MODE 日本オフィス設立5周年イベント「MODE Robot & Sensor DX/IoT Showcase」を開催
ロボットと共創するDXの最前線を公開!
MODE, Inc.(本社:アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンマテオ、CEO:上田 学、以下、MODE)は、日本オフィス設立5周年を記念して、2022年11月10日(木)12:30より、東京ミッドタウン日比谷6階 BASE Q HALLにて「MODE Robot & Sensor DX/IoT Showcase - 近未来の身近なロボット・センサーのある社会を考える - 」を開催いたしました。
メインセミナーでは、8年間プラットフォームサービスを提供してきたMODEだからこそ見える、DXの乗り越え方やIoTのデータを活用したビジネスのポイントをお伝えすると共に、各業界の第一人者をお招きし、 IoT活用による業務ロボットの最新技術や自社の業務改善に成功した例、IoTにより付加価値を与えた例など、DX最前線の事例やトレンドを語っていただきました。また、次世代センサーパビリオンでは、富士通株式会社の行動分析AI技術「Actlyzer」や、株式会社デルタツーリングのドライバーの眠気を検知するセンサー「スリープバスター」など、今後注目の最新のセンサーのみを厳選し、全15社の展示を行いました。
■シリコンバレーの大手テック企業でエンジニアとして活躍したMODE CEOとCTOが語った
「リアル世界におけるビジネスのデジタル化-DX/IoTの乗り越え方-」
シリコンバレーで長年エンジニアとしてソフトウェア産業中心でテック企業の興隆を見てきた上田CEOとEthan Kan CTOは、トレンドとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)こそ、日本の企業が力を入れるべき取り組みだと語りました。テック企業の速度は日本企業の約4倍で、試行錯誤のサイクルを早めることが国際的競争力を取り戻す唯一の策だと言います。
DXにおいてはビジネスサイクルの高速化のために、「データを現実と繋げることに時間をかけない」「クラウド構築に時間をかけない」「システム運用をアウトソースする」「面白いセンサー・AI技術をどんどん取り込む」の4つを行うべきと提言しました。同社Ethan Kan CTOは「MODEはそれを実現する技術をすべて持っている」と語り、データ収集のためのIoTゲートウェイ技術、ビジネスオペレーションをデータ上で再現するエンティティシステムなど、独自の技術について紹介しました。 IoTプラットフォームサービスを8年間提供してきたMODE, Incだからこそたどり着いた、DXやIoTを成功させるノウハウについてお話しました。
登壇者:
MODE, Inc CEO 上⽥ 学
MODE, Inc CTO Ethan Kan
■企業内DXの取り組みの先行事例や成功事例を紹介
【ファイヤーサイドチャット】「⼤企業のDXの取り組み最前線!!- 成功の秘訣と技術戦略とは -」
登壇者:
Tably株式会社 代表取締役 兼 Adobe Executive Fellow 及川 卓也氏
MODE, Inc CEO 上⽥ 学
■データプラットフォームの活用は「ビジネスにとっての薬!」
「リアル世界のデータ利活用におけるロボット - データプラットフォームの役割・課題と展望」
また、これまでの8年間の軌跡のー例として、自社の「配膳ロボット」が、多くのお客様に導入していただいたことで、これまで4,700万回以上の配膳をしてきたことを紹介。その中では、ロボットを提供することで、データが溜まっていくという考え方の一方、データを溜めるためにロボットを提供しているという考え方もできるという、柴田氏ならではの考え方も明かしました。最後は、今後、より良い未来に向けて「RWDからRWE(Real World Evidence)までいかにもっていくか。一人ひとりをデータでいかに理解するか、それが重要。そのためには誰もが理解できる共通化されたプラットフォームが必要で、世界のロボットを未来の力に!」とデータ活用やプラットフォームの重要性について語りました。
登壇者:
ソフトバンクロボティクス株式会社 CTO 柴田 暁穂氏
■“終電から始発まで”をセンサーが支える!
「鉄道建設工事DXへの挑戦 ~夜間・短時間工事のデジタルツイン化実証実験~ 鉄道工事DXにおけるMODEの技術」
JR東日本スタートアップの吉田氏は「 DXは手段でしかないので、時代に合った方法を検討していきたいです。まずはデータの取得、そして安全や品質を守りつつデータを使いこなすように、今までのやり方を抜本的に変えていきたいと思っています」と今後の展望を語りました。
登壇者:
JR東日本スタートアップ株式会社 吉田 知史氏
MODE, Inc 関西地域セールススタッフ 村岡 正和
■ロボットやセンサーがあたりまえ世界で、 well-beingな社会を!
【パネルディスカッション】「最先端のコネクテッドビジネス!ロボット・センサーに新たな価値を!
最初にパナソニック黒川氏は「最終的にはロボットがニュースにならない日常」を作りたいと述べロボットの社会普及の促進について熱く語った。またマクセルの高尾谷氏は「“あったらいい”ではなく“これでなければいけない”という必然性を見つけられるかどうか」と述べ、「売る側も売られる側も、IoTのリテラシーがまだまだ低い現状があるため、オーバースペックにならないよう、考えなくても利用できるシンプルなものやことにしていく必要がある」と社会実装や一般利用が進まない課題を定義。MODEの上野も「以前はスマートウォッチや完全ワイヤレスイヤホンも、そういう立ち位置であったが今はみんな使っている。意識しなくても簡単につながるUXの改善が大きい」と述べました。
また黒川氏は、「日本は、昔からのアニメの影響もあり、ロボットに対する過度な期待があるように思います。現状の進歩でもがっかり感につながってしまいがちで、社会実装にも繋がりにくい。ただ、今定着している配膳ロボットが実装されているのは、過度な期待がなかったからだと思います」と日本社会のロボットへの期待値についても自論を述べました。
伝統的なメーカー社内のビジネス化の方法やソフトウェアエンジニアリングにおける課題など、具体的な課題と解決策についてディスカッションを展開した。その中で、黒川氏の「(クラウドなどの)サービスを活用することをもっと評価する文化の醸成」について述べ、聴講者の多くもそれについてうなずいていました。
最後に、今後どのようにして世界を席巻していきたいかを問われると、マクセルの高尾谷氏は「日常の中で知らず知らずのうちにマクセルの電池を使っていた、という方も多いと思います。今後も“人あるところにマクセルあり”というような状態を作っていきたいです。企業規模は大きいものの人との繋がりと現場に重きを置いて、熱をもって邁進したい」と述べた。パナソニックの黒川氏は「ロボットが溢れる社会にすることで皆が幸せになれればと思います。ロボットが動きやすいということは、お身体が不自由な方なども動きやすいバリアフリーな社会になっていくということ。間接的にwell-beingな社会づくりに貢献していきたい」と力強く述べ、パネルディスカッションを締めくくりました。
登壇者:
パナソニックホールディングス株式会社 事業開発室 主幹(総括担当)黒川 崇裕氏
マクセル株式会社 営業統括本部 開発営業部 デバイスマーケティング課 高尾谷 浩司氏
MODE, Inc. VP of Business 上野 聡志
■開催概要
名 称:MODE Robot & Sensor DX/IoT Showcase- 近未来の身近なロボット・センサーのある社会を考える –
日 程:2022年11月10日(木)開場12:30〜閉場17:30
場 所:東京ミッドタウン日比谷6階 BASE Q HALL (東京都千代田区有楽町1-1-2)
対 象:企業のDX推進担当者、経営企画担当者など
参加費 :無料(事前申込制)
W E B :https://lp.tinkermode.jp/showcase2022
■MODEについて
■会社概要
会 社 名 :MODE, Inc.
代 表 者 :CEO / Co-Founder 上田 学
本社所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ市ゲートウェイドライブ1840、スイート250
設 立 :2014年7月
事 業 内 容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
U R L :https://www.tinkermode.jp
■シリコンバレーの大手テック企業でエンジニアとして活躍したMODE CEOとCTOが語った
「リアル世界におけるビジネスのデジタル化-DX/IoTの乗り越え方-」
シリコンバレーで長年エンジニアとしてソフトウェア産業中心でテック企業の興隆を見てきた上田CEOとEthan Kan CTOは、トレンドとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)こそ、日本の企業が力を入れるべき取り組みだと語りました。テック企業の速度は日本企業の約4倍で、試行錯誤のサイクルを早めることが国際的競争力を取り戻す唯一の策だと言います。
DXにおいてはビジネスサイクルの高速化のために、「データを現実と繋げることに時間をかけない」「クラウド構築に時間をかけない」「システム運用をアウトソースする」「面白いセンサー・AI技術をどんどん取り込む」の4つを行うべきと提言しました。同社Ethan Kan CTOは「MODEはそれを実現する技術をすべて持っている」と語り、データ収集のためのIoTゲートウェイ技術、ビジネスオペレーションをデータ上で再現するエンティティシステムなど、独自の技術について紹介しました。 IoTプラットフォームサービスを8年間提供してきたMODE, Incだからこそたどり着いた、DXやIoTを成功させるノウハウについてお話しました。
登壇者:
MODE, Inc CEO 上⽥ 学
MODE, Inc CTO Ethan Kan
■企業内DXの取り組みの先行事例や成功事例を紹介
【ファイヤーサイドチャット】「⼤企業のDXの取り組み最前線!!- 成功の秘訣と技術戦略とは -」
第2部にはAdobe Exective Fellowを務めるTably代表取締役の及川卓也氏が登壇。上田CEOが日本企業におけるDX成功のヒントについて伺いました。DXによるビジネス変革にはいくつかの段階があるうち、まだ初期段階に留まる企業が多いといいます。その中でDXをうまく進めている日本企業の例を紹介いただきました。成功の鍵となるのは、DXの取り組みをリードするリーダーを外部から招き入れること、そしてDXの実行部隊についてもソフトウェア・ファーストのマインドセットを持ったチーム編成を行うことだと指摘しました。多くの企業でどのように第一歩を踏み出せば良いかという問いに対して及川氏は「データによるフィードバックを見ることはそれだけで仕事が面白くなることだ」と紹介。小さな草の根の取り組み方から全社を巻き込んだDXの波を起こすことができると成功の秘訣と締めくくりました。
登壇者:
Tably株式会社 代表取締役 兼 Adobe Executive Fellow 及川 卓也氏
MODE, Inc CEO 上⽥ 学
■データプラットフォームの活用は「ビジネスにとっての薬!」
「リアル世界のデータ利活用におけるロボット - データプラットフォームの役割・課題と展望」
人類は様々な現象を観測し、それらを価値あるものとして共有をしていくために、誰もが分かる形に単位を揃え保存し、活用してきた。コンピューテーション、クラウド、IoTという領域においても同様に、RWD(リアルワールドデータ)として活用が進みつつあります。ソフトバンクロボティクスCTOの柴田氏は「例えば医療の現場では既に健診データやカルテのデータ、ウェアラブルデバイスなどから得られるRWDを集約し、それを予測し活用が進んでいます」と、加速的に進むビジネスでの利活⽤事例を紹介するとともに、そこに今後加わるロボットも含めたデータ活用の役割を語りました。
また、これまでの8年間の軌跡のー例として、自社の「配膳ロボット」が、多くのお客様に導入していただいたことで、これまで4,700万回以上の配膳をしてきたことを紹介。その中では、ロボットを提供することで、データが溜まっていくという考え方の一方、データを溜めるためにロボットを提供しているという考え方もできるという、柴田氏ならではの考え方も明かしました。最後は、今後、より良い未来に向けて「RWDからRWE(Real World Evidence)までいかにもっていくか。一人ひとりをデータでいかに理解するか、それが重要。そのためには誰もが理解できる共通化されたプラットフォームが必要で、世界のロボットを未来の力に!」とデータ活用やプラットフォームの重要性について語りました。
登壇者:
ソフトバンクロボティクス株式会社 CTO 柴田 暁穂氏
■“終電から始発まで”をセンサーが支える!
「鉄道建設工事DXへの挑戦 ~夜間・短時間工事のデジタルツイン化実証実験~ 鉄道工事DXにおけるMODEの技術」
今年、MODEとJR東日本は「工事現場の“unknown”をなくしたい」 という思いから、夜間の鉄道工事現場をDXする実証実験を約3ヶ月間行いました。センサーを活用し、見通しが利かない夜間でも作業者や機器類の位置情報や稼働状況がリアルタイムで、さらに1つのアプリケーションで把握できるシステムを用意。結果、それらの有効性を確認でき、実用化に向けて検証を進めています。 JR東日本スタートアップの吉田氏は「建設現場安全管理のためにはリアルタイム把握が最も重要なんです」とDXの必要性を伝えました。実際に現場に携わったMODEの村岡は「鉄道建設工事は他の工事と比べて非常に難易度が高いんです。1回の工事が、終電から始発の間の2~3時間しかないため余裕がなくミスが許されない。今どこで何が行われているのかわからない状況なので、その“わからない”を“わかる”にできると何かが大きく変わると思いました。少しでもセンシングを活用して現場に貢献できたらと、強い想いが湧いたんですよね」と当時を振り返りました。
JR東日本スタートアップの吉田氏は「 DXは手段でしかないので、時代に合った方法を検討していきたいです。まずはデータの取得、そして安全や品質を守りつつデータを使いこなすように、今までのやり方を抜本的に変えていきたいと思っています」と今後の展望を語りました。
登壇者:
JR東日本スタートアップ株式会社 吉田 知史氏
MODE, Inc 関西地域セールススタッフ 村岡 正和
■ロボットやセンサーがあたりまえ世界で、 well-beingな社会を!
【パネルディスカッション】「最先端のコネクテッドビジネス!ロボット・センサーに新たな価値を!
IoTやコネクテッドビジネスと言われて久しいですが、社会実装や一般利用がなかなか進まない現状について、ロボットやセンサービジネスの事業開発の第一人者であるパナソニックの黒川氏・マクセルの高尾谷氏とパネルディスカッションを行いました。
最初にパナソニック黒川氏は「最終的にはロボットがニュースにならない日常」を作りたいと述べロボットの社会普及の促進について熱く語った。またマクセルの高尾谷氏は「“あったらいい”ではなく“これでなければいけない”という必然性を見つけられるかどうか」と述べ、「売る側も売られる側も、IoTのリテラシーがまだまだ低い現状があるため、オーバースペックにならないよう、考えなくても利用できるシンプルなものやことにしていく必要がある」と社会実装や一般利用が進まない課題を定義。MODEの上野も「以前はスマートウォッチや完全ワイヤレスイヤホンも、そういう立ち位置であったが今はみんな使っている。意識しなくても簡単につながるUXの改善が大きい」と述べました。
また黒川氏は、「日本は、昔からのアニメの影響もあり、ロボットに対する過度な期待があるように思います。現状の進歩でもがっかり感につながってしまいがちで、社会実装にも繋がりにくい。ただ、今定着している配膳ロボットが実装されているのは、過度な期待がなかったからだと思います」と日本社会のロボットへの期待値についても自論を述べました。
伝統的なメーカー社内のビジネス化の方法やソフトウェアエンジニアリングにおける課題など、具体的な課題と解決策についてディスカッションを展開した。その中で、黒川氏の「(クラウドなどの)サービスを活用することをもっと評価する文化の醸成」について述べ、聴講者の多くもそれについてうなずいていました。
最後に、今後どのようにして世界を席巻していきたいかを問われると、マクセルの高尾谷氏は「日常の中で知らず知らずのうちにマクセルの電池を使っていた、という方も多いと思います。今後も“人あるところにマクセルあり”というような状態を作っていきたいです。企業規模は大きいものの人との繋がりと現場に重きを置いて、熱をもって邁進したい」と述べた。パナソニックの黒川氏は「ロボットが溢れる社会にすることで皆が幸せになれればと思います。ロボットが動きやすいということは、お身体が不自由な方なども動きやすいバリアフリーな社会になっていくということ。間接的にwell-beingな社会づくりに貢献していきたい」と力強く述べ、パネルディスカッションを締めくくりました。
登壇者:
パナソニックホールディングス株式会社 事業開発室 主幹(総括担当)黒川 崇裕氏
マクセル株式会社 営業統括本部 開発営業部 デバイスマーケティング課 高尾谷 浩司氏
MODE, Inc. VP of Business 上野 聡志
■開催概要
名 称:MODE Robot & Sensor DX/IoT Showcase- 近未来の身近なロボット・センサーのある社会を考える –
日 程:2022年11月10日(木)開場12:30〜閉場17:30
場 所:東京ミッドタウン日比谷6階 BASE Q HALL (東京都千代田区有楽町1-1-2)
対 象:企業のDX推進担当者、経営企画担当者など
参加費 :無料(事前申込制)
W E B :https://lp.tinkermode.jp/showcase2022
■MODEについて
MODEは、現場DXを加速させるIoTソリューションを提供しているシリコンバレー発のスタートアップです。IoT技術をパッケージ化することで、誰でも簡単に使えるクラウド・プラットフォームを提供しています。様々な業界に現場データ活用を浸透させ、ビジネスに変革を起こし、一歩進んだ社会の実現を目指します。
■会社概要
会 社 名 :MODE, Inc.
代 表 者 :CEO / Co-Founder 上田 学
本社所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ市ゲートウェイドライブ1840、スイート250
設 立 :2014年7月
事 業 内 容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
U R L :https://www.tinkermode.jp
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