65dB TOKYO、SNSから見えてきた生活者のSDGsに対する意識変化をまとめたレポート「Sustainability Action Report」第2弾を発表
~プチプラファッションの消費トレンドから見える「安さ×使い捨て」のインサイト~
SDGs(Sustainable Development Goals)は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、2015年に国連サミットで採択されて以来、国内外で目標達成に向けて様々な取り組みが進められてきました。日本国内では、政府が2016年に「SDGs推進本部」を設置したのを皮切りに率先して取り組まれ、企業においても自社の「社会的責任」として定着しつつあります。それによって生活者のサステイナビリティや環境に関する意識が向上してきていますが、SDGsの目標達成に向けては社会全体としてSDGsアクションをさらに加速させていく必要があります。
「65dB TOKYO」は、SNS上の「生活者の本音」に、企業のSDGsアクションを加速させるヒントがあるのではないかと考え、昨年11月に、「Sustainability Action Report」を発表しました。第1弾は「食品廃棄物」に焦点をあてて、食品廃棄物の削減アクションにおける課題や加速のヒントをまとめ、企業のSDGsアクションのヒントとしてご活用いただいています。
第2弾となる今回は、次いで話題量の多い「ごみ問題・リサイクル」に着目しました。SNS上でゴミ問題・リサイクルへの関心が高まる一方で、「安さ×使い捨て」という異なる意識の言及量が増加し、「安い商品を長く所有しない」消費スタイルが拡大していることがわかりました。そこで、本レポートでは「安さ×使い捨て」のインサイトを探るために、SNSで近年話題量が増えているプチプラECに対する生活者の声を分析し、SDGsアクションに近づけるヒントを探求しました 。
その結果として、使い捨てを助長する恐れがある<ネガティブインサイト>と、防止につながる<ポジティブインサイト>、そしてそこから見えたSDGsアクションにつなげるためのヒントをまとめています。また最後に、”安さ”を売りにコミュニケーションする際に留意すべきポイントも展開しています。
SDGsに興味がある方、SDGsへの生活者の意識変化を把握したいマーケターの方など、世の中のSDGsアクションを加速させたい方々に、生活者のインサイト変化を読み取る際にご活用いただければ幸いです。
【レポートサマリー】
「ごみ問題・リサイクル」のTwitter言及量は増えている。特に、3R(Reuse・Reduce・Recycle)の取り組みについて共感が集まる。
一方で「プチプラファッション」をはじめとした「安い商品を長く所有しない」消費スタイルも増加。
分析を通して生活者の声から見えてきたインサイト
<4つのネガティブインサイト>
失敗OKマインド/プチプラトレンドチェイサー/推し活ファッションの追及/ストレス爆買い
<3つのポジティブインサイト>
フリマの日常使い/安さの裏側への警戒心/思い出服の意識拡大
それぞれのインサイトにおけるSDGsアクションに向けたヒント
“安さ”をコミュニケーションする時のポイント
・「Sustainability Action Report #2」
https://www.tbwahakuhodo.co.jp/uploads/2023/06/65dB-Tokyo-SDGs-Action-Report-2.pdf
・レポートに関するお問い合わせ(メールアドレス):65dBTokyo-info@65db.jp
・参考:「Sustainability Action Report #1」
https://www.tbwahakuhodo.co.jp/uploads/2022/11/65dbtokyo_sustainability_action_report_20221104.pdf
「65dB TOKYO」は、今後も組織ならではのメソッドを用いて生活者の生の声を分析し、SDGs施策を検討されるプロジェクト担当者や市場の動きをウォッチされたいマーケターに向けて、企業のSDGsアクションを加速させるための新たな視点を継続的に提供してまいります。
【担当者コメント:65dB TOKYO Brand Strategist 足立 紗希】
今回はゴミ削減のためのアクションヒントを、「安さ×使い捨て」という切り口で分析をしています。分析をする上で特に意識したのは、「安さを悪にしない」ということです。安い商品でもゴミを出さない価値観変化を生み出せるはずという想いで、分析及びtakeawayをチームで発見していきました。ただし、我々が提示するヒントは、選択肢の1つでしかなく、当然アプローチ方法は多岐にわたると考えています。重要なのは、発見したファクトをもとに、多くの企業やパートナーと価値観変化に向けてアクション共創することです。第2弾レポートでは、多くの皆様にお役立ていただけるだけでなく、同じヴィジョンを持つ皆様にご覧いただくことで未来の共創の第一歩になると非常に嬉しく思います。
【「Sustainability Action Report #2」主要ページ】
■ 65dB TOKYOについて
「65dB」は、2018 年に TBWA グループに加入した、フランスを拠点とするマーケティングカンパニーです。人々が通常の会話で発する音声の強さ(65 デシベル)をグループ名とするこの組織は、ソーシャルボイスの分析結果を元にした企業のマーケティング支援を展開することを主力事業としており、パリ、東京、上海、ニューヨーク、ムンバイ、サンパウロ、ジャカルタおよびドーハに拠点を置いています。65dB TOKYO は TBWA HAKUHODO 傘下に組織を置く事で、TBWA HAKUHODO のグローバルレベルのクリエイティブチームとも連携し、マーケティングプロセスをワンストップで支援することも可能です。65dB TOKYO: http://65db.jp/
■ TBWA HAKUHODO(TBWA博報堂)について
2006年に博報堂、TBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」「パートナー主義」とTBWAがグローバル市場で駆使してきた「DISRUPTION®」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合。質の高いソリューションを創造し、クライアントのビジネスの成長に貢献します。「DISRUPTION®」は既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいヴィジョンを見いだすTBWA HAKUHODOの哲学です。マーケティングに限らず、ビジネスにおけるすべての局面でディスラプションという新しい視点を武器に事業やブランドを進化させるアイデアを生み出します。https://www.tbwahakuhodo.co.jp
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