【花粉×マスク×肌荒れ調査】8割が「三重苦」を経験、正しい対策を知る人はわずか23.7%という深刻な実態

〜花粉症シーズンの肌トラブル、皮膚科医が教える同時対策のポイント〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、花粉・マスク・肌荒れの三重苦対策は「バリア機能の強化」「物理的刺激の軽減」「アレルゲンの除去」の3つを同時に行うことが重要です。特に花粉皮膚炎の予防には、帰宅後すぐの洗顔と保湿、そしてマスクの素材選びが効果的です。症状が2週間以上続く場合や、かゆみ・赤みが強い場合は早めの皮膚科受診をお勧めします。

・80.3%が花粉シーズンにマスクと肌荒れの複合トラブルを経験

・正しい三重苦対策を実践できている人はわずか23.7%

・花粉皮膚炎の存在を知らない人が67.0%に達する

用語解説 

■ 花粉皮膚炎とは 

花粉皮膚炎とは、スギやヒノキなどの花粉が肌に付着することで引き起こされる皮膚炎である。目や鼻の症状がなくても発症し、顔や首など露出部位に赤み・かゆみ・乾燥が現れるのが特徴で、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人に多く見られる。 

■ マスク皮膚炎とは 

マスク皮膚炎とは、マスクの長時間着用による摩擦や蒸れ、接触刺激によって生じる皮膚トラブルの総称である。口周りや頬、耳の後ろなどマスクが接触する部位に湿疹やニキビ、かぶれが発生する。 

■ 皮膚バリア機能とは 

皮膚バリア機能とは、肌の最外層である角質層が外部刺激から体を守り、水分の蒸発を防ぐ働きである。この機能が低下すると花粉やマスクの刺激を受けやすくなり、肌荒れを引き起こしやすくなる。

花粉シーズンの肌荒れ対策比較

対策方法

花粉皮膚炎への効果

マスク皮膚炎への効果

手軽さ

ワセリン塗布

◎(バリア形成)

○(摩擦軽減)

低刺激性マスク使用

△(花粉は通過)

◎(刺激軽減)

帰宅後すぐの洗顔

◎(花粉除去)

○(汗・皮脂除去)

保湿剤の徹底

◎(バリア強化)

◎(肌保護)

花粉ブロックスプレー

◎(付着防止)

△(効果限定的)

抗ヒスタミン薬内服

○(かゆみ軽減)

△(効果限定的)

※一般的な目安であり、個人差があります。

全国で皮膚腫瘍・皮膚外科治療を専門とする医療法人社団鉄結会アイシークリニック(所在地:東京都新宿区、理事長:坂本一輝、https://ic-clinic.com/)は、花粉シーズンに増加する「花粉×マスク×肌荒れ」の三重苦に関する実態調査を実施しました。調査の結果、多くの人がこの複合的な肌トラブルに悩みながらも、正しい対策を実践できていない実態が明らかになりました。

調査背景 

毎年花粉シーズンになると、鼻や目の症状に加えて肌荒れに悩む患者様が増加します。特に近年は、マスク着用の習慣化により、花粉による刺激とマスクによる摩擦・蒸れが重なる「三重苦」状態の方が急増しています。しかし、花粉皮膚炎という概念自体の認知度が低く、適切な対策を取れていない方が多いのが現状です。本調査では、花粉シーズンの肌トラブルの実態と対策状況を明らかにし、正しいケア方法の啓発につなげることを目的として実施しました。

調査概要 

・調査対象:花粉症または花粉シーズンに肌荒れを経験したことがある全国の20〜60代の男女

・調査期間:2026年1月20日〜1月29日

・調査方法:インターネット調査

・調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】8割以上が花粉とマスクによる複合的な肌トラブルを経験 

設問:花粉シーズン(2〜4月)に、花粉症の症状とマスクによる肌荒れの両方を同時に経験したことがありますか?

「毎年経験している」と「時々経験する」を合わせると80.3%にのぼり、花粉シーズンの複合的な肌トラブルが非常に一般的であることが判明しました。特に毎年悩まされている人が45.3%と半数近くを占め、慢性的な問題となっています。

【調査結果】目の周りと頬が二大トラブル部位、マスク接触部位に集中 

設問:花粉シーズンに特に気になる肌トラブルの部位はどこですか?(複数回答可、最も気になる部位を1つ選択)

目の周り(31.7%)と頬(28.3%)がトップ2となり、花粉が付着しやすい露出部位とマスクが接触する部位が重なっていることがわかります。口周り・あご(18.7%)も含めると、顔の下半分のトラブルが全体の47%を占めています。

【調査結果】花粉皮膚炎を知らない人が7割弱、疾患認知に課題 

設問:「花粉皮膚炎」という言葉を知っていますか?

花粉皮膚炎という疾患名を知らない人が67.0%と圧倒的多数を占めました。花粉症といえば鼻や目の症状というイメージが強く、皮膚症状が花粉によって引き起こされるという認識が広まっていないことが示唆されます。

【調査結果】保湿重視が最多も、複合対策の実践率は低い 

設問:花粉シーズンの肌荒れ対策として実践していることは何ですか?(複数回答可、最も重視しているものを1つ選択)

保湿剤の使用(34.0%)と洗顔(22.3%)が上位を占めましたが、これらを組み合わせた総合的な対策を行っている人は少数派です。また、12.7%が特に対策をしていないと回答しており、放置されているケースも少なくありません。

【調査結果】正しい対策を理解している人はわずか2割強 

設問:花粉・マスク・肌荒れの「三重苦」に対する正しい対策方法を理解していると思いますか?

「十分理解している」「ある程度理解している」を合わせても23.7%にとどまり、4人に3人以上が正しい対策方法を把握できていません。「考えたことがない」も12.0%存在し、問題意識自体が低い層も一定数いることがわかりました。

調査まとめ 

本調査により、花粉シーズンに「花粉×マスク×肌荒れ」の三重苦を経験している人が80.3%と非常に多い一方で、花粉皮膚炎という疾患の認知度は33.0%にとどまり、正しい対策を理解している人もわずか23.7%という深刻な実態が明らかになりました。特に目の周り・頬・口周りといったマスク接触部位と花粉付着部位が重なる顔面に症状が集中しており、複合的なアプローチが必要です。保湿や洗顔といった個別の対策は行われているものの、それらを組み合わせた総合的な対策の実践率は低く、啓発の必要性が示唆されました。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、花粉シーズンの肌荒れは「花粉皮膚炎」「マスク皮膚炎」「乾燥による肌バリア機能低下」の3つが複合的に絡み合っており、どれか1つだけの対策では不十分です。

 

花粉皮膚炎は、日本皮膚科学会でも近年注目されている疾患で、スギ花粉などが直接皮膚に接触することでアレルギー反応を引き起こします。特に注意が必要なのは、目や鼻のアレルギー症状がない方でも発症することです。「自分は花粉症ではない」と思っている方の肌荒れが、実は花粉皮膚炎だったというケースは珍しくありません。

マスク皮膚炎との複合においては、マスク内部の高温多湿環境で肌バリア機能が低下し、そこに花粉が付着することで症状が悪化するという悪循環が生じます。また、マスクの着脱時に花粉が顔に付着しやすくなる点も見落とされがちです。

対策の基本は3つのステップです。第一に「バリア機能の強化」として、朝のスキンケアでセラミドやヒアルロン酸を含む保湿剤をしっかり塗布します。第二に「物理的刺激の軽減」として、肌に優しい素材のマスクを選び、必要に応じてマスクの内側にガーゼを挟むか、接触部位にワセリンを薄く塗布します。第三に「アレルゲンの除去」として、帰宅後すぐに洗顔で花粉を洗い流し、その後速やかに保湿を行います。

これらの対策を行っても2週間以上症状が改善しない場合や、かゆみ・赤みが強く日常生活に支障がある場合は、早めに皮膚科を受診してください。症状に応じてステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の処方が必要になることがあります。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、皮膚バリア機能の維持が皮膚炎予防の基本とされています。また、花粉皮膚炎に関する研究では、花粉飛散量の多い年には皮膚症状を訴える患者が有意に増加することが報告されており、花粉と皮膚トラブルの関連性が科学的に裏付けられています。

花粉シーズンの朝のスキンケアポイント

・洗顔後3分以内に保湿剤を塗布(肌水分の蒸発を防ぐ)

・セラミド配合の保湿剤でバリア機能を強化

・外出前にワセリンまたは花粉ブロック剤を露出部位に薄く塗布

・マスク接触部位には特に入念に保湿を行う

帰宅後の正しい花粉除去手順

・玄関で衣服の花粉を払い落とす

・帰宅後すぐに洗顔(ぬるま湯で優しく、こすらない)

・洗顔後すぐに保湿剤を塗布(洗いっぱなしは乾燥の原因)

・可能であれば入浴・洗髪で全身の花粉を除去

マスク選びと着用のコツ

・不織布より肌に優しいシルクやコットン素材を検討

・サイズが合ったマスクで過度な摩擦を防ぐ

・長時間着用時は途中でマスクを交換する

・マスク内側にガーゼを挟むと蒸れと摩擦を軽減できる

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. 花粉皮膚炎とマスク皮膚炎の違いは何ですか?

A. 花粉皮膚炎は花粉のアレルギー反応、マスク皮膚炎は物理的刺激が原因で、発症部位と症状の特徴が異なります。

花粉皮膚炎は目の周りや頬など花粉が付着しやすい露出部位に発症し、かゆみを伴う赤みや乾燥が特徴です。調査では目の周り(31.7%)と頬(28.3%)にトラブルが集中していました。一方、マスク皮膚炎はマスクの縁に沿った部位や耳の後ろに発症し、湿疹やニキビ、摩擦による色素沈着が見られます。両者が重なる頬の部分は特に症状が出やすいため、重点的なケアが必要です。

Q2. 花粉シーズンはどんなマスクを選べばいいですか?

A. 花粉カット効果と肌への優しさを両立させるなら、不織布マスクの内側にシルクやコットンのインナーマスクを重ねる方法がおすすめです。

調査では低刺激性マスクを選んでいる人は15.7%にとどまりました。花粉をブロックする機能は不織布マスクが優れていますが、肌への摩擦が大きいというデメリットがあります。肌に直接触れる部分にシルクやコットン素材のインナーを使用することで、花粉カットと肌保護を両立できます。また、マスクのサイズが合っていないと摩擦が増すため、顔に合ったサイズを選ぶことも重要です。

Q3. 花粉皮膚炎は市販薬で治せますか?

A. 軽症であれば保湿剤と市販の抗ヒスタミン薬で改善することもありますが、2週間以上続く場合や症状が強い場合は皮膚科受診をお勧めします。

調査では皮膚科を受診している人はわずか7.0%で、多くの方が自己対処にとどまっています。軽い赤みやかゆみであれば、十分な保湿と市販の抗ヒスタミン薬で軽減できることもあります。しかし、症状が2週間以上続く、かゆみで眠れない、湿疹がジュクジュクしているなどの場合は、皮膚科で適切な外用薬の処方を受けることが早期改善への近道です。

Q4. 花粉症の目や鼻の症状がなくても花粉皮膚炎になることはありますか?

A. はい、目や鼻のアレルギー症状がなくても花粉皮膚炎だけを発症することは珍しくありません。

花粉皮膚炎の認知度調査では、67.0%の方がその存在を知りませんでした。実際、くしゃみや鼻水といった典型的な花粉症症状がないために「自分は花粉症ではない」と思い込み、肌荒れの原因が花粉だと気づかないケースが多くあります。アトピー性皮膚炎や敏感肌の方は特に花粉皮膚炎を発症しやすいため、花粉シーズンに顔の肌荒れが悪化する方は花粉が原因の可能性を疑ってみてください。

Q5. 花粉と肌荒れの「三重苦」を根本的に解決する方法はありますか?

A. バリア機能強化・刺激軽減・花粉除去の3つを継続的に実践することが最も効果的で、必要に応じて皮膚科での治療を組み合わせます。

調査では正しい対策を理解している人は23.7%にとどまりました。根本的な解決には、①朝晩の徹底した保湿でバリア機能を高める、②肌に優しいマスクと着用方法で物理的刺激を減らす、③帰宅後すぐの洗顔で花粉を除去する、という3つの対策を花粉シーズン中継続することが重要です。症状が強い場合は皮膚科で抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬の処方を受けることで、より確実に症状をコントロールできます。

放置のリスク

・慢性的な炎症による色素沈着(シミ)が残る可能性

・掻き壊しによる二次感染や症状の悪化

・バリア機能の低下が進行し、より敏感肌になる悪循環

・花粉皮膚炎からアトピー性皮膚炎への移行リスク

こんな方はご相談ください|受診の目安

・保湿などのセルフケアで2週間以上改善しない場合

・かゆみが強く眠れない、仕事に集中できない場合

・湿疹がジュクジュクしたり、膿んだりしている場合

・年々症状が悪化している、または範囲が広がっている場合

・市販薬では効果が感じられない場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・皮膚科専門の医師が花粉皮膚炎・マスク皮膚炎の診断から治療まで一貫対応

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で通いやすい立地

・土日祝日も診療可能で、仕事や学校帰りにも受診しやすい

・症状に応じた適切な外用薬・内服薬の処方とスキンケア指導を実施

各院情報 

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階 

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階 

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F 

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階 

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階 

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月