【立春スキンケア調査】季節の変わり目に肌荒れを感じる人は72.3%、冬→春のケア切替「気温で判断」は8割が誤解と判明

皮膚科医が解説する正しい切り替えタイミングと立春からの肌対策

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、冬から春へのスキンケア切り替えは「気温」ではなく「湿度」と「紫外線量」の変化を基準にすべきです。立春(2月4日頃)から紫外線量が急増し始めるため、この時期からUVケアの強化と保湿バランスの見直しが必要になります。調査では72.3%が季節の変わり目に肌荒れを経験しているにもかかわらず、正しい切り替えタイミングを理解している人はわずか18.7%でした。

・季節の変わり目に肌荒れを感じる人は72.3%、特に2〜3月に集中

・スキンケア切り替えを「気温上昇」で判断する人が79.7%と誤解が蔓延

・立春から紫外線対策を始めている人はわずか12.3%

用語解説 

■ 季節性肌荒れとは 

季節性肌荒れとは、季節の変わり目に生じる肌トラブルの総称である。気温・湿度・紫外線量の急激な変化に肌のバリア機能が対応しきれず、乾燥、赤み、かゆみ、吹き出物などの症状が現れる。特に冬から春への移行期(2〜4月)に発症しやすい。 

■ 肌のバリア機能とは 

肌のバリア機能とは、皮膚の最外層である角層が外部刺激から体を守り、内部の水分蒸発を防ぐ働きのことである。セラミド、天然保湿因子(NMF)、皮脂膜の3つの要素で構成され、これらのバランスが崩れると肌荒れが生じやすくなる。 

■ ターンオーバーとは 

ターンオーバーとは、表皮細胞が生まれてから角質として剥がれ落ちるまでの周期のことである。正常な場合は約28日間だが、季節の変わり目や生活習慣の乱れにより周期が乱れ、肌荒れの原因となる。

冬のスキンケアと春のスキンケアの比較

項目

冬のケア(12〜2月前半)

春のケア(2月後半〜4月)

保湿剤のテクスチャー

クリーム・バーム系(高油分)

乳液・ジェル系(軽めの油分)

UV対策

SPF20〜30程度

SPF30〜50+PA+++以上

洗顔

朝はぬるま湯のみもOK

朝晩しっかり洗顔

重点ケア

油分補給・角層保護

紫外線防御・花粉対策

化粧水の量

たっぷり重ね付け

適量を浸透させる

切り替え目安時期

立冬(11月上旬)頃

立春(2月上旬)頃

※一般的な目安であり、個人差があります。肌質や地域の気候により調整が必要です

皮膚外科・形成外科を専門とする医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、二十四節気の立春(2026年2月4日)に合わせ、全国の20〜50代の男女300名を対象に「立春スキンケア調査」を実施しました。

調査背景

立春は暦の上では春の始まりですが、実際には1年で最も寒い時期の真っ只中です。しかしながら、紫外線量は1月を底に2月から急激に増加し始め、肌を取り巻く環境は確実に変化しています。当院には毎年2〜3月にかけて「急に肌荒れがひどくなった」「いつものスキンケアが合わなくなった」といった相談が増加します。そこで、季節の変わり目における肌悩みの実態と、スキンケア切り替えに関する認識を調査し、正しい情報を発信することで皆様の肌トラブル予防に貢献したいと考え、本調査を実施しました。

調査概要

・調査対象:全国の20〜50代の男女で、日常的にスキンケアを行っている方

・調査期間:2026年1月13日〜1月22日

・調査方法:インターネット調査

・調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】7割以上が季節の変わり目に肌荒れを経験

設問:季節の変わり目(特に冬から春)に肌荒れを感じることはありますか?

「毎年必ず感じる」「感じることが多い」を合わせると72.3%となり、約4人に3人が季節の変わり目に肌トラブルを経験していることが判明しました。季節性肌荒れは多くの人に共通する悩みであり、適切な対策の必要性が示唆されます。

【調査結果】約8割が「気温上昇」で判断、湿度・紫外線を意識する人は少数

設問:冬から春へのスキンケア切り替えのタイミングをどのように判断していますか?

最も多かった回答は「気温が上がってきたら」で79.7%でした。しかし、肌への影響が大きい「湿度」や「紫外線量」を基準にしている人はそれぞれ12.0%、8.7%と少数派であり、多くの人が切り替えタイミングを誤解していることがわかりました。

【調査結果】立春から紫外線対策を始める人はわずか12.3%

設問:立春(2月4日頃)から紫外線対策を強化していますか?

紫外線量は2月から急激に増加し始めますが、立春頃からUVケアを強化している人はわずか12.3%でした。3月以降から対策を始める人が67.0%を占め、約2ヶ月間のUVケア空白期間が生じている実態が明らかになりました。

【調査結果】2月の肌悩み1位は「乾燥」、2位は意外にも「花粉による肌荒れ」

設問:2月の肌悩みとして最も気になるものは何ですか?

最も多かったのは「乾燥・かさつき」で43.7%でしたが、注目すべきは「花粉による肌荒れ」が24.3%で2位となったことです。スギ花粉は2月上旬から飛散が始まるため、立春以降は花粉対策も肌ケアの重要な要素となります。

【調査結果】6割以上が切り替え失敗を経験、「早すぎた」が最多

設問:スキンケアの切り替えで失敗した経験はありますか?

81.0%の人がスキンケアの切り替えで何らかの失敗を経験しており、最も多かったのは「早く切り替えすぎて乾燥悪化」で38.7%でした。気温が上がり始めても湿度は低いままの時期に軽いケアに切り替えることで、かえって肌状態が悪化するケースが多いことがわかります。

調査まとめ 

本調査により、季節の変わり目に肌荒れを感じる人は72.3%と非常に多い一方で、正しい切り替えタイミングを理解している人は少数派であることが明らかになりました。約8割がスキンケア切り替えを「気温」で判断していますが、実際に重要なのは「湿度」と「紫外線量」の変化です。立春以降、紫外線量は急増しますが、UVケアを強化している人はわずか12.3%にとどまり、多くの人が無防備な状態で紫外線を浴びています。また、2月から花粉飛散が始まることへの認識も低く、花粉による肌荒れを訴える人が24.3%もいることから、総合的な立春スキンケアの啓発が必要と考えられます。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、冬から春へのスキンケア切り替えは「気温」ではなく「湿度50%超え」と「紫外線指数の上昇」を基準にすべきです。多くの方が気温の上昇に合わせてケアを切り替えようとしますが、これは大きな誤解です。

  

立春(2月4日頃)は暦の上での春の始まりであり、実際に紫外線量はこの時期から急激に増加します。気象庁のデータによると、2月の紫外線量は1月の約1.5倍に増加し、3月には2倍以上となります。つまり、体感的には「まだ真冬」であっても、肌は確実に紫外線ダメージを受け始めているのです。

また、この時期特有の肌トラブルとして「寒暖差による肌荒れ」があります。朝晩と日中の気温差が10℃以上になることも珍しくなく、血管の収縮・拡張が繰り返されることで肌のバリア機能が低下します。さらに、2月上旬からはスギ花粉の飛散が始まり、花粉が肌に付着することで炎症を引き起こすケースも増加します。

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、皮膚バリア機能の維持には「適切な保湿」と「紫外線防御」の両立が重要とされています。立春以降は、保湿ケアを継続しながらUVケアを強化するという「足し算のケア」が基本となります。冬用の高保湿アイテムを急にやめるのではなく、日焼け止めをプラスすることから始めましょう。

特に注意が必要なのは、肌の乾燥が改善しないまま軽いテクスチャーの製品に切り替えてしまうケースです。気温が上がっても室内は暖房で乾燥しており、湿度が50%を超えるまでは保湿重視のケアを継続することをお勧めします。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、皮膚バリア機能の維持において保湿剤の継続使用と紫外線防御の重要性が明記されています。また、皮膚科医としての臨床経験では、季節の変わり目に肌荒れで来院される患者様の多くが、スキンケアの切り替えタイミングを誤っていることが見受けられます。

立春からのスキンケア3原則

・保湿は継続しながらUVケアを「足す」

・日焼け止めはSPF30・PA+++以上を毎日使用

・花粉付着を防ぐためクリームでバリア層を作る

切り替えのベストタイミング指標

・湿度が安定して50%を超えたら保湿剤を軽めに

・紫外線指数が「中程度」以上になったらUVケア必須

・肌のベタつきを感じ始めたら油分を減らす

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. 立春からスキンケアを変える必要は本当にありますか?

A. はい、立春以降は紫外線量が急増するため、UVケアの強化が必要です。

調査では立春から紫外線対策を始めている人はわずか12.3%でしたが、2月の紫外線量は1月の約1.5倍に増加します。気温はまだ低くても紫外線は確実に強まっているため、日焼け止めの使用を開始することが重要です。ただし、保湿ケアは継続する「足し算のケア」を心がけてください。

Q2. 冬から春のスキンケア、いつ切り替えるのがベスト?

A. 「湿度50%超え」と「紫外線指数の上昇」を目安に段階的に切り替えるのがベストです。

調査では79.7%が気温で判断していましたが、これは誤解です。室内湿度が安定して50%を超えるまでは保湿重視のケアを継続し、紫外線指数が「中程度」以上の日が増えてきたらUVケアを強化しましょう。38.7%の人が「早く切り替えすぎて乾燥悪化」を経験しており、急な切り替えは避けることが大切です。

Q3. 2月の肌荒れ、乾燥以外に何が原因ですか?

A. 寒暖差による血行不良、花粉の付着、紫外線ダメージの3つが主な原因です。

調査では2月の肌悩み2位が「花粉による肌荒れ」(24.3%)でした。スギ花粉は2月上旬から飛散が始まり、肌に付着することで炎症を引き起こします。また、朝晩と日中の寒暖差が大きいことで血管の収縮・拡張が繰り返され、バリア機能が低下することも原因の一つです。

Q4. 立春以降、どんな日焼け止めを使えばいいですか?

A. 日常使いであればSPF30・PA+++以上の保湿成分入りタイプがお勧めです。

2月はまだ乾燥が強い時期のため、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分を含む日焼け止めを選ぶと、UVケアと保湿を両立できます。調査で67.0%の人が3月以降からUV対策を始めると回答していましたが、立春からの使用をお勧めします。朝のスキンケアの最後に塗る習慣をつけましょう。

Q5. 季節の変わり目の肌荒れ、受診の目安は?

A. 2週間以上改善しない場合、かゆみや赤みが強い場合は皮膚科受診をお勧めします。

調査では72.3%が季節の変わり目に肌荒れを経験していますが、軽度であればスキンケアの見直しで改善することが多いです。ただし、市販薬やスキンケアで2週間以上改善しない場合、かゆみで睡眠に支障が出る場合、赤みや腫れが広がる場合は、接触皮膚炎や脂漏性皮膚炎など治療が必要な疾患の可能性があるため、皮膚科を受診してください。

放置のリスク

・紫外線対策の遅れによる光老化(シミ・しわ)の進行

・バリア機能低下による慢性的な肌荒れ・敏感肌への移行

・花粉皮膚炎の発症・悪化

・乾燥性湿疹から脂漏性皮膚炎への進行

こんな方はご相談ください|受診の目安

・市販のスキンケアや薬で2週間以上改善しない場合

・かゆみが強く睡眠や日常生活に支障がある場合

・赤みや腫れが広範囲に広がっている場合

・皮膚がジュクジュクしたり、かさぶたができている場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・皮膚科・形成外科の専門医療機関として肌トラブル全般に対応

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日も診療可能

・保険診療から自由診療まで、症状に合わせた最適な治療を提案

・監修医師は15年以上の臨床経験を持つ皮膚外科医

各院情報 

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階 

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階 

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F 

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階 

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階 

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。

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業種
医療・福祉
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電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月