~ブランド・キャラクターとの掛け算の実態~コラボ商品に関する調査

キャラクターなどとの”コラボ商品”における消費者の注目度や与える影響を明らかに。

総合マーケティングリサーチ会社の日本インフォメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:斎藤啓太)は、インターネットリサーチで全国の16~69歳 男女 1,117名を対象に、「コラボ商品に関する調査」を実施いたしました。調査期間は2025年9月30日~10月1日です。


調査結果から得られたファインディングス

1.他のブランド・キャラクターとの「コラボ商品」の購入経験率は全体で33.5%であるが、購入者の約7割が「コラボ」によって初めて・久しぶりの購入に繋がり、消費の開拓・復活、継続への効果が伺える。

「コラボ商品」の認知率は全体で60.1%、購入経験率は33.5%。男女それぞれ、若年層ほど購入経験は高い。「コラボ商品」購入経験者の69.0%は、「コラボ商品」をきっかけに久しぶりに購入、または初めて購入。「コラボ商品」をきっかけに、久しぶり・初めて購入した後に、継続して購入、または購入の増加につながった割合は74.4%に及ぶ。


2.「コラボ先」のブランド・キャラクターへの好意度により、購入意向に対する影響が見られ、好きな「コラボ先」の場合は約5割が購入意向アップ、嫌いな「コラボ先」の場合は約4割が購入意向ダウン。

好きなブランド・キャラクターとの「コラボ商品」では、全体の50.8%が「買いたい気持ちが高まる」。よく知らない・あまり興味のないブランド・キャラクターとの「コラボ商品」では、全体の65.9%は「買いたい気持ちに変化はない」。嫌いなブランド・キャラクターとの「コラボ商品」では、全体の37.2%で「買いたい気持ちが下がる。

3.「コラボ商品」が「数量限定・期間限定」であることに対し、商品の買い占めや転売、販売時の混雑などを理由に、全体の約3割がストレスや不快感などの好ましくない印象を受けた経験あり。

「数量限定・期間限定」によって、全体では「好ましくない印象を受けたことがある」7.5%、「やや受けたことがある」21.6%で、合わせて約3割が好ましくない印象を受けた経験がある。要因としては「買い占めや転売による入手のしづらさ」や「店舗の混雑」に対する嫌悪感、「普段のユーザーが買いにくくなる」など。

※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。資料をご希望の方は以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

主な調査結果

①「コラボ商品」の認知・購入実態

「コラボ商品」の認知率は全体で60.1%、購入経験率は全体で33.5%です。購入経験率は男女それぞれ若年層ほど高くなる傾向でした。

「コラボ商品」購入経験者の中で、「コラボ商品」がきっかけでその商品を久しぶりに購入・初めて購入した割合は69.0%です。

また、久しぶりに購入・初めて購入した商品がある人の中で、その後に通常の商品を継続・購入が増えた割合は74.4%を占めています。

②「コラボ」先の好意度による購入意向の変化

「コラボ」先による購入意向の変化は、①好きなブランド・キャラクターの場合は、全体では「高まる計」が50.8%を占めます。女性の若年層ほど購入意向が高まる傾向です。

②よく知らない・あまり興味のないブランド・キャラクターの場合は、全体では「変化はない」が65.9%を占め、「高まる計」「下がる計」それぞれ2割弱に留まります。

③嫌いなブランド・キャラクターの場合は、全体では「変化はない」が48.3%を占めますが、「下がる計」が37.2%に及びます。

③コラボ先の好意度別 各商品カテゴリーの購入意向の変化 全体まとめ

コラボ先による購入意向への影響は、各商品カテゴリーそれぞれコラボ先に好意を持てた場合に購入意向が高まる効果が最も高くなり、嫌いな場合に購入意向が下がる影響を上回り、各商品の購入意向は、コラボ先が「好き」な場合は購入意向は1割~3割前後高まりますが、「嫌い」な場合に購入意向が下がるのはいずれの商品も1割前後に留まります。コラボ先が「知らない・興味のない」場合の購入意向の変化は、購入意向が高まる・下がるはそれぞれ5%前後です。「嫌い」なのに高まる、「好き」なのに下がるはほとんどが数%でした。

④「数量限定・期間限定」による好ましくない印象を受けた経験

「数量限定・期間限定」による好ましくない印象は、全体では「受けたことがある」7.5%、「やや受けたことがある」21.6%で、全体の約3割が好ましくない印象を受けた経験があるとなっています。

好ましくない印象を「受けたことがある計」は、男女それぞれ若年層ほど高くなる傾向です。好ましくない要因は、買い占めや転売による入手のしづらさや、店舗の混雑が目立ったほか、普段から通常品を購入してる人が買いづらくなるといった声なども挙げられました。

今回の調査で、ブランドやキャラクターとの「コラボ」は生活者の消費を喚起し、認知のきっかけや継続購入にもつながる有効な手段であることが明らかになりました。ブランドやキャラクターへの好意度が購入意向に影響を与える一方で、限定販売に伴うストレスも一部で見られ、今後の展開には注意を払う必要があります。

以上、 ~ブランド・キャラクターとの掛け算の実態~コラボ商品に関する調査を抜粋してお伝えしました。

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※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。

資料をご希望の方は以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

<その他の質問>

・商品カテゴリー別「コラボ商品」購入経験/購入意向の変化

・「コラボ商品」の印象

・「コラボ商品」の価格許容度

・コラボしてほしいブランドやキャラクター

調査概要

調査地域:日本全国

調査対象:16~69歳 男女

調査実施期間:2025年9月30日~10月1日

調査手法:インターネットリサーチ

サンプルサイズ:有効回収計 1,117サンプル

レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。

内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

また、引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。

https://www.n-info.co.jp/report/0082

会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/

事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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URL
https://www.n-info.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座3-15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441
代表者名
斎藤啓太
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
1969年12月