管理職必見!20代は合理的、50代は関係性重視?リモートワークのマネジメント術を調査で大解剖

株式会社LASSIC

株式会社LASSIC(ラシック)(本社:東京都港区、本店: 鳥取県鳥取市、代表取締役社長: 若山幸司、以下「LASSIC」)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、リモートワークによって退職を思いとどまった理由に関するアンケート調査を全国20歳〜65歳の男女を対象に実施しました。

https://www.lassic.co.jp/teleremo/

リモートワークのマネジメントにはどんな工夫が必要?

「リモートワークのマネジメントにおいて工夫していることはありますか」とお尋ねしたところ、以下のような結果となりました。

管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。

リモートワーク環境では働いている様子が見えないため、オフィス勤務に比べて、指示が誤って伝わっていることに気づいたり、進捗している・していないを把握したりすることが難しくなります。

そこで、出社時よりも具体的に指示を出したり、業務がどこまで進んでいるかをこまめに確認することで、確実に成果を出せるよう意識しているようです。

また、1on1の実施やモチベーション・体調の管理、対面で会う機会を作るといった回答からは、「部下との関係性を強化する」思考が見て取れます。

いずれにしても、より「丁寧なコミュニケーション」が、リモートワーク環境でのマネジメントにおいて着目すべきポイントと言えそうです。

年代による違いとは?

続いて、年代による違いも見ていきましょう。

【20代】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。
【30代】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。
【40代】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。
【50代】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。
【60代】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。

20代の管理職は「話したいことを資料にまとめる」が10.7%と高く、50代の2.2%に比べて約5倍の開きがあります。

20代は、タスクの明確化や記録性の確保といった、合理的マネジメントへの意識が高いと言えそうです。

一方で50代の管理職には、他のどの世代とも違う傾向が見られます。

「資料にまとめる」と答えた人が他の年代に比べても少ない反面、「1on1を積極的に行う」は他項目よりも際立って高く、会話する機会を意識的に設ける傾向が見られました。

50代では、「部下のモチベーション・体調管理」(13.3%)が高いことからも、非言語情報や微妙な変化も捉えながら、口頭でのコミュニケーションを通じてチームの安定を図るという、関係性重視のマネジメントスタイルが反映されていると言えるでしょう。

性別による違いとは?

続いて、性別による違いも見ていきましょう。

【男性】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。
【女性】管理職の皆様へお伺いします。リモートワークの導入により、マネジメントの仕方にどのような変化がありましたか。最も近いものをお選びください。

男性の場合、上位は全体の傾向とほぼ一致しています。具体的な指示やこまめな進捗確認、1on1の実施などを中心に工夫をしているようです。

一方、女性の場合、1位に「チャットや会議等で冷たい印象にならないような工夫をするようになった」が入りました。

さらに、ランク外ではありますが、男女差が顕著に出たのは「対面機会の確保」と「資料の作成」です。

「対面で会う機会を作るようにした」は男性4.9%に対して女性は1.1%と5倍近い開きがあります。
また「資料を作るようになった」は男性6.2%に対し、女性は2.2%という結果でした。

男性が、業務遂行の確実性を高めることに重点を置き多面的に工夫しているのに対し、女性は手段を絞り込みつつ、人間関係や心理的側面(感情面の質)のケアを大事にしている傾向が見られます。

「チームに合った工夫」を

このように見てみると、リモートワークのマネジメントにおける「丁寧さ」の肝とは、「相手と目的に合わせたコミュニケーション手段の使い分け」と言えそうです。

若手には資料で具体的に指示する、中堅・ベテランには1on1で心理的にケアするなど、部下の特性に合わせて工夫を組み合わせ、チームに合った「丁寧さのかたち」を探すことで、リモート時代のマネジメント手法は洗練されていくのかもしれません。

ランキングに表れた工夫は、そのまま使えるヒントでもあります。


ご自身のチームの特性や世代・性別を踏まえ、参考にしていただければ幸いです。


テレリモ総研では、今後も継続して意識調査を行ってまいります。

テレリモ総研TOP

※テレリモ総研サイト内でも調査結果を基にしたコラムを公開中です。

https://www.lassic.co.jp/teleremo/


調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがある管理職ワーキングパーソン男女489名

調査期間:2025年5月23日〜5月28日


著作権について

本リリースは、自由に転載いただくことができます。
本リリースの著作権は株式会社LASSICに帰属しますが、以下の利用条件を満たす方には利用権を許諾します。


利用条件

(1) 情報の出典元として株式会社LASSICの名前を明記してください。
(2) 出典元として以下のURLへのリンクを設置してください。
  https://www.lassic.co.jp
(3) 調査結果データの加工・改変は許可しておりません。
(4) 当社が相応しくないと判断した場合には、転載の許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。
(5) 掲載内容をもとに、独自のコンテンツとして編集・執筆いただくことができます。

テレリモ総研ロゴ

テレリモ総研では、人々が場所によって仕事内容や職種、勤務条件を左右されることなく活躍できる世界を実現すべく、テレワーク・リモートワークが働き方の選択肢の一つとして一般化することを目指し、多様な働き方に注目した情報をお届けしてまいります。


株式会社LASSIC(ラシック)について

LASSICロゴ

LASSICは2006年に鳥取県で創業し、『リモート社会をリードし、ボーダレスワークの実現によって社会に貢献する。』をビジョンに、「採用」「DX」分野においてボーダレスを促進させる仕組みづくりに邁進し、事業として社会貢献活動をしている企業です。

働き方×スペース×組織(雇用形態)これらの垣根を超えた働き方「ボーダレスワーク」は地方創生と日本の未来に活力を与えます。

人口減少社会における人・企業・地域の「雇用」「事業の継続性」といった社会課題は、リモート社会をリードし、ボーダレスワークをコアコンピタンスとする私たちLASSICが解決へと導きます。


会社概要

東京本社:〒108-0074 東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル 4F
鳥取本社:〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
代表者: 代表取締役社長 若山 幸司
設 立: 2006 年 12 月 26 日
資本金: 9,968万円
サービス内容: リモートワークに専門特化した人材サービス「Remogu(リモグ)」「リラシク」、ITソリューション
URL: https://www.lassic.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社LASSIC

6フォロワー

RSS
URL
https://www.lassic.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル4F
電話番号
03-6853-7111
代表者名
若山 幸司
上場
未上場
資本金
9968万円
設立
2006年12月