スマホ市役所導入自治体の函館市、日本DX大賞2025地域DX部門「優秀賞」、第3回日本ノーコード大賞自治体部門「大賞」をダブル受賞
日本中の子育て世帯に”余白”を。函館市のモデル事例をテンプレート化して、全国自治体に展開

株式会社Bot Express(本社:東京都港区、代表取締役:中嶋 一樹、以下 Bot Express)は、スマホ市役所導入自治体である函館市が、2025年7月16日・17日に開催された、日本DX大賞2025において「地域DX部門・優秀賞」を、同日開催の第3回日本ノーコード大賞において「自治体部門・大賞」を受賞したことをお知らせいたします。
キーワードは、「子育てに、余白を。」
受賞したのは、函館市LINE公式アカウントを活用し、函館市企画部地域デジタル課と子ども未来部母子保健課が連携して、妊娠期から就学前までの行政手続きをデジタル化した取り組みです。全国から過去最多158件のエントリーがあった中、自治体職員による“現場主導”のノーコード開発が高い注目を集め、ファイナリスト24件の一つに選ばれた上でのダブル受賞となりました。
本取組はBot Expressが開発提供する官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express」を活用し構築されており、全国330以上の導入自治体は子育て支援のテンプレートとして、追加費用なく利用可能です。
1. 函館市の受賞内容について
ー 取組のポイント
「やさしさ」 を追求した行政サービスをテーマに、子育て世帯の日常の負担や手間を減らすデジタル化を推進。函館市LINE公式アカウントを活用し、行政手続きのオンライン化や個別最適な情報配信を職員がノーコードツールを用いて自ら設計・ 開発・ 改善し続ける体制を構築しています。

ー 評価のポイント
「便利さ」だけでなく、“やさしい行政サービス”の実現にこだわったシステム設計やデザインが高く評価されました。また現場職員自身がプロジェクトの主役となり、市民目線でサービスを共創したプロセスやノーコードツールを活用して職員自らがスピーディに開発・改善を重ねた点も評価されました。こうした「現場の声」や「使いやすさ」への徹底したこだわり、職員自らがサービスを創り上げていく自治体モデルが両賞受賞の大きな要因となりました。

ー 取り組み詳細
函館市は、LINE公式アカウントと官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express」を連携させ、住民がLINE上で行政手続きを完結できる、行かない窓口「函館市スマホ市役所」を2024年1月に開設しました。
昨年度からは「子育てに、余白を」をテーマに、妊娠期から小学校入学までの“はじめの100か月”に着目し、子育て世帯が直面する行政手続きの煩雑さを解消し、やさしい行政サービスを目指した子育て支援のオンライン化に挑んでいます。
はじめの100か月とは、妊娠期から小学校入学期まで、親子にとってかけがいのない、一瞬一瞬があっという間に過ぎてしまう宝物のような時間です。本来大切にしたい、無駄にしてはいけないこの時期に、子育ての現場には行政手続きの不便さが集中している現実があります。
ある住民の「健康教室を予約しようと思って電話番号を探した。ようやく見つけて赤ちゃんが寝ている隙に電話したら、電話の声で赤ちゃんが起きてしまった。本当にこんなのばかりで、行政手続きって本当にめんどくさい」
この話を聞いた時、本来住民に寄り添うべき存在の行政が、逆に大切な時間や心の余裕をすり減らしていることに気づき、住民と行政の接点である市公式LINEを活用し、子育てのDXに本気で挑戦されています。
函館市がDXに取り組む上で大切にしていること
・便利より、やさしさを届ける。
・ひとりひとりにそっと寄り添う。
行政の不便さを乗り越えるために必要なことは、単なる便利さではなく、やさしさである。そんなやさしい行政サービスこそが、これからの地域DXの本質である。
函館市の取り組み特徴
・ノーコードで、職員自ら設計改善できる。メニューのデザインや質問設計まで全て職員が作成可能。
・職員自らの気づきを即サービスに反映できる。
・定額制のため、機能追加や改善をどれだけ繰り返しても、従来のようなコストが膨らむことはない。
・ノーコード、低コスト、アジャイル。本質的な3つの軸をぶらさずに、人中心のやさしい行政DXを追求。


*函館市の本取り組みは、自治体通信でもご紹介しています。
https://www.jt-tsushin.jp/articles/case/jt66_bot-express
2. 函館市様 コメント

函館市 企画部 地域デジタル課 松林 静輝様
ノーコードは、行政のDXを未来へと進める新しい「文化」だと私たちは考えています。
そして、Bot Express社の「GovTech Express」は、その文化を力強く推進する「原動力」でした。多くの自治体でDXという言葉だけが先行し、現場では「本当に自分たちにできるのか」と、どこか他人事のように感じてしまう空気がありました。
しかし「GovTech Express」なら、住民の「こうしてほしい」という声を職員自らすぐ形にできます。その小さな成功体験が現場に自信を生み、挑戦がやがて日常になっていきました。今回の受賞は、その挑戦の一歩を評価していただいたものだと感じています。
今回は「子育てに、余白を。」をテーマに、やさしい行政サービスの実現に取り組みましたが、これからも現場と市民がともに歩む「やさしい行政サービス」をノーコードの力で、Bot Express社とともに育てていきたいと考えています。
3. 日本DX大賞・日本ノーコード大賞について
日本DX大賞は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、社会やビジネスの課題を解決し、持続可能な成長とウェルビーイングを実現する取り組みを表彰するアワードで、2025年で4回目の開催です。
日本ノーコード大賞は、日本DX大賞にエントリーされた中からノーコードを活用して実現された優れた事例に対して表彰するもので、2025年で3回目となります。「DX推進」に取り組んでいる民間企業、公的機関、自治体等が対象で、主催は日本DX大賞実行委員会です。
イベント名:日本DX大賞2025 サミット&アワード
開催日:2025年7月16日〜17日
主催:日本DX大賞実行委員会
後援:総務省、経済産業省、デジタル庁をはじめ公的団体多数
審査員:経産省、公的団体、民間企業等の代表
公式サイト:https://www.dx-awards.jp/
Bot Expressは、「つくろう。愛される行政サービスを」をミッションに、GovTech Companyとして、住民利用率・満足度の高いサービスを提供し、これからも共鳴するパートナー自治体と共にあるべき社会の実現を目指してまいります。
<Bot Express>
【会社名】株式会社Bot Express(ボットエクスプレス)
【設立日】2019年02月01日
【資本金】1億円
【住所】〒105-6923 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 23階
【代表者】代表取締役 中嶋 一樹
【事業内容】官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express(ガブテック エクスプレス)」の提供
【公式サイト】https://www.bot-express.com/
【導入自治体】https://note.bot-express.com/n/naeaa32eb2b4b
2025年7月時点で市区町村、都道府県、省庁など330以上の団体が導入。(国税庁、群馬県、北海道士幌町、秋田県湯沢市、山形県庄内町、渋谷区、練馬区、世田谷区、神奈川県座間市、金沢市、富山県魚津市、愛知県豊田市、神戸市、岡山市、広島市、高知市、福岡県古賀市、沖縄県与那原町など)
【お問い合わせ】メール( hello@bot-express.com )もしくは公式サイトのお問い合わせより
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