AIエージェントが在庫圧縮や欠品リスク低減を支援
製造業の人手不足を解決するIoT重量計「スマートマット」
株式会社エスマット(本社:東京都品川区、代表取締役:志賀 隆之/林 英俊)は、IoT重量計を活用した在庫管理サービス「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」において、新機能「在庫最適化AIエージェント機能」のβ版を2025年6月19日より提供開始しました。本機能は、IoT重量計が計測した在庫の使用傾向や時系列パターンをAIが学習し、欠品リスクや在庫圧縮の可能性を自動で検出。タイムリーな“先回り提案”を現場に提供し続けることで、在庫の最適化を支援します。製造業における人手不足や属人化、在庫ロスの課題に対し、データとAIを活用して「勘と経験」に頼らない現場判断の革新を提案します。

■ 調査で判明:AIは使われているが、現場で活かしきれていない
AIは多くの業界で活用が進む一方、企業現場での定着には課題があります。当社が2025年6月に実施した「企業におけるAI業務活用の実態に関する調査」では、7割以上の企業がAIによる変革が必要と感じながらも、実際に活用できている企業は4割に留まりました。
さらに、製造業では経営層と現場層でAI活用への課題認識が異なり、現場層からは「どんな業務に使えばよいか分からない」「使い方が分からない」「プロンプト設計が難しい」といった、実運用時のハードルが数多く指摘されました。
この課題を解決するため、当社は現場が自然に使えるAIを目指し、「在庫最適化AIエージェント機能」を開発しました。

※参考:「【調査発表】企業の約7割が「AIを業務で活用できていない」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000026042.html
■ 機能開発の背景:現場が在庫の変化・問題に気づくのは難しい。人間では限界がある
日々お客様と対話を重ねる中で、現場の方々が「在庫を最適化したい」という想いを持っていながらも、なかなか具体的なアクションに踏み出せていないという課題が浮かび上がってきました。
その大きな理由の一つが、「どの在庫を、どのように最適化すればよいのかが分からない」という点です。背景には、以下のような問題が存在します。
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アナログ管理では、在庫の残量や使用推移といった判断に不可欠なデータが取得できていない
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データがあっても、「何をもって最適とするか」という基準が曖昧
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数百〜数千点にも及ぶ在庫の中から、問題のある品目を人の目で見つけるには限界がある
つまり、在庫最適化の出発点となる「変化や問題への気づき」そのものが困難な現場が多く存在しているのです。
今回提供開始する「在庫最適化AIエージェント機能」は、こうした課題に対して、IoTが取得する現場のリアルな在庫データをもとにAIが分析を行い、「気づき」を自動化することで現場の判断を支援することを目指しています。
■ 機能概要:AIが在庫の変化・問題の「抽出」を行い、現場で「判断」が生まれる

本機能は、IoT重量計「スマートマット」上の在庫重量の変化データをもとに、使用パターン・減り方・季節性などをAIが学習。そのうえで、数多くある管理商品の中から、トレンドの変化や問題のある在庫を日次/週次の頻度で分析し、欠品リスクや過剰リスクから改善判断を要する優先度の高い在庫を抽出し、以下のような通知・提案を現場に届けます。
通知・提案の実例

さらに、本機能は、製造現場の誰もが直感的にAIを活用できる点を特長としています。複雑な操作や専門知識は一切不要で、普段お使いの画面上でAIからの提案を確認・判断するだけで在庫最適化が実現します。高度な分析や問題の抽出はAIが担い、現場担当者は実物確認と意思決定に集中できるため、業務効率の大幅な向上に貢献します。

スマートマットの強みであるリアルタイムな在庫データとAIの分析力を組み合わせることで、長年の経験や勘に頼ることなく、常に最適な在庫管理を維持できる世界を目指します。
在庫最適化AIエージェント 特設ページ:https://www.smartmat.io/ai-lp
◾️ 今後のイベント予定
「最新AI機能 実演&活用セミナー」
2025年6月25日(水)12:00〜13:00(オンライン開催・参加無料)
詳細・申込:https://www.smartmat.io/webinar-form-250625?utm_campaign=250625_ai_webinar_web
◾️ Appendix
本件に寄せて、代表取締役の林英俊がnoteを書きました。本リリースと合わせてご覧ください。
「エスマットが目指すAI x IoTの世界」
https://note.com/smat_official/n/n0146e3777175
◾️ SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)の概要

SmartMat Cloudは、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理をかんたん自動化・工程カイゼンを進めるDXソリューション(SaaS)です。従来、多大な人手を掛けていた棚卸、人手では不可能だったリアルタイムでの実在庫把握など高度な員数管理、さらに発注まで完全自動化することで省人化・高度化を実現します。2018年冬の事業開始以降、製造業・サービス業に加え、医療機関など、幅広いお客様に採用。既に1,200社を超えるお客様に活用されています。
◾️ 株式会社エスマット(旧:スマートショッピング)
「日々のモノの流れを超スマートに」することを目指し、IoT重量計を使った在庫管理自動化・DXソリューションを開発。製造業、医療機関などのBtoB向けには、あらゆる在庫の管理・棚卸や発注を自動化するSaaS「SmartMat Cloud」(https://www.smartmat.io/)を展開しています。
会社名:株式会社エスマット(旧:スマートショッピング)
所在地:東京都品川区東五反田2丁目9−5 サウスウイング東五反田
代表者:志賀 隆之/林 英俊
設立:2014年11月
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