2周年を迎えた『ブルーアーカイブ』_2周年イベント時のユーザー数は1周年の2.7倍に
短時間でテンポよく行ったイベントでユーザーが大きく増加
『ブルーアーカイブ』は2023年2月に2周年を迎えました。2周年直前には初のリアルイベントである『ブルアカふぇす!』が開催され、大きな話題となりました。弊社でも『ブルーアーカイブ』のユーザー動向を何度かレポートしましたが、今回は『ブルーアーカイブ』で行われた2周年施策がユーザー数にどのような影響を与えたのか、過去のユーザー動向との比較などをiGageで見ていきたいと思います。
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。ゲーム市場規模をまとめた定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」の発刊、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しております。また弊社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」では約240万名のスマートデバイスのユーザーのログを自動取得しており、動向やトレンドなども観測しております。
『ブルーアーカイブ』は2023年2月に2周年を迎えました。2周年直前には初のリアルイベントである『ブルアカふぇす!』が開催され、大きな話題となりました。
弊社でも『ブルーアーカイブ』のユーザー動向を何度かレポートしましたが、今回は『ブルーアーカイブ』で行われた2周年施策がユーザー数にどのような影響を与えたのか、過去のユーザー動向との比較などをiGageで見ていきたいと思います。
iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/
『ブルーアーカイブ』では1月22日より、2周年を記念した初のリアルイベントである『ブルアカふぇす!』が開催され、配信企画内ではTVアニメ化の決定や、秋葉原電気街まつりとのタイアップ決定などの情報や、今後のアップデートで追加されるゲームイベント情報の公開が行われました。
このリアルイベント当日である1月22日には、メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点」編の 第1章が情報公開されるとともに同日中に実装され、その二日後の1月24日には第2章が実装されました。そして、同日には実装前から人気が高かったキャラクター「ミカ」の限定実装や最高レアリティキャラクターの排出率が2倍になるなどの施策も執り行われました。
さらに、1月25日からはイベント「F.SCT攻略戦」が開始され、さらに1月31日からは、新キャラクター「メグ」「カンナ」が実装、毎日無料で10回募集(ガチャ)が行われました。
また、25日にはAppStoreセールスランキング1位を、29日にはGoogle Playセールスランキング1位を記念して、10回募集チケットが配布されていました。
このように1月22日から多くのイベント施策が連続して執り行われていました。
■リアルイベントからユーザー数が徐々に増加し、DAUは2倍以上に
では、実際にイベント施策によって、ユーザー数にどのような変化があったのかを見ていきます。
リアルイベントが開始されるより前は、DAU(デイリーアクティブユーザー)は25万人程度で推移していましたが、リアルイベント開催日である1月22日からユーザー数が増加し始めています。
限定キャラクター「ミカ」の実装や、最高レアリティキャラクターの排出率2倍が開始された24日には、DAUは40万人を超え、イベント「F.SCT攻略戦」や10連募集チケットの配布が行われた25日には45.5万人に増加しました。
そして、「メグ」「カンナ」が実装、毎日無料10回募集が行われた1月31日には、DAUがイベント開始前の倍以上である52.0万人となっています。その後、連日の無料10連募集の影響もあり、50万人以上のDAUをキープしています。【グラフ①】
リアルイベントからスタートし、限定キャラクターの実装や、無料チケットの配布、無料募集(ガチャ)を段階的にテンポよく実施したことにより、各イベント実施のタイミングで大きくユーザー数が増加していることがわかります。
■1周年イベント時と比べると、WAUは約2.7倍
次に、『ブルーアーカイブ』のリリースから今までのWAU(ウィークリーアクティブユーザー)の推移を見ていきます。
『ブルーアーカイブ』は2021年2月4日に配信が開始され、初週のWAUは36万人、次週には約50万人となっていました。しかし、3月1週から明確ユーザー数の減少が見られます。【グラフ➁】
1周年以降でユーザー数が増加したのは弊社でもレポートした22年7月に行われた1.5周年の水着イベントでは、最大WAUは約41万人、(『ブルアカ』『グラブル』で行われた水着イベントの効果はいかに?!両アプリともイベントによりメインユーザー層を多く獲得~男女に好まれる『グラブル』と男性に好まれる『ブルアカ』~:https://www.gameage.jp/release/report/index_043.html) 「ヤケクソ補填」が話題となった22年10月のイベントでは、最大WAUは約53万人でした。(ゲーム運営において起こってしまう配布・報酬の設定ミスへの対応は?!全ユーザーに対して平等な解決方法をとった『ウマ娘』~『ウマ娘』『ブルーアーカイブ』ではユーザー数が増加~:https://www.gameage.jp/release/report/index_048.html)
一方で、今回行われた2周年イベントでは、WAUは1月30日週で72.6万人と、リリース時期の最大WAUの約1.4倍となっています。1周年イベント時と比べると、WAUは約2.7倍となっています。【グラフ③】
『ブルーアーカイブ』では、「ヤケクソ補填」の影響で一度ユーザー数がリリース時期を上回りましたが、 これは運営の意図的な行為ではなく、トラブル&リカバリーの効果によるものとも言えます。
しかし、今回の2周年イベント施策では短期間で多くの施策が行われ、その結果WAUはリリース時期を大きく超える70万となりました。
リリース初期の『ブルーアーカイブ』は非常にバグが多く、それを理由にやめるユーザーが多くいましたが、そういったゲームシステム上の問題を少しずつ改善していることを底支えとして、今回の2周年イベントでは、リアルイベントや人気キャラクターの実装、無料募集(ガチャ)などを段階的に短時間でテンポよく行うことで、話題性の波及を作りだした例だと言えるでしょう。
TVアニメの制作もすでに決定しており、今後もユーザーをさらに楽しませてくれることが期待されます。
『ブルーアーカイブ』は2023年2月に2周年を迎えました。2周年直前には初のリアルイベントである『ブルアカふぇす!』が開催され、大きな話題となりました。
弊社でも『ブルーアーカイブ』のユーザー動向を何度かレポートしましたが、今回は『ブルーアーカイブ』で行われた2周年施策がユーザー数にどのような影響を与えたのか、過去のユーザー動向との比較などをiGageで見ていきたいと思います。
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『ブルーアーカイブ』では1月22日より、2周年を記念した初のリアルイベントである『ブルアカふぇす!』が開催され、配信企画内ではTVアニメ化の決定や、秋葉原電気街まつりとのタイアップ決定などの情報や、今後のアップデートで追加されるゲームイベント情報の公開が行われました。
このリアルイベント当日である1月22日には、メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点」編の 第1章が情報公開されるとともに同日中に実装され、その二日後の1月24日には第2章が実装されました。そして、同日には実装前から人気が高かったキャラクター「ミカ」の限定実装や最高レアリティキャラクターの排出率が2倍になるなどの施策も執り行われました。
さらに、1月25日からはイベント「F.SCT攻略戦」が開始され、さらに1月31日からは、新キャラクター「メグ」「カンナ」が実装、毎日無料で10回募集(ガチャ)が行われました。
また、25日にはAppStoreセールスランキング1位を、29日にはGoogle Playセールスランキング1位を記念して、10回募集チケットが配布されていました。
このように1月22日から多くのイベント施策が連続して執り行われていました。
■リアルイベントからユーザー数が徐々に増加し、DAUは2倍以上に
では、実際にイベント施策によって、ユーザー数にどのような変化があったのかを見ていきます。
リアルイベントが開始されるより前は、DAU(デイリーアクティブユーザー)は25万人程度で推移していましたが、リアルイベント開催日である1月22日からユーザー数が増加し始めています。
限定キャラクター「ミカ」の実装や、最高レアリティキャラクターの排出率2倍が開始された24日には、DAUは40万人を超え、イベント「F.SCT攻略戦」や10連募集チケットの配布が行われた25日には45.5万人に増加しました。
そして、「メグ」「カンナ」が実装、毎日無料10回募集が行われた1月31日には、DAUがイベント開始前の倍以上である52.0万人となっています。その後、連日の無料10連募集の影響もあり、50万人以上のDAUをキープしています。【グラフ①】
リアルイベントからスタートし、限定キャラクターの実装や、無料チケットの配布、無料募集(ガチャ)を段階的にテンポよく実施したことにより、各イベント実施のタイミングで大きくユーザー数が増加していることがわかります。
■1周年イベント時と比べると、WAUは約2.7倍
次に、『ブルーアーカイブ』のリリースから今までのWAU(ウィークリーアクティブユーザー)の推移を見ていきます。
『ブルーアーカイブ』は2021年2月4日に配信が開始され、初週のWAUは36万人、次週には約50万人となっていました。しかし、3月1週から明確ユーザー数の減少が見られます。【グラフ➁】
1周年以降でユーザー数が増加したのは弊社でもレポートした22年7月に行われた1.5周年の水着イベントでは、最大WAUは約41万人、(『ブルアカ』『グラブル』で行われた水着イベントの効果はいかに?!両アプリともイベントによりメインユーザー層を多く獲得~男女に好まれる『グラブル』と男性に好まれる『ブルアカ』~:https://www.gameage.jp/release/report/index_043.html) 「ヤケクソ補填」が話題となった22年10月のイベントでは、最大WAUは約53万人でした。(ゲーム運営において起こってしまう配布・報酬の設定ミスへの対応は?!全ユーザーに対して平等な解決方法をとった『ウマ娘』~『ウマ娘』『ブルーアーカイブ』ではユーザー数が増加~:https://www.gameage.jp/release/report/index_048.html)
一方で、今回行われた2周年イベントでは、WAUは1月30日週で72.6万人と、リリース時期の最大WAUの約1.4倍となっています。1周年イベント時と比べると、WAUは約2.7倍となっています。【グラフ③】
『ブルーアーカイブ』では、「ヤケクソ補填」の影響で一度ユーザー数がリリース時期を上回りましたが、 これは運営の意図的な行為ではなく、トラブル&リカバリーの効果によるものとも言えます。
しかし、今回の2周年イベント施策では短期間で多くの施策が行われ、その結果WAUはリリース時期を大きく超える70万となりました。
リリース初期の『ブルーアーカイブ』は非常にバグが多く、それを理由にやめるユーザーが多くいましたが、そういったゲームシステム上の問題を少しずつ改善していることを底支えとして、今回の2周年イベントでは、リアルイベントや人気キャラクターの実装、無料募集(ガチャ)などを段階的に短時間でテンポよく行うことで、話題性の波及を作りだした例だと言えるでしょう。
TVアニメの制作もすでに決定しており、今後もユーザーをさらに楽しませてくれることが期待されます。
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