温多湿な環境下での作業など、身体への負担が大きい作業が数多く存在し、また伝統的な製法が求められることから完全な自動化が難しく、手作業が依然として多くを占めています。このため、アシストスーツをはじめとする身体補助機器の導入は、日本酒の伝統を守りながら、より良い働き方を実現するための不可欠な手段であると考えられます。
※「酒レポート 令和5年6月」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2023/pdf/0002.pdf
■ 中埜酒造株式会社様からのコメント
弊社は酒類製造業を営んでおり、日本酒、梅酒、果汁系リキュールなどの酒類の製造・販売を行っています。製造現場では、様々な原料の運搬作業が多く、原料の荷姿も20~30kgの袋や一斗缶など多岐にわたります。作業者には女性や高齢者も含まれており、肉体的な負担を軽減する工夫が求められていました。
対策として、一部の現場では小型のジブクレーンを導入したことにより、肉体的な負荷が軽減されました。しかし、設置可能な場所や可動範囲が限られているため、現場全体の作業負担軽減という観点では、その効果は限定的でした。
イノフィス社のアシストスーツはジブクレーン以外の負担軽減対策品を探している中で知り、現場でトライアルを実施しました。その結果、装着が容易であり、作業以外のシーンでも邪魔にならない点や、作業着内に装着することができるため、異物混入が問題となる食品製造現場においても導入のハードルが低かったことから導入することといたしました。また、導入コストも安く、複数枚を同時に購入できる点も魅力的でした。
導入後の変化として、従業員からは「腰が楽になった」「特に腰に負担がかかる作業以外でも、負担が軽減されているように感じる」「一度装着して作業をすると、もう装着せずに作業はできない」といった声が聞かれます。導入された製品が従業員の作業環境を大きく改善し、腰への負担を軽減していることにより、従業員の満足度が高まり、作業効率の向上にも寄与していると感じています。
■マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)について
マッスルスーツの機能性をより身近で手軽にした、服のように装着できるマッスルスーツです。荷物の持ち上げ・持ち運びや、中腰での仕事など、腰を快適にサポートすることで、さまざまな作業の負担を軽減します。さらに、優れた通気性、装着・調整・手入れの簡単さなど、毎日ずっと着られる快適性も追求しています。
製品名:マッスルスーツ Soft-Light
サイズ:上パーツ3サイズ、下パーツ3サイズ
メーカー希望小売価格:27,500 円(税込)
マッスルスーツ Soft-Light 公式ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/soft_light/
○「マッスルスーツ」は株式会社イノフィスの登録商標です。
〇 右図は当社販売商品ラインナップです。
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