Onsen Incubation Center(OIC)にアイリー製薬が入居、来春にも「旅館内薬局」を開設
薬剤師常駐のヘルスツーリズムの共創を本格化
株式会社和多屋別荘(佐賀県嬉野市、代表取締役:小原 嘉元、以下 和多屋別荘)は、2025年12月1日付で、館内のインキュベーションオフィス「Onsen Incubation Center(以下 OIC)※」の入居企業として、アイリー製薬株式会社(本社:東京都、グループ代表:青島 隆、以下 アイリー製薬)を迎え入れました。なお、OIC とし ては6社目の入居となります。 今回の入居は、2026年春に館内へ開設予定の「調剤薬局」を見据えたものです。1,300年続く嬉野の温泉文化と薬剤師の専門性を掛け合わせ、現代のライフスタイルに寄り添う新たなヘルスツーリズムの実現に向け、本日より現地での共創を本格始動いたします。


※ Onsen Incubation Center(OIC):
和多屋別荘内に設立された、スタートアップ企業や起業家を支援するインキュベーション拠点です。株式会社イノベーションパ ートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:本田 晋一郎)と共同運営し、旅館をハブとした関係人口の拡大や地域一次産品の高付加価値化を通じて、「選ばれる地域づくり」の実現を目指しています。温泉地ならではの特性を活かし、企業の新規事業開発やサテライトオフィスとしての活用を支援。地域事業者・自治体とも連携し、地域経済の活性化や新しい事業創出に取り組む拠点です。
■ アイリー製薬入居の背景
「日本三大美肌の湯」として知られる嬉野温泉は、1,300年もの歴史を持ち、古くから湯治文化が息づく地です。和多 屋別荘は創業75年を迎えた現在も、この地域資源を次世代につなぐため、「温泉文化のアップデート」をテーマに挑戦を続けています。その一環として、株式会社イノベーションパートナーズと共同運営する「OIC」を通じて、これまで多様な 企業と共創を行ってきました。こうしたオープンイノベーションの姿勢がアイリー製薬の共感を呼び、嬉野という唯一無二の地で、現代のライフスタイルに合った新しい「湯治のかたち」を発信したいという両社の思いが一致し、今回の入居につながりました。


■ 両社の目指す姿
和多屋別荘とアイリー製薬が共に目指すのは、薬局を「薬を受け取る場所」から「暮らし方そのものを見直す場所」へ再定義することです。2026年春には館内の主要動線に薬局を開設し、薬剤師が旅館に常駐する環境を整備。温泉・ 医療・食文化を横断的に組み合わせることで、滞在中に体調・食・睡眠・メンタルケアまでを整えられる、これまでにない宿泊体験の創出を目指します。
■代表コメント
株式会社和多屋別荘 代表取締役 小原 嘉元
嬉野の地で、伝統と革新の橋渡し役を担うOICに、革新的なアイリー製薬様を迎えられたことを心より歓迎いたします。 今回の提携により、当館には「お抱え薬剤師」という存在が加わり、 専門知識と連携したガストロノミーの提案、そして長寿社会に向けたウェルビーイングの拠点へと進化してまいります。 この共創を通じて、旅館から生まれる新しい価値を地域と未来につなげてまいります。
アイリー製薬株式会社 グループ代表 青島 隆
嬉野は、1,300年の温泉と 500年の嬉野茶が息づく長寿と美容の地です。今回の出店は、伝統的な湯治文化に薬剤師の専門性を重ね合わせ、旅館滞在中に「体が整う・美しさを実感できる体験」を届けるための挑戦です。和多屋別荘とともに、嬉野が培ってきた健康文化を未来につなぎ、旅館から生まれる新しい「湯治のかたち」を創り上げてまいります。
【会社概要】
■アイリー製薬株式会社
グループ代表:青島 隆
所在地:東京都港区赤坂 8 丁目 2-16
公式サイト:https://irey.jp/company
■株式会社和多屋別荘
代表取締役:小原 嘉元
所在地:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙 738
公式サイト:https://wataya.co.jp/
■株式会社イノベーションパートナーズ(OIC 共同運営)
代表取締役社長:本田 晋一郎
所在地:東京都港区南麻布 1-6-30
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