IDガバナンス管理(IGA)を支援する包括的ソリューション「J's SAFE IGA」の提供を開始
~パッケージ化で短納期・低コストを実現、Active Directory®・SAP®・ServiceNow®とも高い自動連携~
株式会社JSOL(以下、JSOL)は、企業におけるIDガバナンスおよびID管理(IGA:Identity Governance & Administration)の課題を解決するべく、包括的ソリューションとして「J's SAFE IGA」の提供を2025年3月19日より開始します。本ソリューションは、IGA領域で優位性の高いクラウドサービスである「Saviynt」を基盤としています。JSOLの豊富なID管理実績とノウハウを組み合わせてパッケージ化することで、短納期・低コスト・適正品質での導入を実現します。加えて、Active Directory®やSAP®やServiceNow®を導入している企業においては、高い自動連携を可能とします。
【背景】
近年、企業におけるデジタル化の加速に伴い、IDおよびアクセス権限の適切な管理の重要性が増しています。例えば、さまざまな業務のデジタル化が進んだことでアプリケーションの種類が増えたほか、情報システム利用者の雇用形態は多様化しています。働き方改革が進んだことで利用環境も、社内ネットワークに加え自宅をはじめリモートからのアクセスなど多岐にわたり、セキュリティー面からも企業が管理すべきIDの数は増加傾向にあります。
こうした中、多くの企業では増加するIDや多様なアクセス権限を適切に管理するためのツールとしてIGAツールの導入が図られています。しかし、導入に当たって、通常は各社の状況やニーズを聞き取り、それに基づく必要な機能を検討・選定するため個別対応となるほか、場合によってはシステムの改修が必要となるケースもあります。そのため、導入までに時間およびコストがかかる、既存システムとの連携は都度対応など、IGA導入にはいくつかの課題がありました。
【ソリューションの特長】
これらの課題を解決する包括的ソリューションとしてJSOLがこのたび開発・提供を開始した「J's SAFE IGA」は、IGAソリューションに必要な機能を付加したパッケージとして提供することで短納期・低コスト・適正品質での導入を実現します。
IGA導入の際、正社員や派遣社員・所属組織などIDや権限管理の源泉となる人事システム情報の取り込みが重要となりますが、IGAツールと連携させるために人事システムの仕様を変更することは非常にハードルが高いのが現状です。そこでJ's SAFE IGAでは、源泉取込方式やID連携方式といった運用自動化機能を付加して標準パッケージ化することで、効率的な導入を実現します。また、本パッケージは汎用性の高いパラメーターを標準機能として搭載しているため、多くの企業で導入されているActive Directory®、SAP®、ServiceNow®といったアプリケーションについては、Saviyntで提供されている自動連携機能を用い、短期間での導入が可能となります。加えて、連携アプリケーションにおける年次でのID棚卸やシステム監査対応においても、本パッケージではIDの最終ログイン日時や権限付与状況などを1画面で確認できるレポート機能を搭載しているため、日々の運用業務における負荷軽減が期待できます。なお、自動連携を可能とするアプリケーションについては、順次拡大予定です。

【導入効果】
本パッケージの導入により、IGA導入コストは当社従来比で30%削減可能となるほか、ID・権限管理に係る運用作業の自動化により、例えば1万~2万IDを利用する企業が「Saviynt」を単品で導入した場合、年間運用費が4000万から1億6000万円削減が見込めるなど、大幅なコスト削減を実現します。
さらに、運用自動化により、ユーザーの職務や役割に基づいた必要最小のアクセス権限が付与されたIDを早期に発行可能なためセキュリティーの担保に貢献します。また、IDおよび権限について、連携アプリケーションとの統合管理となるため、各種法規制への準拠漏れのリスクを軽減します。
【今後の展望】
JSOLでは、より多くの企業に対してIDガバナンス管理の課題解決に貢献するとともに、今後も顧客のニーズに応じたソリューション機能の拡充を進めてまいります。こうした取り組みのもと、J's SAFE IGAの販売促進を含めたサイバーセキュリティー領域において、2030年度売上高100億円を目指します。
【Saviynt社からのエンドースメント】
「日本企業はゼロトラストの原則を急速に取り入れ、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを加速させています。こうした動きを支援するために、Saviyntの市場をリードするプラットフォームを基盤とした包括的なソリューション『J’s SAFE IGA』をJSOLが発表したことを大変嬉しく思います。JSOLの豊富な専門知識とSaviyntの高度な機能を組み合わせることで、日本の企業はこれまでより迅速かつコスト効率の高いアイデンティティガバナンスの導入を実現し、最高水準のセキュリティとコンプライアンスを維持できるようになります。私たちは、イノベーションを推進し、進化し続ける日本市場のニーズに応えるためにJSOLと提携できることを誇りに思います。」
Dan Mountstephen Senior Vice President APJ
【Macnica社からのエンドースメント】
「ID領域で長きにわたり活躍されているJSOL社のこの度の「J's SAFE IGA」提供開始を大変嬉しく、そして心強く思います。IT利活用に伴い重要度が増すID領域への取り組みをより効率的なものとし、加速させるようなサービス提供となることを確信しています。特に日本の働き方は海外と比較すると複雑なため、このような日本の商習慣に寄り添ったソリューション提供は日本のエンドユーザ様にとって非常に有益です。今後もJSOL社と一緒に日本のニーズに寄り添ったソリューションを実現していきます。」
株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー プレジデント 小林雄祐氏
■株式会社JSOL
(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永井 健志)
https://www.jsol.co.jp/
株式会社JSOLは、株式会社NTTデータと株式会社日本総合研究所が出資するシステムコンサルティング・ソリューションインテグレーターです。 2006年の設立以来、製造、流通サービス、金融、公共分野で培った豊富な業務ノウハウとシステム開発力、エンジニアリングサイエンス分野における先進的な解析技術に強みを持ち、お客さまの価値向上に貢献しています。
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